ひとり山歩き755 : 阿世潟から社山〜大日尾根を周回してきました。社山までは心地よい風で涼しかったのですが、大日尾根は樹林帯で無風で蒸し風呂状態でした。
阿世潟から社山〜大日尾根周回
2020年8月18日(火) 晴れ
1 行程
@コースタイム : 自宅(1:00) = 歌ヶ浜(2:50/3:00) ー  阿世潟(3:55/4:00) ー 阿世潟峠(4:25/4:30) ー 雨量観測所ピーク(4:55/5:00) ー 社山(6:20/6:40) ー 黒檜岳分岐(7:15) ー 標高点1633(7:45) ー 標高点1557(8:25) ー 下山(9:30) ー 阿世潟(9:40/9:45) ー 歌ヶ浜(11:05/11:15) = 自宅(13:20)
Aルートマップ

2 自宅 ー 歌ヶ浜

 COVID-19と猛暑続きで出かけるのが億劫で前回の白根山から約2週間経過してしまった。天気予報では、奥日光は曇りということで、直射日光は避けれるが蒸し暑さからは逃れそうもない。蒸し暑さは我慢して阿世潟から社山〜大日尾根を周回することにした。日の出(5時ころ)までに展望の良い雨量観測所ピークまで登ってしまうべく、未明の早出。歌ヶ浜到着時には駐車場に車が数台駐まっていた(前泊か)。(車載温度計20度)
3 社山
 歌ヶ浜から狸窪までは舗装道で全然問題ないが、その先阿世潟までは砂利道で小石に躓いたり、よろけたりで快適とは言えない。阿世潟までは湖畔歩きで涼しいことを期待していたが、無風で汗びっしょり(気温は20度位)。
 阿世潟から阿世潟峠の間は、道筋が周りに比べて白っぽいので、登山道を外すことはない。阿世潟峠から雨量観測所ピークまではヘッデンあるきが続くが、登山道明瞭で問題なし。雨量観測所ピークでは日の出直前の展望を楽しむ。

阿世潟(社山登山口) 歌ヶ浜から55分、狸窪からの砂利道は小石につまずき歩き辛い


阿世潟峠(標高1410) 夜明けの30分前に到着、予定通り


振り返ると東の空は明るい 日の出20分前 (標高1460あたりで)


雨量観測所ピークから男体山と中禅寺  日の出直前  ここまでは思惑通り


同ピークから奥に白根山〜太郎山 手前に大日尾根


同じく足尾の山々
 雨量観測所ピークから先はヘッデンをザックにおさめて通常の歩き。標高点1567ピークから雨量観測所ピークとは幾分異なるアングルからの展望を楽しむ。1567を越して振り返ると太陽が昇っていた。今日の天気予報は曇りということで期待していなかったが、今のところははずれて、風もよく通り爽やかな気分。
 標高1710で南(足尾)側が開けて足尾の山々を楽しむ。雨量観測所ピークから北(中禅寺湖)側はほとんどが開けて展望を楽しみながらの歩きだったが、標高1760からは北側はブラインドとなる。社山山頂まで3時間20分で予想以上の歩き。前半はヘッデンあるきで写真撮影が少なかったことと、後半は涼しくて脚が進んだこともあり、気分を良くする。

標高点1567ピークから振り返って半月山


5時16分、振り返ると太陽が昇っていた (標高1580付近から)


標高1710で南(足尾)側が開ける


奥に白根山〜温泉ケ岳 手前に大日尾根 (標高1740)


赤倉山と備前楯山  手前は南南東尾根 (標高1770付近から)


社山山頂(1826..7)


山頂から男体山
 山頂西側の展望で一息いれて景色を楽しむ。社山までは予想以上に涼しかったが、大日尾根樹林帯あるきで、展望もなく風通しも悪そう。このまま往路を戻ろうか迷う。楽ばかりしていると気力体力とも衰えるばかり。意を決して大日尾根に向かう。

錫ケ岳〜白根山 (山頂西側の展望地から)


同所から太平山・黒檜岳への稜線


左奥に鋸山と皇海山


足尾の山々
4 大日尾根
 大日尾根は’09年6月19日(ひとり山歩き362’11年12月21日(ひとり山歩き461)’16年4月12日(ひとり山歩き627の三回下っているが、猛暑の中を下るのは初めて。社山山頂西展望地から薄い踏跡を追って下って行く。途中で踏跡を見失い針葉樹林内を北西に下る。展望地からの下りで針葉樹林を抜けると踏跡が明瞭となる。鞍部で’10年12月と’11年1月の冬季に登ってきた沢筋を見下ろして、とてもじゃないが下る気にはなれない。鞍部から登り返すと、黒檜岳分岐で大日尾根(通称)の派生地点。

社山南展望地から踏跡を辿って黒檜岳分岐へ向かう


踏跡を失い針葉樹林を適当に下る


展望地から数分で針葉樹林を抜ける(標高1750付近)と踏跡現れる


鞍部へ下る途中で足尾の山々を展望


鞍部付近から男体山と中禅寺湖
この沢筋を積雪期に二度登ってきたことあり、とてもじゃないが下る気にはなれない


鞍部から登り返すと黒檜岳分岐(大日尾根派生地点、標高1740)
  大日尾根は今の時期は樹木の葉が茂り、展望はおろか風通しもなく気温は22度なのに発汗が激しくまるで蒸し風呂状態。直射日光を受けないだけまし。この尾根は夏場は避けたほうが賢明。
 標高点1633から下った浅い鞍部までは笹尾根(脛丈〜膝丈)でかろうじて踏跡(獣道かも)をたどる。尾根筋は単調で迷うことはない。浅い鞍部からは笹は消えて低い草付きとなる。
 標高点1557ピークからは方向を北東から東南東へと変える(北上すると松ケ崎へ抜けてしまう)。更に次の1540級ピークからは南東へと下る(北東に下ると大日崎)。標高1500まで下ると小さなピークにシャクナゲを見かける。ここを北東に下ると上野島方面、最短コース取りでそのまま南東へ下る。
 標高1400付近からの下りは急傾斜と落ち葉で滑ってあるきヅライのだが、今の時期は葉が完全に枯れてロール状になって地面に散らばりがないので落ち葉で滑ることはないが、急傾斜で歩きづらいので要注意。標高1350でカニコウモリの群生地をすぎると10分程で、中禅寺湖遊歩道に下山。このすぐそばに木橋(阿世潟方面から来ると二番目)。この先は遊歩道を歩いて阿世潟に戻る。

脛丈の笹の中に薄い踏跡 (黒日岳分岐付近)


標高1720あたりからは笹は膝上となる


標高点1633付近になると踏跡は明瞭、笹はせいぜい脛程度


標高点1633から下った浅い鞍部からは笹は消えて草付きとなる


1540級ピーク(1557ピークの東、大日崎分岐)の山頂手前のシャクナゲ


1540級ピークから南東へ下った上野島分岐(標高1500)のシャクナゲ


標高1400付近は落ち葉で滑りやすいのだが、今の時期は葉が完全に枯れて、広がりがないので滑らない
でも急降下で滑りそう・・・お助けの細引きを三箇所で見かけた


下山地点近くに阿世潟から二番目の木橋あり
この先は遊歩道を辿って阿世潟へ戻る 
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