ひとり山歩き4 : 霧降・キスゲ平・赤薙山・赤薙奥宮跡のルートで女峰山に登頂しました。変化に富んだ山歩きができました。女峰山頂ではガスのため360度の展望はできませんでしたが、燧ケ岳、奥白根山はよく見えました。このルートはトンボが多いのがとても印象的でした。
女峰山(2,463.5m)登山
2001年7月13日(金) 晴れ
1 行程
自宅(3:30) − 霧降第三駐車場(5:00/5:10) − キスゲ平展望台(5:40/5:45) − 焼石金剛(6:10) − 赤薙山頂(6:50/7:10) − 赤薙奥社跡(8:05/8:15) − 一里が曽根(8:30) − 小祠のある峰(9:00/9:10) − 水場(9:20) − 女峰山頂(10:30/11:10) − 水場(11:50) − 小祠のある峰(12:05) − 赤薙奥社跡(12:40/12:45) − 赤薙トラバース(13:20) − 焼石金剛(13:45) − キスゲ平リフト乗場(14:05) − リフトで下降 − 第三駐車場(14:25/14:35) − 自宅(16:45)
2 自宅 − 霧降第三駐車場  
今回は歩行距離が長いので、何時もより早めに家を出る。一ヵ月半前に山登りを始めた頃は翌日から四・五日は体の節々が痛かったが、前回(6月28日)の根名草山登山後は全然といってもいいくらい体に痛みを感じなくなった。人間の体はこんなに適応力があるのかな?!など考えながら運転しているうちに、順調にスタート点に着いた。
3 霧降第三駐車場 − 赤薙山  雲海が幻想的
駐車場から有料道路の下を潜ってスタート。最初は樹林の中をユックリとした登りが続く。スタート10分後に標識を見て赤薙山方面へ向かう。駐車場に着いた時に先行した男性1女性2名のパーティを追い越す。勾配は結構キツイ。笹が低くなりキスゲ平展望台(小丸山)に着く。展望は開けたが有名なキスゲは一向に見当たらない。キスゲが見れないのは残念だが、先を急ぐ。西の方向に赤薙山に続く尾根がほぼ一直線に見える。尾根道は展望がよい。左右(南北)とも雲海の景色(右の写真)が幻想的に見える。
この尾根道は笹やツツジといった背の低い植物だけで、道が何本も入り交じるユックリとした登りが続く。焼石金剛を過ぎると今まで何本もあった道が一本に収斂し、コメツガの樹林の中を小鳥のさえずりを聞きながら急登する。
4 赤薙山 − 赤薙神社奥宮跡  
赤薙山頂は立派な鳥居が建っているが、狭く見通しもよくない。少し歩を進めて女峰山の見えるところで、小休止してエネルギー補給。この間は、下りも登りも急な痩せ尾根道が続く。時々見通しがよくなる。左の写真を撮っていたら、同年代の夫婦に追い抜かれた。以後女峰山頂までに何回か追い越したり追い越されたりが続いた。
奥宮跡に着くと、一人の青年が休憩していた。今朝は唐沢小屋をスタートしたとのこと。登山の面白さや注意事項を話してもらう。写真のシャッターを押してもらい、先へ進む。
5 奥宮跡 − 小祠のある峰  
奥宮跡からは方向的には西から北へとほぼ直角に向きを変えて下って登ると平坦な道が続く一里が曽根となる。この山系はトンボが多いと思いながら登ってきたが、益々多くなる。カメラのズームを利かせてトンボを写す。
時々は樹林の切れめから女峰山が姿をみせ、、道端からシャクナゲの花が見えたりで単調な道に彩りをつけている。やがて展望のよい小祠が祀ってある峰にたどり着いた。この峰の西側(男体山、大真名小山)からガスが湧いてきた。
6 小祠のある峰 − 女峰山
展望のよい峰を下るとすぐに水場がある。道から20mだけそれて水を補給し、登りに入る。一時間もすると展望が開ける。燧ケ岳左の写真)を撮る。すぐに今日の一番の難所である痩せ尾根の岩場を慎重に登る。岩場を登りきっても未だ登りが続き、最後の力を振り絞って前のカップル(右の写真)の後を追う。ここを登りきると頂上はすぐそこに見える。
頂上に到着(10:30)すると、単独行の青年が神社前でハーモニカを吹いていた。途中で追い越していったカップルは頂上で食事中であった。
ガスがどんどん吹き上がってくるので、頂上に着いてヤレヤレの安堵感がない。
7 頂上  ガスで東側展望きかず トンボが多い!
早速地図を広げ磁石を見ながら遠方の山を調べる。残念ながら山頂を南北に分けると東側はガスで見えない。西側には、燧ケ岳奥白根山左の写真)がはっきり見えた。
今までもトンボの多いのは気づいていたが、山頂のトンボの数はすごい!トンボが湧いてくるという感じ。先着の青年とカップルが下山を始めたので、急いで軽い食事をとる。 
ますますガスが増えてくるので、急いで写真を撮り下山開始。
8 下山   ニッコウキスゲは時期的に遅かった!
万一雨になると困るので、下りを急ぐ。水場に着くと10分前に下山を開始した二組(青年とカップル)が休んでいた。だいぶ疲れている様子。カップルの女性は横になって休んでいた。冷たい水を飲み、容器に詰めて、二組に先行して先を急ぐ。ガスはますます増えてくる。山の経験が少ないので不安がよぎり歩行を早める。ガスが少なくなってくると今日は雨は大丈夫だろうなどと勝手に思い歩みが鈍る。赤薙山をトラバースする。焼石金剛手前の尾根についたころには天気は持ちそうなので、疲れがドット出てくる。キスゲ平に近づくと、リフトで登ってきたらしい人が多くなる。
登るときにニッコウキスゲが見れなかったこと、疲れていることを理由付けにしてリフトで下ることにした。歩くよりは比べようもなく楽チン。時期が過ぎたのか、思っていたのに比べ断然花の数がすくなくてガッカリ(右の写真)。
9 帰宅  
今日はガスばかり気にしていたが、とても暑かったことを帰りの車の中で思い出す。通常は1リットルの水で足りたのに、水場があったこともあり2リットル位飲んだようだ。それでも水場で汲んだ残りが500ccほどある。帰ってから沸かしてお茶を飲んだらうまいだろうな。

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