ひとり山歩き507 : 足尾から阿世潟峠を目指しましたが、林道の崩落部が雪で斜面化していて危険なので途中退却となりました。林道の積雪はワカンでも脛まで沈む場所が多かったです。
足尾から阿世潟峠(途中まで)
2913年2月17日(日) 晴れ
1 行程
@コースタイム : 自宅(1:30) = 足尾無料駐車場(3:25/3:35) − 沈潜橋(4:45) − 退却・長手沢林道崩落部(標高1150)(6:50/7:00) − 標高点1147(7:10) − 中禅寺山への尾根退却(標高1280)(8:00) − 林道出合(標高点1147付近)(8:25/8:35) − 沈潜橋(9:40) − 駐車場(11:05/11:20) = 自宅(13:10)
Aルートマップ
Bウォッちず : 足尾無料駐車場  林道崩落部(退却地点)  中禅寺山(1655)への尾根退却地点
C写真集

2 自宅 − 足尾斜面化した崩落地・・・見えづらい点はご容赦を
 脚の故障も癒えてきたので、足慣らし足尾から阿世潟峠そして社山を目指すことにした。社山まで達して余力があればその南稜をくだることにする。このルートは10年1月25日(ひとり山歩き389)に歩いている。その時は予想していたよりも積雪は少なく、かなりの部分で夏道が現れていた。今回は4日前に降雪があったので、前回よりも積雪は多いとも思われる。スノーシュー持参も考えたが、無用の長物となる可能性もありワカンを持参することにした(前回は、社山南稜の下り始めで使用したのみ)。
 日光社寺前を通過すると道路際の除雪塊はかなり多く、阿世潟峠への林道も積雪は多いだろうと覚悟する。今日は日曜日で山には逝きたくないのだが、明日から天気は悪化するので仕方なし。銅親水公園駐車場は賑わいどうなので、10分余分に歩くkとになるが、今日も足尾無料駐車場に車を駐めた。銅親水公園の電光掲示板によると気温はマイナス6度、風速8m/秒

3 往路中倉山 (沈潜橋から9  林道崩落部の雪斜面を突破する気にならず
 久蔵かわを左岸から右岸に渡ると、早くも積雪は連続となる。前回歩いたときは、ダム工事が盛んに行われていたので長平沢林道口辺りまでは除雪されていた。現在は工事が行われていないので除雪はしていないが、轍は沈潜橋手前まで残っていた。新雪部は踝時には脛まで沈むが、轍跡は狭くて深いので歩きづらいが、新雪部を歩くよりは楽。沈潜橋から長平沢林道口までの登りは雪が脛までのラッセルでワカン装着を考えたが、久蔵川(長手沢との境界はどこになるのか不明)を渡渉するまで我慢。
 渡渉してすぐ先でワカンを装着する。ワカン装着しても深い場所では脛までの沈みとなる。利根倉沢林道口では本道(長手沢沿い)が当バキで塞がれていて、気づかずに利根倉沢林道に進んでしまった。本道にもどってひたすら我慢を重ねて、高度を上げてゆく。林道の傾斜は緩いので、脚の故障(右脚のハムストリングスには影響ないようだった。10月20日に中禅寺山からたそがれオヤジさんと下ってきた標高点1147の擁壁に見覚えがあった。その擁壁を過ぎる落石地帯で、雪面に岩が浮き出ていた。いよいよ林道崩落部(無雪時で道幅50cm程度)の箇所にたどり着いた。前回(10年1月)のときは、雪が多少残っている程度で、無事に渡れた。今回は右手の擁壁から雪斜面となり、沢底(4・50メートル下)まで切れ落ちている。ワカンを外してアイゼンとピッケルでと。あまりにも急斜面で、弁慶の七戻り状態。右手の擁壁上のトラバースを試みたが、足場が悪く危険を犯す気にはなれなかった。ここであえなく退却することにした。

4 復路銅親水公園と大平山
 林道歩きでは、勾配が緩く脚への負担は少なかった。このまま帰るのでは欲求俯瞰が募りそう。標高点1147から中禅寺山に登ってみることにした。この尾根は下るには楽だったが、壺足で脛程度の沈みと急勾配で登るにはきつかった。途中からクラスト部があらわれたが、130メートル登るのに50分も要した。今の脚力では中禅寺山まではとても無理と立ち止まって振り返ると、枝越しに中倉山からオロ山までが展望できた。これで退却の踏ん切りがついた。下りは丁度半分の時間であった。林道に下りて、ピッケルとアイゼンを収納し、エネルギーを補給して往路のトレースを追う。ワカンで脛間dしずんだ場所は、壺足では膝までの沈みとなる。沈潜橋からは山間に真っ白な中倉山が展望できた。あれだけ中倉山が白ければ林道の積雪が深くても仕方暗視と自分を納得させる。足尾の山を少しでも楽して歩こうとしたら、降雪後何日経過したが重要。今日の山行で再々認識。
 銅親水公園の駐車場では荷物の出し入れをしていた。これから山あるいはアイスクライミングに行くのかナ、と思いながら駐車場へ歩いてゆくと2台の車が追い越していった。後ろの車は多摩ナンバーだった。先刻の人たちはアイスクライミング(多分山でなく)の帰りだろう。電光掲示板は0度、3m/秒を示していたが、手袋の中は汗ばみ春の感じ。次回はどこにでかけようなな。長野の山、那須岳(今年は行こうとすると天候がマッチしない)、奥日光の山にも今年は行っていない。行きたい山が多くて選択に困るな。
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銅親水公園付近の光景(ビデオ約17秒)・・・テスト中につき映像が配信されない場合はご容赦を
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