ひとり山歩き751 : 東稜から古賀志山〜斑根石山〜弁当岩を周回してきました。鎖場と岩場に苦戦しましたが、楽しく歩けました。富士見峠から北コースを下るときには大勢のハイカーとすれ違いました。
東稜から古賀志山〜斑根石山〜弁当岩周回
2020年5月30日(土) 晴れ
1 行程
@コースタイム : 自宅(3:30) = 赤川ダム駐車場(4:30/4:40) − 東稜取付き(膳棚林道終点)(5:00) − 反省岩(5:15/5:20) − 東稜展望台(6:30/6:35) − 古賀志山(6:45) − 富士見峠(7:00) − 中尾根最高部(7:30) − 斑根石山・559ピーク(7:45/7:55) − 弁当岩(8:10) − 松崎林道出合・板橋渡橋(9:20/9:35) − 富士見峠(10:20) − 赤川ダム駐車場(11:25/11:35) = 自宅(12:35)
Aルートマップ

2 自宅 − 赤川ダム
 外出自粛規制も緩和されているので、来月からは高山に行くことにする。今回は低山歩きの最終回として、5月11日に計画していた東稜から古賀志山に登ることにする。その後は斑根石山(559ピーク)まで歩き、鞍掛山方面又は弁当岩、西の松島方面のどちらかにする。
 外出自粛規制が緩和された土曜日だからハイカーが多いことが予想されるので、人出の少ないうちに歩くことにする。赤川ダム駐車場到着時には、先着車1台あり(釣り堀付近に3台駐車)。(車載温度計14度)
3 東稜から古賀志山 踏跡明瞭 東南東尾根と合流すると鎖場三箇所
 釣り堀を過ぎて芝山橋を渡り、右手の膳棚林道へ進む。約200メートル先が膳棚林道終点で北コース登山口となる。膳棚林道の白杭の左手を東稜都取付きとする。東稜の末端から踏跡は明瞭で障害物はなく歩きやすい。330級小ピークを2つ越した地点に大岩が現れる。これを何故か反省岩というようだ。高さ数メートルの岩を登ってみると岩頭は平坦で正面に中尾根の滝岩等が展望できた。折角だから「何故こんな暑い時期に低山歩き?奥日光にでも行けばよかったかな」と反省。反省岩から数分緩やかに登ると「北コース 約100m」の標識を見る。 

赤川ダム駐車場(森林公園駐車場)  今は閑散としているが、帰路につく頃には?

  
膳棚林道終点・・・白杭の手前左手が東稜取付き (標高260)


東稜は踏跡明瞭 (標高330付近の様子)


反省岩 (標高330)


高さ数メートルの反省岩岩頭から正面中央に滝岩?
なんで反省岩というのかな? しょうがない自分も反省する「こんな暑い時期に低山歩きは堪えるワイ」


北コース分岐(右手100m) (標高340)
 北コース分岐からは傾斜が徐々にきつくなるが踏跡は明瞭で障害物はない。標高450を越すと勾配はますます急になり、標高460あたりで右(北東)に踏跡が下ってゆく。左へ進むか右へ進むか地形図を見ていると単独行者が左手へ追い越していった。左へ進めば鎖場、右に進めば遠回り。意を決して単独行者の後を追う(すぐに姿が見えなくなってしまったのは言うまでもない)。
 標高500で東南東尾根に合流すると「←東登山口」の標識を見て目の前に鎖場が現れる。確か東南東尾根にはここより下に鎖場が二箇所あったと記憶、するとこの上には三箇所の鎖場。嫌だが引き返しはできない。最初の鎖場をクリアすると連続して次の鎖場もクリア。標高540あたりで最後の鎖場でこのすぐ先が東稜展望台だが、時間的に早いので珍しく無人。
 樹木に取り付けた寒暖計(今どきもこんな言葉使うのかな?)が18度を示していた。ここまでで汗びっしょり。展望台からは雲雀鳥屋と多気山が見えたが、初めて登った2002年ころは日光連山もよく見えたのだが、樹木がそだってしまった。
 長居しても仕方なく古賀志山に登ってみると、ここも珍しく無人。

東南東尾根出合(標高500) ここから鎖場 東南東尾根にはこの下に2箇所(だったと記憶)の鎖場あり


最初の鎖場


連続するように二番目の鎖場


最後の鎖場(標高540)


東稜展望台(標高570) 珍しく無人 山頂の寒暖計によると18度 体感温度はもっと高い 鎖場の冷や汗含めて汗びっしょり


雲雀鳥屋と多気山 樹木が育って遠望が利かなくなってしまった・・・初めて登った2002年頃は日光連山がよく見えたのだが


珍しく無人の古賀志山山頂(三角点582.6)
4 古賀志山 − 斑根石山 
 古賀志山を下って岩下道と富士見峠の分岐でトレランの若いカップルが展望台方面へ。分岐から富士見峠への道筋の右(東)に鎖とロープ設置してあるが、以前よりも延伸されているような感じ。富士見峠で復路は左手の宇高学校林から戻れればいいなとおもいながら通過。 
 峠先の小ピークで日光連山を眺めて、何度も通ったルートを中尾根最高部に達すると、中尾根からトレラン風のカップルが富士見峠方面へ下っていった。わずかに下って登り返しになると、2019年7月設置された鎖場を通過。559ピークの西40メートルの鞍掛山方面分岐で日光連山を写真に収めて59ピーク(いつからか知らないが、斑根石山の標識あり)に到着。日光連山、高原山、古賀志山を写真におさめて、どうするか考えていると、単独行者が東側から登ってきた。

右手奥に男体山・大真名子山(小真名子山)・帝釈山 (富士見峠の北100mの540級ピーク付近から)


中尾根最高部(標高520) トレラン風のカップルが中尾根から富士見峠方面へ


日光連山 559ピーク(斑根石山)の西40mから


559ピーク・斑根石山


斑根石山から日光連山


斑根石山から高原山


斑根石山から古賀志山
5 斑根石山 − 弁当岩 − 富士見峠  弁当岩先の南西尾根下りは低い岩が曲者
 
559ピークから西の松島方面に行くことに決めて、わずかばかり西に下ると、目の前に鎖付きの大岩が現れる、数メートル手前の右手に鞍掛山方面への踏跡あるが、以前は小さな標識があったのだが、今はない。鎖に取り付こうとしていたら単独行の若者が追いついてきたので、先行してもらう。この鎖場を登って踏跡を50メートルほど進むと岩が目に付き、この岩を弁当岩もしくは弁天岩というらしい。日光連山の写真を撮っていると先刻の若者が戻ってきた。不思議に思って聞くと、手岡峠に行くとのこと。自分が鎖場に取り付こうとしていたので、若者も登るものと思ったらしい。道順を教えて別れる。
 余談だが、古賀志山には岩に意味不明な名称がついている。反省岩、弁当岩、弁天岩、盗人岩等々 

559ピークから下って反省岩方面への鎖場(標高540) 鞍掛山方面はこの岩の手前数メートルに踏跡あり(標識なし)


弁当岩(弁天岩とも言うらしい・・・なんの因果関係があるのやら) (標高540)


弁当岩から日光連山
 弁当岩から緩やかに下って約50メートル西進すると分岐が現れた。北西にくだると西の松島らしく、指呼の距離だが進む気力がない。他日を期して今日は南西尾根を下ることにした。踏跡を失うことはないが、2・3メートル高さの岩下りが多く、膝のバネが弱まった身にはきつい。慎重に下るので時間がかかってしまう。この尾根筋は登るほうがよほど楽な感じ。
 標高450より低くなると勾配も緩み植林がすぐに現れ楽になる。標高330まで下って来た正面が林道出合でここから方向を変えて板橋を渡る。ここで一息ついてエネルギーを補給。 

分岐(標高520)・・・西の松島は右手(北西)だが、行く気になれず 今日は左手の南西尾根を下ることにする


分岐付近から西の松島(と思う)


北西尾根は踏跡わかりやすいが、こんな岩(写真では傾斜なしだが)を下るのに苦労


もっと嫌らしい岩下りも何度か・・・下るよりも、登りのほうが容易かも


植林に入ると傾斜緩み岩もなくなる (標高400付近の様子)


松崎林道出合(標高330) 板橋を渡って富士見峠方面へ  ここでエネルギー補給
 板橋を渡ったすぐ先が林道終点のようでブルトーザーが放置してあった。ここからも道筋は明瞭で、標高380で「これより宇高学校林」の標識を見ると勾配が増してくる。標高430で「富士見峠→」の小標識を見ると勾配は急にまして標高450からはジグザグ登りとなる。息を弾ませて富士見峠に登り切ると、三四人のハイカーが憩っていた。


富士見峠への道筋は明瞭 (標高360付近の様子)


標識を見て右手の富士見峠へ (標高430)


標高450あたりからジグザグに急登して富士見峠到着(数人が滞留)
6 富士見峠 − 駐車場   大勢のハイカーとすれ違い
 富士見峠から北コースの下りでは大勢のハイカーとすれ違う。子供連れも多い。中尾根分岐、東稜登山口を過ぎて途中で10人くらいのグループが休んでいた。これから登るのかと思い通り過ぎると、後方から声が聞こえてくる。先刻のグループは下山者だったのだ。膳棚林道終点で写真を撮っていたらグループが追い越していった。写真見る限りソーシャルディスタンスの最低1メートルは間を開けているようだ。途中ですれ違ったハイカーは1メートルどころか密接している人が多いようだった。栃木県は感染者が少ないからか、非常事態宣言が解除されたからか安心しているようだ。
 高所作業(2メートル高さ以上)の安全標語に「1メートルは一命とる」というのがある。1メートルの高さから落下しても打ちどころが悪ければ命を取られることがあるよ、という警告である。新型コロナウィルスにも言えることで最低1メートルのソーシャルディスタンスは維持しましょう。
 赤川ダム付近になると人出が急に多くなる。外出自粛規制もゆるみ、土曜日ときているから予想以上の人出だ。

中尾根分岐(標高380) 下山途中で大勢のハイカーとすれ違う 子供連れも多い


東稜登山口(標高310)


下山するグループ 膳棚林道終点付近 写真を撮っている間に追い越された(途中で追い越してきたのだが)
このグループは1メートルの間隔をとっているが、途中ですれ違った人たちは密接・密着が多かった
1メートルは一命とる・・・高所作業の安全標語だが、新型コロナウィルスにも言えるヨ


予想以上に車(人出)が多い! 外出自粛が緩和されての土曜日だから?
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