ひとり山歩き94 : えびの高原から韓国岳・獅子戸岳・新燃岳・中岳を高千穂河原まで縦走しました。ミヤマキリシマをあちこちで楽しむことができました。晴天にもかかわらずかすみのために遠望が利かなかったのが残念でした。
霧島山縦走
2003年5月20日(火) 晴れ
1 行程
開聞岳(ひとり山歩き93)より
道の駅「霧島」(5/19,19:45/3:00) = えびの高原駐車場(3:40/5:05) − 韓国岳登山口(5:15) − 韓国岳(6:35/6:55) − 獅子戸岳(8:05/8:10) − 新燃岳(8:45/8:55) − 中岳(9:25/9:30) − 高千穂河原(10:15/11:45) = えびの高原駐車場(12:10/12:30) = かんぽの宿阿蘇(15:15) 阿蘇山と久住山(ひとり山歩き95)に続く
2 開聞町 − えびの高原
 開聞町からR226号で鹿児島市、R10号で国分市、県道で霧島神宮経由して、R223号で霧島町の道の駅「霧島」に行って、そこで車中泊とする。
 翌朝3時に道の駅からえびの高原駐車場に向かう。鹿が車道を横切ろうとしているのに何度か遭遇する。万一、衝突してはいけないのでスピードを落として安全運転に努める。大きな有料駐車場にはたった1台しか停まっていなかった。夜が明けるまで短時間ではあるが車中で仮眠する。 
3 霧島山縦走  ミヤマキリシマを楽しむ 展望も良好 縦走の価値あり新燃岳(中央)と高千穂峰(奥) (韓国岳から)
 まだ薄暗さの残る駐車場を後にして韓国岳登山口に向かう。ミヤマキリシマを眺めながら舗装道を東に歩くこと約10分で韓国岳登山口に達する。左手の小さな駐車場に2台ほど停まっているのを横目に今日の長丁場が始まる。
 あちこちに咲いているミヤマキリシマを見やりながら、硫黄山の横を通って樹林帯の岩の多い道を急登する。2合目からは岩のゴロゴロした丸太の階段状登りとなる。3合目になると道筋の潅木が後退して明るくなる。後方には駐車場から硫黄山と今通って来たあたりがよく見通せる。この丸太階段は6合目まで続き、ハードな登りとなるがミヤマキリシマのピンクの色が疲れを和らげてくれる。6合目を過ぎて高度を上げて行くと大浪池が見え始め、やがて水面も見えるようになる。相変わらず晴天なのだが遠方大浪池 (韓国岳から)は霞んで見えない。8合目では大浪池の水面が完全に見えるようになる。8合目を過ぎると、左側の火口壁沿いに柵が設置されている。樹木の全くない岩道を登って行くと岩稜の韓国岳山頂に達する。山頂の北側に大きな火口を見下ろすことができる。これから行こうとしている獅子戸岳、新燃岳とその奥に高千穂峰と雄大な展望が楽しめる。山頂には既に2名が登っていて三脚で写真を撮っていた。登山口からのピストンのようである。
 前方にこれから進む稜線を見ながら下り始めると、単独行者が高千穂峰方面の写真を撮っていた。登山口へ戻るか、高千穂河原まで縦走するか迷っているようであった。挨拶をして分かれると、すぐに道は笹の多い窪んだ泥濘となる。窪んだところは滑って歩けないので、窪みの淵を笹や潅木に掴まっての下りで歩き難い。雨の時や雨上がりではとても歩けたものではない!新燃岳火口湖韓国岳から下り初めて約30分で悪路から抜け出し、なだらかな潅木帯を通過する。下半身が露で少しばかり濡れたが、あちこちに咲いているミヤマキシリシマを眺めながらの歩行は気が休まる。鞍部からは潅木帯で前方に獅子戸岳や高千穂峰を見ながらの登りである。ひと登りで獅子戸岳山頂に達する。遮るものがなく展望はよい。獅子頭に似た岩が突き出しているので獅子戸岳というのであろうか。
 獅子戸岳から韓国岳 (新燃岳から)岩の多い丸太階段を下って、鞍部から潅木帯をひと登りすると新燃岳の火口縁に達する。最高点の新燃岳山頂までは右下にエメラルドグリーンの火口湖と対岸の火口壁を見ながら、火口縁の略三分の一周南東へ進むことになる。山頂付近に高千穂河原から来たと思われるハイカーが3人いて三脚を立てて撮影をしていた。火口壁と火口湖の他に、前方に高千穂峰、後方には韓国岳が見える。霞みで遠望が利かないのが残念。
 なんとなく硫黄臭がするので休憩もそこそこに中岳に向かう。新燃岳から中岳までは遮るものが何もないので、中岳までつらなる木道が見通せる。鞍部で右に湯之野への道を見送り、ミヤマツツジを楽しみながらの登り高千穂峰 (中岳から)、なだらかな丘陵を中岳山頂目指す。中岳山頂付近には大勢のハイカーが景色やミヤマキリシマを楽しんでいた。山頂付近はなだらなか草原でミヤマキリシマであちこちが色づいていた。
 中岳からの下りは登りとは正反対で、岩のゴツゴツしたところを下ってゆく。鞍部の木道を歩くハイカーの数は多い。周辺の斜面はミヤマキリシマでピンク色に染まっていた。鞍部に下って木道から石畳の道を歩いていると霧島神宮古宮跡が確認できた。ツツジのコースを進むと、あたりのミヤマキリシマは満開状態にあり縦走の疲れも癒される。これなら高千穂峰をピストンしようという気になる。大勢のハイカーをかき分けるようにして高千穂河原に無事たどり着いた。
 売店でカメラの電池を入れ替え、エネルギーを補給して高千穂峰に向かう。鳥居を潜って石畳の自然研究路にルートをとる。ザレ場を急登し標高1200mまで登ったところで疲労感が増して来た。今日は思ったより暑いので疲労が蓄積してきたようだ。明日以降も強行軍が続くので、高千穂峰は諦めて高千穂河原に戻った。古宮跡から高千穂峰を見上げると山腹が一面ピンクに染まっていた。高千穂峰はピストンできなかったが、この景色に満足する。 
4 高千穂河原 − かんぽの宿阿蘇
 高千穂河原のビジターセンターに立ち寄りタクシーを依頼すると、付近に待機していたタクシーに乗せてもらた。えびの高原有料駐車場まで30分足らずで、3870円で戻れた。
 今夜の宿である一の宮町の「かんぽの宿阿蘇」までは、小林ICから熊本ICまで高速道路、熊本からはR57と仙酔峡道路で3時間足らずのドライブ。 阿蘇山と久住山(ひとり山歩き95)に続く
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