ひとり山歩き10 : 奥岳登山口・くろがね小屋・鉄山・箕輪山・安達太良山・藥師岳のルートで山歩きをしてきました。快晴で雲はまったく無く、山頂からの360度大パノラマを楽しめました。
安達太良山(乳首・鉄山・箕輪山)山歩き
2001年9月24日(月) 快晴
1 行程
自宅(3:05) − (東北道) − 奥岳登山口(5:35/6:00) − くろがね小屋(7:30/7:45) − 峰の辻(8:15/8:25) − 牛の背(8:40/9:00) − 鉄山(9:15/9:40) − 箕輪山(10:20/10:45) − 鉄山(11:25) − 安達太良山(12:05/12:25) −藥師岳(13:05) − 奥岳登山口(13:45/14:05) − (東北道) −自宅(18:10)
2 自宅 − 奥岳登山口  三連休の最終日でも早朝なのでスイスイ!
登山には絶好の時期となり行きたいところ沢山あり、比較的行きやすい安達太良山を選んだ。東北道を進み、二本松ICが近づくにつれ、道路際に設置されている温度表示が段々下がり、5℃まで下がってきた。山の上は寒いだろうなど想像しながら運転。三連休の最終日とはいえこの時刻では車も少なく順調に奥岳登山口に到着する。広い駐車場に20台位駐車していた。車の中で仮眠したグループもかなり多そう。準備整ってスタートしようというのに、ほとんどのグループは悠々と準備している。駐車場の東方向を見ると雲海が素晴らしいので写真を撮る。
3 登山口 − くろがね小屋安達太良山とくろがね小屋  くろがね小屋周辺は家族連れ多い!
駐車場に着いてスタートするまでの25分の間に山に向かった人はたった一人であった。先着者はノンビリしているなとじれながら勢至平に向けて出発した。林道を進むと時々山道があるが、今日は靴が新しいので慣らそうと林道歩きに徹する。歩き始めて一時間、くろがね小屋泊まりと思われるグループが下山してくるのに時々会う。勢至平になると樹林の合間から前方に安達太良山、鉄山が見えてくる。振り返ると雲海がきれいに見える。水場「金明水」を過ぎると下山者が増える。くろがね小屋が近づいているのだなと推測していると、イオウの臭いがし、小屋が見え出した。下山者の中には一家総出でおじいちゃんから孫までと思われるグループも見かけた。三連休を利用した山歩きなのだろう。
くろがね小屋を素通りして先を急ぐ。すると、目の前に立ち入り禁止の看板あり。有毒ガスのため馬の背への登山道は閉じられていた。馬の背から鉄山、箕輪山へと計画していたので、勢至平の分岐まで戻らねばならないのかとガッカリしていると、後から登ってきた人が峰の峠経由で行けますと助言してくれた。確かに看板の左手に登山道があった。地図をよく調べればよいのに,今までが一本道で全く間違う可能性がなかった事と先を急ぐあまり一種のパニックに陥ったのであろう。本日の反省、いかなるときも沈着冷静に!

4 く沖ノ平(牛の背・馬の背分岐)ろがね小屋 − 鉄山磐梯山(鉄山山頂から)鉄山と馬の背  どこも展望良好!
くろがね小屋から急登が始まるが10分もすると見通しが利くようになり、景色が疲れを和らげてくれる。途中で10分程立ち止まり撮影をする。すぐ前を登っていた先行者が気が付いたらだいぶ先に行っていた。峰の辻が近づくとガレが多くなる。峰の辻も景色がよいのでまたもや撮影で時間を取られる。牛の背と馬の背分岐に着くと、またまた素晴らしい景色が現れる。安達太良山、鉄山、沖の平と見飽きない。歩くより景色を見ている時間の方が長い。鉄山に向かう馬の背ではくろがね小屋がすぐ下に見える。くろがね小屋からストレートに登れれば早いのにと思いながら通過していると、目の前に鉄山の最後の急登。山頂に着くと360度大パノラマが展開している。今までの山歩きで最も見晴らしがよい。感激感激!
山頂には誰もいない。写真を撮っていると、若い男性がカメラだけ持って登ってきた。安達太良山山頂の友人と携帯電話で話をしているようである。地図を見ながら遠くの山を調べていると、傍に来て説明してくれた。磐梯山は当然として、日光連山、那須岳、燧ケ岳、筑波山までうっすらと見えた。こんな感激は6月18日の奥白根山以来である。
5 鉄山 − 箕輪山箕輪山(鉄山避難小屋から)  
景色は見飽きないが時間ばかり経ってしまう、意を決して箕輪山に向かう。箕輪山まで前方の見通しはよく利く。比較的高低差がなく楽勝気分で進むと、谷は深く思ったよりキツイ。笹平分岐を過ぎて登りになると、下ってくる人が多い。この人達は横向温泉方面からのスタートなのかな。山頂に着くと十数人が三々五々食事休憩をしている。
ここからの景色も鉄山同様絶景である。若干角度は変わるがさっきと殆ど同じ風景なので感激度が小さくなる。景色を楽しみながら早めの昼食を取って、本日の目的である安達太良山に向かう。
6 箕輪山 −安達太良山  人ひとどこを見ても人だらけ!
箕輪山を下っているとどんどん登ってくる人あり。帰りは撮影をせずただひたすら前へ進む。鉄山を素通りするが、山頂にはかなりの人がいた。朝来たときには誰もいなかったのにと思いながら歩を進める。牛の背にくると安達太良山の頂上に人がうごめいているのが見える。安達太良山が近づくにつれて人ひとの群れ、山の上でこんなに大勢を見たのは初めて!
乳首の下で記念写真を撮り、山頂へ進むが下りる人登る人が入り乱れて進みにくい。やっと頂上に着くと、足の踏み場もないくらい(ちょっとオーバーだが)。景色は鉄山、箕輪山とほぼ同じ。山頂の記念写真を撮るには絶好の場所にいたので、何人かのシャッターを押してあげる。
安達太良山では圧倒的に家族連れが多いようである。ロープウェイで藥師岳まで登れるので、気軽に来れるのであろうか。益々混雑してくるようなので、下山にかかる。
7 安達太良山 − 藥師安達太良山(牛の背から)岳 − 奥岳駐車場安達太良山山頂にて  ロープウェイ利用の子供連れが多い!
藥師岳目指して下山してゆくと、これから登る人多く、子供連れが目に付く。ロープウェイで途中まで来ても結構登りは急でハードなコースである。子供たちはスイスイ、親は後を追いかける姿がほほえましい。藥師岳を越えると登ってくる人はぐっと少なくなる。下りる人も少なそう。追い越されることないが、追い越す人の数はそれほど多くない。この道の難は滑りやすいことだ。転ばなかったが要注意だ。
ゲレンデの左側を下るとすぐに今朝登った林道に出る。勢至平の方からどんどん下ってくる。どうやら、ロープウェイで登って勢至平方面へ下山するのが一般的なようだ。駐車場に着くと朝は20台位しかなかったのに満杯になっている。道理で山の上は人ひとなのが理解できた。
8 奥岳駐車場 − 自宅  那須ICから宇都宮ICまで交通渋滞・・・やはり三連休でした!
東北道の温度表示は28℃、今朝の5度がうそのよう。山の上も暑かったのがうなづける。比較的早い時刻だったのでスイスイと進み渋滞は避けられそうなどと考えていたら、那須IC辺りから渋滞となり全然進まない。宇都宮が近づきどうやら車が進み出したら、今度は栃木IC近辺で事故渋滞。急遽宇都宮ICでおり、日光連山へ行くとき利用する日光街道を走る。この頃になると夕方の渋滞につかまる。往きは二時間半だったのが、帰りは四時間かかる。
帰りの渋滞はあったが,それ以上に景色が楽しめた。
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