ひとり山歩き97 : 夏山登山道で大山をピストンしました。前夜からの強風で登山も心配されましたが、山頂部は思ったほどでなく無事下山できました。
大山(1710.6m)登山
2003年5月25日(日) 曇り
1 行程
祖母山(ひとり山歩き96)より
松山(5/24、8:00) = 大山夏山登山口P(5/24、19:00、車中泊) − 登山口(5:15) − 六合目(6:15/6:45) − 弥山(7:35/7:45) − 六合目(8:15/8:20) − 登山口(9:00) − 駐車場(9:05/9:40) = 自宅(19:30)
2 松山 − 大山夏山登山口
 5月22日に祖母山に登った後、23日は昔の仲間と松山でゴルフを楽しむ。24日は松山から「しまなみハイウェイ」経由で鳥取砂丘まで足をのばした。大山に向かう途中、三朝町の三徳山三仏寺に寄ってみた。標高470mの垂直な岩壁に造られた投入堂(国宝)には時間切れで登ることができなかった。時間的に余裕のある方はぜひ訪ねることをお勧めする。
 大山夏山登山口に最も近い駐車場に着いた時は、6台の車が停まっていて、翌朝には10台に増えていた。
3 大山(弥山)ピストン  階段状の登りが多い 樹林帯の風音に比べ山頂部はそれほどでなかった
 昨夜来強風が吹き荒れているので、山頂まで行けるか心配しながら準備を進める。他の車は様子見をしているようである。危険を感じたら引き返すことを銘記して登山口に向かう。剣ガ峰 (7合目付近から)
 石段の道から始まって土留めの木段登りが長く続く。このコースは合目標識と100m毎の標高標示がきちっと整備されている。登りの目安になって便利な反面、先が読めてしまい面白味がなくなる。ブナを主体とする原生林が続く。4合目を過ぎるとミツバツツジがポツポツと咲いていた。祠の祀られている5合目あたりでは風の音が益々大きくなる。樹林で風は遮られているので身体に受けるのはそれ程強くない。
 5合目のすぐ上で左から元谷経由大山寺からの道を合わせる。このあたりからは岩っぽくなり土留めの間隔が多少広くなったように感じる。更に進むと樹木の背が低くなり、丸太階段に混じって蛇籠が目に付きだす。左手に大山の稜線と荒れ木道た北壁が見え出すと、標高1350mの6合目避難小屋に達する。ここで小休止して剣ガ峰と荒れた北壁を眺める。
 6合目からは蛇籠を階段状に登ることになる。潅木帯であるが、風はそれ程強くなく、雨はポツポツする程度。むしろ涼しく感じて気持ちがよい。標高1400mあたりで下山者2名に出会う。続いて10名位の学生グループに出合う。いつものことだが部活動の学生グループは道を空けてくれる。とても気持ちがよい。8合目を過ぎて雨がパラついてきたので、ダイセンキャラボクの間に座り込んで雨具を着用する。これから山頂までは木道歩きが始まる。山頂直下で右側の木道を進む頂上避難小屋と、左側の木道を4人組が下山してゆく。小高くなった弥山山頂にはコンクリート製の山頂標識しかない。ガスが吹き上げ剣ガ峰方面への稜線があっという間に隠れてしまった。眼下に大山寺集落がかすかに見えるだけ。例によって遠望は利かない。今回の遠征では最後まで遠望には見放された。
 少し下の避難小屋に寄って、軒下で朝食を摂り下山に備える。傍にあった温度計を見ると6℃。発汗していないので心地良さを感じる。
 8合目あたりまで下ると、登山者に出会い始めた。登山口までずっと登山者とのすれちがい。5合目あたりのブナ原生林まで下ると、風音が非常に強くなる。大勢の登山者に高所の風の状況を問われる。
 駐車場に戻ると、駐車台数は出発時より減っているようであった。風に諦めて帰った人もいるのであろう。
4 帰宅
 今回の遠征は天候にも恵まれ、ほぼ計画どおりに完了した。マイカーでの移動、車中泊等で疲れを翌日に持ち越すのではと心配したが、むしろ車中で疲れを回復させていた感がある。最大の功労者はなんと言ってもカーナビであろう。事前に設定していた通りで全く迷うことがなかった。
 大山からは米子道・中国道・名神・東名・東北道経由で、御殿場付近で多少の渋滞に逢っただけで思ったより早く帰宅できた。
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