ひとり山歩き75 : 鹿沼市郊外の二股山に登ってきました。南側の加園火の見下BSから作業道と尾根経由で登り、東の下沢に下山しました。登りの踏跡はかすかに認められらる程度で、あまりお勧めできません。南峰からは日光連山、北峰からは近くは古賀志山、遠くは筑波山が展望できました。
鹿沼市の二股山
2003年1月13日(月) 晴れ
1 行程
自宅(6:15) − 新鹿沼駅前P(7:03/7:10) − 加園火の見下BS(8:10) − 作業道終点(9:00) − 二股山南峰(9:40/10:10) − 二股山北峰(10:20/10:30) − 堰堤(11:05) − 下沢大関橋(11:25/11:30) − 新鹿沼駅前P(12:25/12:40) − 自宅(13:30)
2 自宅 − 加園  
 昨年末に鹿沼市の岩山に登った時に、間近に見えた二股山に登ってみたいと思っ二股山 (鹿沼市上日向から)た。インターネットとガイドブックで調べてみると、下久我から林道に入り西側から二股山に登り、そのまま下久我へ下ることが多いようである。西から登って、東の下沢に下る、報告も見られた。他のルートはないか調べてみると、2.5万分の一地形図に加園から二股山方向に北北西に伸びている道があるのが分った。ある程度の藪こぎは覚悟の上で、この道を使ってみることにした。
 このところチョット運動不足気味なので、車を新鹿沼駅前駐車場に停めて、加園まで歩くことにして家を出た。駐車場に入れる前に、念のため加園までドライブして該当の道があるか調べた。それらしい道が車から確認できたので、そのまま新鹿沼駅前駐車場に戻る。(距離は5.8km)
 県道14号(古峰原街道)を西に向かって歩いていると、何台も消防団の小型消防車とすれ違う。これから鹿沼市の出初式に出かけるようだ。工場に勤務していた時の出初式のことなど思い出す。古峰原街道を左に見送りそのまま直進する。大芦川から約2km先に加園郵便局がある。その200m先に加園火の見下バス停があり、そこから右に入る道がある。
3 加園 − 二股山  作業道の途中と尾根の踏跡が薄い 南峰からは日光連山が間近に
 アスファルトの町道を約500m進むと道が交差している。ここは左のやや細い道を取る。この道はすぐ先で軽トラ一台が通れるくらいの砂利道となり、桧林の中に進む。時々林が切れて前方に二股山が見える。左から小道を合わせたところ(2.5万分の一の地形図にも載っている)で、ウォーキングシューズから軽登山靴に履き替え、汗ばんできたので上着を脱ぐ。
 この分岐から約500m先で小さな沢に突き当たる。ここまでは軽トラが通れるくらいの道幅で勾配も緩やかであったが、細い二岐に分かれる。
 左に進む道が地形図の点線と思われるが、とてもウスイ。右手の谷沿いに登る道があり、こちらの方がよく使われているようなので、この道を登ることにした。涸沢に沿って進むと時々踏跡が薄くなるが、結構広い作業道が続く。標高350m位のところでこの作業道終点になってしまった。ウロウロ探すも付近に道筋はない。男体山 (二股山南峰から)
 すぐ上が尾根のようなので、這い上がることにした。高さで40mほど登ったところは北北西に向かう尾根の上であった。ここの標高は約400mで、すぐ右に431mピーク(と思われる)とすぐ左に約460mのピークが認めらた。尾根上には微かながら踏跡らしいものがあるので、左(北西)に進むことにした。この山系は杉や桧の植林で見通しは利かないが、ところどころで落葉樹の多いところがあり、進行方向に二股山が確認できたので不安感はなかった。
 高度が上がるに連れて踏跡が濃くなってきた。それと共に今まで見なかった赤ペンキやテープが目に付きだした(標高480m位)。今登ってきた尾根筋とは別のルートがあるのかもしれない。先刻の小さな沢から左に進む道(地形図に記載の?)につながるのではなかろうか?
 登りが緩やかになり山頂が近いと感じたら、突然小さな石祠に出会った。この20m先が二股山南峰山頂である。三等三角点が設置された狭い山頂で樹林で充分な展望は得られない。男体山大真名子山女峰山と続く日光連山がかなり望める。山頂から少し南に戻り樹木の少ないところからは石裂山横根山等前日光の山々も見える。 
4 下山  キレット直下は急降下で足場悪い 途中の踏跡も薄い
 北峰に行ってから下沢に下ることにして、先ずはキレットを下る。キレットの深さは30mもないのだが、足場が悪く桧に掴まりながらのくだりになる。北峰への登りは岩稜を攀じ登るという感じである。こちら側の方が緊張する。10分足らずで北峰の山頂に達する。
 南峰のものより大きな石祠が先ず目に付く。その先にはNHK送信所がり、下久我への道はこの裏側に伸びている。山頂からは東側の展望が開ける。古賀志山から薄っすらとではあったが筑波山まで眺望できた。古賀志山(後方左) (二股山北峰から)
 下沢に下るには一旦キッレトに下り、そこからは踏跡もない急斜面の下りから始まる。足場が柔らかく滑りやすいので、慎重に下る。この辺りを登るのはとてもきつそう。多分こちらから登る人は少ないのであろう。インターネットの報告にも見られないのが頷ける。
 大岩を通過すると今度は杉の落ち葉の多い涸沢沿の薄い踏跡を下る。やがて沢には水が流れ出すと踏跡もハッキリし勾配は緩やかになる。堰堤を越すと今度は沢の中を歩いているかと思うような岩ゴロ道になる。堰堤から数分で民家が見えて、そのすぐ先が舗装道であった。ここを左に進み大芦川にかかる大関橋を目指す。
 大関橋BSは橋のすぐ先にある。時刻表を見ると次は12時4分で30分以上ある。体力的には充分余裕があるので新鹿沼駅まで歩いて戻ることにした。BS付近でウォーキングシューズに履き替えて歩き始める。振り返ってみると男体山が羽賀場山(と思う)の左に頭を出しているのが見える。右後には今登ってきた二股山が間近に見える。日吉町に来ると今度は岩山の岩稜が間近に迫る。自動車で通過すると見えないことがよく見えて結構楽しいウォーキングとなった。
5 新鹿沼駅P− 自宅
 新鹿沼駅前駐車場にもどり、料金を払って出ようとしたら、なんと駐車チケットが見つからない。大慌てであちこち探すも見つからない。出掛けにチケットを見て入場時刻7:03を確認したことは覚えている。チケットを車内に残したと思っていたが、ポケットに入れて途中で落としてしまったようである。チケット紛失の場合は一律3000円で、6時間分の料金600円であるから2400円の損害・・・まったくドジやな!
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