ひとり山歩き96 : 神原本登山道で祖母山をピストンしました。5合目からは原生林の中の急登が続きハードなコースでした。昨日の牧ノ戸峠からの久住山とは異なり、静かな山歩きが楽しめました。
祖母山(1756.4m)登山
2003年5月22日(木) 薄曇
1 行程
阿蘇山・久住山(ひとり山歩き95)より
久住高原荘(4:30) = 神原登山口P(5:50/6:00) − 五合目小屋(6:25) − 国観峠(8:05/8:15) − 祖母山(8:55/9:40) − 国観峠(10:05) − 五合目小屋(11:15/11:20) − 神原登山口P(11:45/12:30) = 花水月(13:15/13:45) = 臼杵市 〜 八幡浜 = 松山(ゴルフのため) 大山(ひとり山歩き97)へ続く
2 久住高原荘 − 神原登山口P
 久住高原荘からR442で竹田市に行き、県道を通って神原を目指す。神原キャンプ場付近で健男霜凝日子神社を右に見て更に2km程舗装道を登り、左手に祖母山登山口の看板を見て林道に車を乗り入れる。700mで神原登山口駐車場に着く。駐車場に着いた時に夫婦が車で送ってもらって登山準備をしている所であった。
3 祖母山ピストン  長い急登の後の喜び  北海道・東京からの登山者との出会い
 準備してきた計画書を投函して、名簿に記入している夫婦に挨拶して先行する。祖母山は九州で5番目の高さで神武天皇の祖母である豊玉姫を祀っているとの看板を読んで、林道から山道に入ってゆく。九州自然歩道と名付けられた山道を進むと、御社の滝を前方に見てジグザグの登りとなる。登山口から30分程で五合目小屋に到着。
 五合目までは足慣らし程度の歩きであるが、この先はミズナラやブナの原生林の急登が続く。国観峠から見る祖母山根っこの張った階段状、窪んで滑りやすい、ロープと厳しい条件が続く。その上、国観峠まで全く展望が開けないので忍耐が要求される。昨日の久住山のように賑やかな山よりこのコースのように静かにひとり歩きができる方が好きなのだ。喘ぎながら登って行くと、とつぜん広場に出た。国観峠に着いたのだ。右から北谷コースが合流する。広場の出口には石像が祀られている。何よりも嬉しいのはやっと祖母山の山頂部が前方に見えたことである。
 軽くエネルギー補給をして、最後の登りにかかる。国観峠からの登りも相変わらず条件が悪い。北谷コースと合流しているので、8合目・9合目と標示が整備されている。9合目からは左に九合目小屋への道を左に分ける。このあたりは道は窪んでいて滑りやすい。帰りは要注意だ。シャクナゲが一本だけ開花していた。今年初めてお目にかかったので写真を撮っていると単独行者が下山していった。祖母山山頂に着くと、一人が休祖母山頂上憩していた。東京から来た人で北谷コースから登って来たとのこと。レンターカーで私とは逆周りをしている。話に夢中になっていたら、いつの間にか山頂は数人に増えていた。登山口で見かけた夫婦も登ってきた。北谷コース経由が一番多いようである。
 山頂には三角点と大きな石祠がある。周辺にはアケボノツツジが少しばかり咲いていた。アケボノツツジというからどんなツツジかと思えば、見慣れたアカヤシオはこの変種である。山頂からの遠望は諦めていたがその通りとなる。近隣の山しか見えなかった。今ごろの季節の宿命(?)で仕方なし。
 滑り易い道なので下りは往路以上に注意を払う。途中で登ってくる人に4人しか逢わなかった。五合目小屋付近で逢った最後の人は北海道から来たとのこと。暫し立ち話で、北海道の山について教えを乞う。登山口駐車場で荷物の整理をしていると、出発時に名簿に記入していた夫婦が下山してきた。東京から来て公共の交通機関を利用して九州の百名山を登っているとのこと。明日の阿蘇山に備えて、電車で一の宮町へ行くとのことで、竹田駅まで同乗してもらう。ついでに駅付近の花水月によって汗を流す。 大山(ひとり山歩き97)へ続く 
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