ひとり山歩き11 : 中禅寺湖南岸歩道経由で千手堂跡へ行き、黒檜岳、社山と山歩きをしてきました。笹道の尾根歩きは快晴のもと日光連山の雄姿を楽しむことができました。
黒檜岳(1976m)〜社山(1826.6m)山歩
2001年9月29日(土) 晴れ
1 行程
自宅(3:40) − 中禅寺湖スカイラインゲート口(5:10/5:15) − 中禅寺湖南岸歩道(阿世潟(5:50)−千手跡(8:20/8:45)) − 黒檜岳(10:55/11:00) − 1816ピーク(12:05) ー 1792ピーク(12:30/12:45) − 社山(13:15/13:20) − 阿世潟峠(14:05) − 阿世潟(14:20) − 駐車場(14:55/15:05) − 自宅(17:50)
2 自宅 − 千手堂跡男体山と中禅寺湖(千手堂跡にて)黒檜岳登山口標識  中禅寺湖南岸歩道を歩いてみました 思ったより変化に富んでいます
9月18日(土)社山登山時に黒檜岳まで往復したい気があったが、天気が怪しくなったので社山から折り返した。そのことが頭に残り、ぜひとも黒檜岳へ行ってみたいと考えていた。阿世潟峠・社山・黒檜岳の往復はかなりハードそうなので、いろいろ検討し中禅寺湖南岸歩道を使って黒檜岳・社山・阿世潟峠のコースを考えて実行した。湖岸の道のり約12km、平らな道なら2時間、多少アップダウンがあっても2時間半はかからないだろうと考えていたが、千手ガ浜に近づくほど読みが甘いのを思い知らされた。段々アップダウンも多くなり、道はアスファルトから、砂利道、普通の山道、岩の多い道と変化している。その分だけ余分に時間がかかってしまった。この道は湖岸の樹林続きなので、見通しはない。時々日光の情報(火山、植物、地質等)が掲示されているが、今回はわき目も振らず前に進む。このような看板は整備されているが、見晴らしが悪いのでハイカーの数は少ないのではなかろうか。静寂な中を歩くにはとても気持ちがよいのだが。
黒檜岳への登山口の標識は地面に小さな杭が立っているだけで、見落としそう。ただし、赤いテープはとても目に付く。千手堂跡で休憩と朝食をとる。
3 千手堂跡 − 黒檜岳黒檜岳山頂にて  山頂は樹林の中、見晴しなし!
赤いテープを拾いながら登りはじめると,すぐに細い道の急登になる。すぐに沢を渡り更に細道の急登が続く。登り始めて50分くらいのところで中年の男性二人が下山してきた。あまりに早い時刻に下山してきたので、どこからスタートしたのか聞いたところ、千手ケ浜から黒檜岳に登り下山してきたとのこと。不思議そうな顔をしていたところ、休日は赤沼から5:30にバスがでるので、それを利用したと説明してくれた。
尾根道の登りになると、シャクナゲがよく目につく。時々、樹林の隙間から錫ケ岳、宿堂坊山が顔を出す。登りが緩くなり、一旦下ったりすると山頂が近い。社山への分岐標識をみて更に黒檜岳山頂へ進むと数分で山頂である。山頂は全く見晴らしがない。記念写真を撮ってすぐに社山分岐へ向かう。
4 黒檜一面笹原岳 − 社山男体山と太郎山(1816ピーク付近にて)  行程の殆どが笹原 見晴しは良好!
社山分岐から南へ向かう。道は薄いが赤マークに沿って進むうちマークを見失い、数分ウロチョロしていると急に明るくなり笹原にでた。東の方向を見ると尾根沿いにうっすらと道筋が続いて見える。これなら迷うことなく社山まで行けると確信して社山に向かう。ここからは見通しは非常によい。後を振り帰れば。黒檜岳、その南に皇海山が見える。北側には男体山が頭を出す。
ずっと笹原であり、時々笹が高くなる。笹の中に障害物が隠れていて時々躓くのが難である。それを補って余りあるのが見晴らしの良さだ。9月24日(月)の安達太良山の時同様全くといってよいほど雲がない。ピークを幾つか越すが社山に向かって下り勝手であり、気分は爽快である。1792ピークで昼食休憩とする。360度全部が見渡せる絶好の場所、笹の上で昼寝をしたくなるくらい気持ちが良い。
景色は見飽きないが、前方の社山を目指す。今までずっと下ってきたので、社山の登りが急で高くみえる。ガレ場を越して登りになるとすぐに樹林の中へ入ってゆく。樹林に入ると登りはキツイ、10分も登ると社山山頂のチョット手前の見晴らしの良い平なところに出る。前回はここで引返したところだ。前のときはガスで皇海山が見えなかったが今日は良く見える。よし来年には皇海山に登ろうと自分に言い聞かせながら、山頂を通る。
5 社山 − 駐車場  土曜日なのに人が少ない!
ここからは20日ほど前に通った道、道筋もはっきり覚えている。今日は晴天で回りの景色がクッキリ見え、前回のときは天気が崩れだし回りの景色どころではなかったのと大違い。余裕も持って、景色を楽しみながら下れた。半月山までとの考えもちらついたが、無理をせず阿世潟峠から下りることにした。阿世潟峠の分岐では3人が休憩していた。社山まで往復してきたものと思われる。挨拶だけしてそのまま下る。湖岸の道は天気がよいだけ多い。どんどん追い抜いて駐車場に戻る。平らな道になるといつも歩くのが早いなと感心する。
6 駐車場 − 自宅
今日はいろは坂の下りで前方をバスが走っていなかったので,比較的スムースに下ることができた。こんなにバスが少なかったのは初めて。紅葉シーズンを前にして控えているのかな?紅葉といえば、山や車から見た範囲では奥日光の紅葉シーズンはまだ先のようである。
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