ひとり山歩き34 : 宇都宮市郊外の古賀志山〜赤岩山を楽しんで来ました。この山系は岩峰が多く、鎖場・やせ尾根・急登・急下降ありの変化に富んだコースで足尾の山〜表日光連山〜那須岳、さらには筑波山や関東平野の景色が堪能できます。
                    古賀志山〜赤岩山縦走
2002年3月20日(水) 快晴
1 行程
自宅(5:45) − 男滝明神入口(6:50/7:00) − 男滝明神(7:15) − 古賀志山(7:45/8:10) − 御岳山(8:20/8:40) − 546mピーク(9:00) − 赤岩山(9:30/9:40) − 籠岩(9:50/9:55) − 赤岩山(10:05) − 鳥居(西稜登山口)(10:25) − 男滝明神入口(10:40/10:45) − 自宅(12:00)
2 自宅 − 男滝明神入口  古賀志山登山口探すのに一苦労
 今回は景色と岩登りを楽しむべく、宇都宮市郊外の古賀志山〜赤岩山を縦走することにした。
 R4−R119で宇都宮市に出て、R119と別れて県道で宇都宮市古賀志町を目指す。早朝でもあり、スイスイと古賀志町にたどり着くも古賀志山入口が分らない、今市市の標識を見て戻ると今度は正面から日光を受けて前方がよく見えない。道端に車を停めて、地図を良く見て検討をつけてノロノロ運転でやっと入口を発見する。古賀志林道を進むと古賀志山登山口(男滝明神入口)はすぐに見つけたが、今度は駐車場が見つからない。右往左往してやっと登山口下の林に車を停める。
3 男明神入口 − 古賀志山 − 御岳山  山頂からの展望は抜群! 日光連山日光連山(御岳山頂から)〜那須岳〜足尾 関東平野
 登山口から入ると直ぐに駐車スペースらしい空地を見つける。桧林の山道を登ってゆくと、直ぐに杉林の急登となる。このあたりは林業用と思われる道筋が幾条にも分れている。委細かまわずドンドン登ってゆくと、男滝明神の祠が達する。祠の周りの岩稜は岩登りの練習場で、祠の内部に注意書きが掲示されていた。道端にも「転落事故注意」の立看板があった。
 「マラ石」(クライミングの岩場)の分岐を右に見ながら急登する。このあたりは岩が多い。何か祀ってある岩窟を横目に更にひと登りすると、古賀志山と御岳山の分岐のある鞍部に達する。
 先ずは右の古賀志山へと歩を進める。稜線の途中で右に宇都宮方面、左に表日光連山が樹木の合間からうかがえる。古賀志山頂からの展望はあまりよくない。筑波山方面のみ展望が開けている。ほんの僅か北東に行くと展望台があり、ここからの景色は申し分ない。筑波山加波山の山並みと関東平野、那須岳日光連山奥白根山が見通せる。
 御岳山目指してもと来た道を戻る。鞍部からは杉林の中を登ってゆくと社に達する。ここからは岩肌の登りとなり、クサリと鉄梯子を登りきると御岳山頂に達する。山頂からの見晴しは古賀志展望台よりも広く、皇海山を含む足尾の山並みまで展望できる。天気は快晴、暖かいので景色を見ながら休憩をとる。 
4 御岳山 − 赤岩山 − 下山  岩場・痩せ尾根・急昇降で気が抜けない上級者用フライト地点(赤岩山頂)
 御嶽神社の祀られている御岳山を後にして546mピークに向かう。ロープの助けを借りながら鞍部まで急下降する。次いで岩の多い登りとなり、垂直に切り立った岩の間を登るのがこのコースのハイライト。ここを過ぎると546mピークとなる。振り返ると古賀志山〜御岳山が見通せる。南の方向には関東平野と筑波山が望める。
 546mピークから赤岩山までは幾つかの小さなこぶを越すのだが、途中は岩肌の痩せ尾根の歩行、ロープや木の根子の助けを借りての登り下りと気を抜けない。だんだんと赤岩山のパラグライダーフライト施設が近づいてくる。安全ネットの下を潜ってフライト施設の上に出るも誰もいなかった。赤岩山頂はそこからほんの一分くらい西の落葉樹の中で展望は良くない。
 時間的に余裕があったので計画外の籠岩まで往復する。赤岩山から痩せ尾根歩き約10分で籠岩に着く。ここから日光連山の眺めは今までより間近に感じる。
 赤岩山に戻って、西稜登山口目指して下山する。赤岩山からの道が細いので半信半疑で下り始めると、もう一つのパラグライダーフライト施設の横にでる。こんな狭いところに二箇所も必要なのかな?と思いながら杉・桧古賀志山系(県道70古賀志町)の山道をジグザグに下ってゆく。最初は岩の多いガレ場を下り、やがて普通の山道を下ることになる。あちこちに道筋が見えるが、無視してドンドン下ると前方に鳥居とアスファルト道が現われる。ここが西稜登山口である。道の向こう側にはパラグライダー着地用の広場がある。ご丁寧に広場も並んで二箇所ある(すべての施設が2系統になっている)。それぞれの広場では数人がフライトの準備をしているのを横目にして、アスファルト道を左(東)へとり駐車場に戻る。 
5 男滝明神入口 − 自宅
 県道70号に出て大谷方面に進むと、古賀志山・赤岩山の連なりが美しいので、自動車を停めて写真を撮るも電線等の人工物が邪魔して思うようにいかない。
 来た道を忠実にたどるが、朝のようにはスイスイとはいかないが思ったより早く帰宅できた。
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