ひとり山歩き23 : 我家から近いところに花の百名山で有名な石裂山(おざくさん)があることを知り、早速登ってきました。今の時期ですから当然花は咲いていませんが、鎖場あり梯子ありの変化に富んだコースで楽しい山歩きができました。
石裂山(879m)登山
2001年12月25日(火) 晴れ
1 行程  
自宅(6:00) − 加蘇神社駐車場(7:00/7:05) − 千本桂(7:30) − 奥の宮(7:55) − 東剣の峰(8:35) − 西剣の峰(8:45/8:50) − 石裂山(9:10/9:25) − 月山(9:35/9:50) − 竜が滝(10:25) − 加蘇神社駐車場(10:40/10:50) − 自宅(12:10)
2 自宅 − 加蘇神社  自宅から加蘇神社まで40km 筑波山とほぼ同じ距離
先週の鳴虫山で今年の山歩きは終了と考えていたが、我家から40kmの距離に花の百名山・石裂山があるのをインターネットで知る。鎖場あり梯子ありの変化に富んだコースであることを知り、現在は花の季節ではないが出かけてみることにした。
鹿沼市役所手前で古峰神社方面への県道14号線に入り、そのまま直進すると県道240号線に移り、加蘇神社社務所にたどり着く。そこを左折して細い道を更に数分進むと加蘇神社駐車場に着く。駐車場は10台は楽に停められる。
3 加蘇神社 − 石裂山  鎖場や梯子でスリル万点!石裂岩(洞窟の中に奥宮が祀られている)
駐車場の一角にコースの案内板があり、すぐ隣に加蘇神社への石段がある。大杉に囲まれ薄暗い石段を5、60段登ると神社となる。神社の左手を進むとすぐに登山道に合流する。
鬱蒼とした杉の林を沢沿いに進み、小さな橋を三つほど渡ると清滝が現れる。滝といっても4m位の落差しかない。さらに橋をひとつふたつ渡り、月山への分岐を右に見て進むと竜が滝休憩所。すぐ先に栃木県天然記念物で樹齢1000年といわれる千本桂が右手の沢の中に見える。
いつの間にか沢は伏流となり、沢沿いの道はかなりの急登となる。道の真中に鎖が見えると中の宮休憩所となる。
ここからは急傾斜、鎖場等危険なので注意するようにとの注意書きがある。その先が「行者帰しの岩」で鉄階段、鎖に助けられながら登る。左手でガサガサと音がするので振り向くと鹿らしい動物がちらっと見えた。
続いて「石裂岩」が現れ、その上の洞窟が奥の宮である。鎖と手摺を使いながら登ると東剣の峰下りのアルミ梯子洞窟の中には祠が祀られている。ここからは更に急登となり「ヒゲスリ岩」を越しジグザグに登ると間もなく稜線にたどり着く、西へ進むと数分で東剣の峰となる。
東剣の峰は展望が開けないのですぐに西剣の峰に向かう。東剣の峰からすぐにアルミの梯子を幾つかハシゴして急降下する。勾配の少ない部分や梯子から梯子へ移るときに注意が必要である。梯子は新しくてしっかりているので不安感はない。鞍部から登り返すとすぐに西剣の峰となる。そのまま30mほど直進して展望台へ進むと、目の前に石裂山が聳えている。高原山か(月山山頂から)反対方向には通って来たばかりの東剣の峰が見える。すぐに西剣の峰に戻って、またアルミの梯子を下って石裂山に向かう。鞍部が御沢峠で、西から入粟野(賀蘇神社)からの道が合流してくる。昔は月山神社への参拝のために使われていた道であろうか。そこから登り返すこと数分で月山への分岐に着きここを左に進むとすぐに石裂山頂にたどり着く。
石裂山頂からは目の前の月山から左側に男体山大真名子山女峰山が見える。金精峠から奥白根にかけてもガスがかりで見えた。今日は風がないこともあり、山頂は思ったより暖かい。しかし、雲が広がりだしたのが気になる。天気予報では今日は夕刻より崩れることになっている。おにぎりを一個頬張ってすぐに月山へ向かう。
4 石裂山 − 月山 − 加蘇神社 月山からの下りは滑り易い、逆回りの加蘇神社鳥居と石段方が安全で登り易いのでは?
石裂山から一旦下って登り返せばすぐ月山山頂だ。山頂には石の鳥居と祠が祀られいる。ここからの方が石裂山頂より眺めが良い。雪化粧した日光連山と那須方面の山が見えるが、更に雲が広がってきた。写真を撮ってすぐに下山にかかる。
月山からの下りは、とても滑りやすく危ない。下りが急なところ、落ち葉が積もっているところ、小石がごろごろしているところの連続で何回も尻餅をつきそうになる。
月山からの下りの滑りやすさと両剣の峰からの梯子下りの危険性を勘案すると、このコースは今日とは逆周りのほうが安全で登りやすいのではなかろうか。
石裂山への分岐まで下ると今朝と同じ道になり、この辺りになるとスリップはもうない。やっと余裕が出てきて空を見上げると、雲が一面に広がり青い部分は見えない。
加蘇神社に着くと初詣に備えて女性三人が神社周りを清掃していた。
5 加蘇神社 − 自宅
早朝、加蘇神社に来るとき男体山の写真を撮るのに絶好の場所があった。帰りに車を停めて写真をと思っていたが生憎曇ってしまい男体山が霞んでしか見えなかった。今度はヤシオツツジの咲く季節にもう一度登ってみたいと考えながら家に帰る。
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