ひとり山歩き85 : 鹿沼市の鳴蟲山に南東から登り、南西に下りました。日光の鳴虫山に比べて馴染みのない山ですが、結構登る人はいるようです。杉や桧の植林の中の山歩きですので、展望は期待できませんが道筋は比較的しっかりしていました。
鹿沼市の鳴蟲山
2003年3月24日(月) 晴れ
1 行程
自宅(5:35) = やまびこ荘入口付近(6:35/6:45) − 林道口(6:50) − 林道終点(7:35) − 鳴蟲山(8:30/8:50) − 600ピーク(9:15) − 黄金沢林道口(10:05) − やまびこ荘付近(10:35/10:45) = 自宅(11:55)
2 自宅 − 林道口鉄塔の聳える鳴蟲山 (鹿沼市下久我から)
 鹿沼市の北西に赤白の鉄塔が聳える鳴蟲山(日光市の鳴虫山とは異なる)という山がある。2月10日にかまど倉に登った帰り道に登山口を探したが、自動車で県道240号を通過するだけだったので見つけることができなかった。インターネットで検索するとレポートが一件見つかったが詳細は判明しなかった。地形図で検討した結果、鹿沼市上久我の法長内集落から北に向かう林道を使うことにした。
 鹿沼市街で古峰原街道(県道14号)に入り、約3km先の上日向で古峰原街道を右に分けて県道240号を石裂方面に直進する。そこから約9km先の法長内集落にある「やまびこ荘」を目指す。途中の下久我で赤白鉄塔の聳える鳴蟲山が見えたので、車を停めて写真を撮る。車はやまびこ荘入口(林道口)の少し先の路肩に停めて、林道口まで5分程歩いて戻る。
3 林道口 − 鳴蟲山  山頂付近まで林道と作業道あり 赤白鉄塔からの展望は良好
 法長内バス停から北に向かって舗装道が敷設されている。左手に鳴蟲山頂上付近に設置された赤白鉄塔の上部を見ながらやまびこ荘の左下を通過する。歩き始めて5分もすると、左に新栃木線209号鉄塔入口が見られた。ここから入って尾根歩きをすれば鳴蟲鳴蟲山と鉄塔 (手前のピークから)山に登れる筈だが、今日は林道を登ると心に決めて北進する。その後すぐに舗装道は切れて普通の林道となる。
 林道は沢沿いに杉/桧の植林の中を北に緩やかに登って行く。新栃木線の送電線下を通過すると、林道は蛇行しながら北西に向かう。途中で作業道が多数あるが、目をくれずに林道歩きに徹する。標高490m位のところに車3台程度のスペースがあったので、ここを林道終点とする。
 ここからは道幅はあまり変わらないが、勾配はかなり急になる。しかし、車の轍はもう少し上までついていた。轍の消えた所からは、道幅はそれ程細くならな羽賀場山(右)と天気山(左) (鉄塔から)いが、急に荒れだす。伐採した切り屑や倒木が道に放置され歩き難い。倒木の多い作業道をジグザグに北西に登りつめると、南西が伐採地で石裂山が見える。ここからひと登りすると、680ピークに達する。ピーク上からは目の前に赤白鉄塔が聳えていて、鳴蟲山の山頂部は鉄塔のすぐ後ろに見える。
 ピークから5分で鉄塔(南いわき線274号)の真下に達する。ここからの展望は楽しめる。北東に羽賀場山、北西に石裂山、南東に二股山とすぐに識別できる。南西の方向は山並みが多すぎて同定できなかった。景色を充分堪能して、鳴蟲山に向かう。ほんの僅かな登りで、鳴蟲山頂上に到着した。山頂は南側が雑木、北側が桧の樹林の中で展望は得られない。三つの石祠が祀られている。山頂標識はR.K印の一つだけ。三等三角点がポツリと寂しそう。 
4 鳴蟲山 − 黄金沢林道口  いったん西に下り、途中から南西へ尾根を下る鳴蟲山頂
 帰りも林道を下るつもりで来たが、登りで余りにも物足らなさを感じたので、急に尾根を下る気になる。地形図を見ながら検討した結果、南東に下ってスタート点に戻るよりは、西→南西に下って県道240号に下りることを考えた。
 山頂から北へ伸びる尾根には踏跡がしっかり付いているが、取り付くべき西へ伸びる尾根が樹木で見えない。ほんの僅か北へ進むと、テープがあり西に伸びる尾根が見えて一安心。
 標高で50mも急降下するとなだらかな尾根歩きとなる。踏跡は決して濃くはないが、所々で赤テープが見られる。杉や桧の植林の尾根を緩やかに西へ下り、610ピークに達すると赤テープがあってそのまま西に下る踏跡と、南西へ下る踏跡が見られた。西へ進む踏跡の方が濃いが、南西へ下ると黄金沢林道口付近に下りられ、行程がかなり短縮できると判断し南西へ下ることにした。
 610ピークから杉/桧植林の尾根を南西ないし南に下リ続ける。踏跡は多分林業関係者の歩く跡であろうか。この尾根筋にはテープは見られなかった。とにかく尾根の上をひたすら下ると沢の音が聞こえだし、すぐに県道に飛び出した。すぐ傍に林道の看板が見えたので行ってみると、黄金沢林道口であった。
 黄金沢林道口から駐車場所までは荒井川沿いに県道240号を約3km下ることになる。この辺りは谷間となっているので、展望は全くなく単に歩くだけ。
5 上久我 − 自宅
 最近の尾根歩きに比べて、疲労度は極端に少なく何かもの足りなさを感じる。12時前に家に着いてしまいそうで、女房に”もう帰ってきたの”と言われそう。
 今日は新車での始めての山行。新車はやはり軽くて良いな!何よりいいのは優れもののカーナビ。音声も結構認識してくれる。これからは目的地に行くのがかなり楽になりそう。
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