ひとり山歩き746 : 低山歩きで脚力も回復してきたので、今シーズン初めての雪山歩きを茶臼岳で楽しんできました。今シーズンはどこも積雪が少ないようで、茶臼岳も例外ではありませんでした。
茶臼岳
2020年3月19日(木) 晴れ
1 行程
@コースタイム : 自宅(3:40) = 大丸温泉駐車場(5:40/6:00) − 山麓駅(6:30) − 峠の茶屋駐車場(6:50/6:55) − 中の茶屋跡(7:30) − 峰の茶屋跡避難小屋(8:10/8:30) − 茶臼岳(9:10/9:30) − 峰の茶屋跡避難小屋(10:10/10:25) − 中の茶屋跡(10:45) − 峠の茶屋駐車場(11:10) − 山麓駅(11:20) − 大丸温泉駐車場(11:45/12:00)  = 自宅(14:05)
Aルートマップ

2 自宅 − 那須
 最近の低山歩きで脚力がかなり回復してきたので、今シーズン初めての雪山歩きを考えていた。天気予報によると本日は那須岳の天気は晴れで風も弱いという絶好のチャンス。問題は気温が高いようだが、今シーズン初めての雪山でどの程度の冬装備にするか悩んだ結果、真冬に近い装備をそろえた。
 出がけ前にネットで調べると本日の那須岳の日の出は5時45分、時間的余裕は約2時間しかない。間に合えばよし、間に合わなくてもともと。幸いにも大丸温泉駐車場まで路面には残雪はなく順調に運転できて、大丸温泉駐車場に到着したのは日の出5分前(車載温度計マイナス1度) 先着車2台・・・少ない!新型コロナウィルスのせいで出控えしているのかな、そんなことを考えながら駐車場の東端に行くとすぐに日の出となった。写真を撮ってから車に戻り登山準備、その間に車が山麓駅方面に走ってゆく。ロープウェイの運航開始は明20日からと思っていたのだが。

大丸温泉駐車場から見る日の出(5時43分)


同(5時45分)
3 茶臼岳往路  積雪少ない
 ルート全体に積雪が少ないようである。2017年3月25日(ひとり山歩き659の茶臼岳を参照すれば寡雪推測可。
 今シーズン最初の雪山山行なので、雪の感触を思い出すということで、用意してきたチェーンスパイク(念のためザックにはアイゼン)を極力装着しないことを心掛ける。大丸温泉駐車場から山麓駅までは道路を5回ほど横断する。道路は完全に除雪済だが、登山道は薄い積雪が断続。ロープウェイ山麓駅の駐車場には3台駐まっていた。駐車場から先は通行止めとなっている。
 山麓駅から階段を昇って山道に入ろうとしたら凍結部で滑って膝をついてしまった。怪我をしては元も子もないのでチェーンスパイクを装着。山麓駅から峠の茶屋駐車までは山道には積雪は連続。駐車場には積雪なし。ここから見上げる朝日岳も鬼面山も白さが薄い。ここまでに二人に追い越された。以降茶臼岳山頂迄に追い越されなし・・・いかに平日とはいえ、快晴無風なのに登山者が少なすぎる。

登山開始 (標高1260)


山麓駅までに道路を5回横断 写真は4回目の横断(標高1300)


ロープウェイ山麓駅(標高1380) 駐車場には3台駐まっていた


峠の茶屋駐車場(標高1460) 後方は朝日岳


同じく鬼面山
 那須岳登山口の鳥居はかがんで通過。その先の狛犬は日光浴状態。しばらくは樹林帯なので、積雪がありトレースは連続。中の茶屋の少し手前で樹林帯は終わり地肌が現れる。ここから見る茶臼岳、剣ヶ峰、朝日岳、鬼面山とも地肌がかなり見えている。 

那須岳登山口(標高1490) 積雪少ない 


狛犬も日向ぼっこ?


山の神(標高1500)


標高1530の様子 


中の茶屋跡(標高1610) 少し手前で樹林帯を抜けると地肌現れる 後方は茶臼岳


同所から剣ヶ峰 かなり地肌が現れている


同じく朝日岳
 中の茶屋跡から10分ほどは地肌の現れた夏道歩き。以降は峰の茶屋避難小までは積雪は薄く連続。小屋前は通常なら霜降り状態なのだが、完全に地肌が露出。剣ヶ峰は白い部分が少ないので、朝日岳に行く際は、尾根伝いになんていう気にはならないだろう。
 ここで疲れた身体を休めながらエネルギー補給。

中の茶屋跡からここまで(標高1640)は積雪なし


峰の茶屋跡避難小屋が近づく(標高1650から)


アップで剣ヶ峰


同じく朝日岳


峰の茶屋跡避難小屋(標高1730) 通常は霜降り模様なのだが


同所から剣ヶ峰と朝日岳


同じく茶臼岳
 避難小屋からは夏道があらわれて、ゴツゴツでかえって歩きずらい。硫黄鉱山跡まで来ると微風が心地よい。避難小屋までは無風で暑くてかなり汗をかいたので、防寒着をぬいでと思ったが、脱がなくて正解。しばら自撮りなどしなかったので、カメラ操作を忘れないように自撮り撮影。
 硫黄鉱山跡からもしばらくは夏道歩き、標高1800くらいからは山頂直下までは薄く積雪が連続。単独行者1名とすれ違い、途中で追い越されたもう一人は朝日岳方面に進んだようだ。歩みは遅いが特に問題もなく茶臼岳山頂に到着。写真撮影していたら、カップル一組と単独行者一名が山頂到着。

硫黄鉱山跡で自撮り 後方は大倉山尾根 人相の悪いのはご容赦


避難小屋から標高1800付近までは積雪断続


標高1800付近から山頂直下まではほぼ積雪連続


岩の間を縫って(標高1830付近)


三角点1897.5


鳥居と山頂の祠


茶臼岳山頂 後方は大倉山尾根
しばし雪景色を楽しむ。春霞で遠望がきかないかと思ったが、案に相違して展望を堪能。カップルがお釜巡りで下山していったが、今日は最短コースと決めてきたので往路を戻ることにする。

茶臼岳山頂からのパノラマ 


大倉山尾根


三本槍岳〜朝日岳方面


隠居倉 右後方は小野岳


南月山と白笹山


白笹山と日の出平(手前) 男鹿山塊(中列) 高原山〜女峰山〜太郎山〜白根山(最後方)


男鹿岳(左手) その後方に燧ケ岳〜会津駒ケ岳
4 下  登山者少ない
 気温上昇で雪が緩み、お釜口からの下り斜面ではチェーンスパイクでは上滑りするのでストックをきかせながら慎重に下る。避難小屋が見えるところまで下ると小屋前には二三人の人影が認められたが、途中ですれ違わなかったので朝日岳方面に向かったのだろう。
 山頂から山麓駅までの間にすれ違ったのは10名程度、通常に比べて少ない。峠の茶屋駐車場には車が二台、駐車場付近をブラブラしていたので登山者ではないようだ。どうやって山麓駅先の通行止めをすり根受けてきたのか?帰路確認したら、ロープの一部が外されていた。ロープウェイは本日から運行開始で、スピーカー音が響き渡っていた。駐車場には20台くらい駐まっていたが、ロープウェイ利用者よりも登山者が利用?
 大丸温泉駐車場には自分の車を含めて4台、寂しいネ。今シーズン初めての雪山だったが、十分堪能できた。長時間の歩きはできないが、次はどこへ行こうかな。

標高1760付近から


早朝に比べてトレース深くなる 気温上昇と登る人が増えた (標高1600付近、中の茶屋跡を過ぎて樹林帯に入る))


登山口の鳥居 くぐって通れる


峠の茶屋駐車場 山麓駅から先は通行止めのはずだが、かいくぐって2台


ロープウェイは明日からと思っていたが、本日から営業開始  
ロープウェイ利用者よりも登山者の車の方が多い?


大丸温泉駐車場は閑古鳥が鳴く状態 全部で4台
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