ひとり山歩き79 : 鹿沼市のかまど倉に川化山経由で登ってきました。川化林道から川化山への登りは藪こぎとなりましたが、その他は道筋もハッキリしていて快適な山歩きができました。
鹿沼市の川化山〜かまど倉
2003年2月10日(月) 晴れ
1 行程
自宅(6:10) − 川化林道送電線下(7:10/7:20) − 川化山取り付き(7:25) − 川化山(8:15/8:35) − 送電線鉄塔(9:20/9:25) − 第一展望台(9:20/9:25) − かまど倉(9:35/10:10) − 鉄塔下分岐(10:20) − 川化林道送電線下(10:45/10:50) − 自宅(12:30)
2 自宅 − 川化林道
 最近は茨城の山歩きが多かったので、今回は近場のかまど倉に登ってみることにした。ガイドブック通りに川化林道からのピストンだけでは面白味がない。そこで川化山経由でかまど倉に登ることを検討した。川化林道から川化山への登りは情報がないが、大好きな(?)藪こぎを覚悟して家を出る。
 鹿沼市の御成橋でR121号から分かれて県道164号(板荷玉田線)で東武板荷駅を目指す。板荷駅の約1km手前の川化下バス停で左に折れて川化林道に入る。約2km進んで送電線下に格好の駐車スペースを見つけて車を停める。
3 川化林道 − 川化山第一展望台から見る川化山  藪こぎも楽しい!
 駐車場所のすぐ先で左に林道支線を分け、再度送電線下を通過すると、ガイドブックに記されている駐車スペースに達する。ここに右の谷に入る道が通じている。軽トラ一台幅の荒れた作業道を川化山目指して進むことにした。この道は数分で消えてしまうが、沢沿いにかすかな踏跡が北に向かっている。かなりの藪こぎを強いられるが、最近は藪こぎを頻繁にしているのでそれ程苦痛にはならない。
 作業道に入ってから15分程で沢から北に向かう尾根に取り付く。尾根を進むと前方に高さ20m位の崖に行く手を遮られる。左は谷になっているので、仕方なしに右に回り込み東側からこの崖に取り付く。この岩はブッシュが多く、登るのに苦労した。10分程かけて岩の上に登ると、左にかまど倉、右に川化集落が展望できた。この岩頭から北に尾根を辿るとすぐに川化山山頂に到着した。
 山頂には三角点が設置されている。山頂標識は小さいものが一つぶら下がっていた。山頂は樹木に囲まれているので展望は得られない。ほんの僅か北に踏跡を辿ってみたら、羽賀場山とその右奥に日光連山が枝の隙間から見えた。 
4 川化山 − かまど倉  静かな尾根歩きを楽しむ
 川化山の山頂からは樹木が邪魔してかまど倉に向かう尾根の取り付きが分らない。元来た道を南にほんの少し戻ると右手に尾根筋が見えたので下ってみると、南西に向かう尾根で踏跡も明確であった。最初は痩せ尾根で岩が多いが、すぐに桧林の踏跡になり、障害物もなく歩かまど倉展望台から二股山方面を見るきやすい。
 何度か小さなコブを越し、この尾根で最も低い所から急登に移ると笹が目立ち始め、送電線が見えるようになる。左に林道への下りを見送ると、一分も経たない内に送電線鉄塔に達する。鉄塔広場は背丈を越す篠竹が生えていて見晴しがよくない。北に羽賀場山とその右奥に男体山が辛うじて望める。
 南側の篠竹のトンネルを10m程潜ると、桧林になり尾根道を進むようになる。方向が南西から南向きになり急登すると岩頭で、左に10mも行くと第一展望台となっている。目前に川化山と前日光の山々、遠方に高原山が望める。日光連山は赤薙山より左は樹木で隠れていて見えない。次のコブが第二展望台でここからは鹿沼方面が望める。第二展望台からほんのひと歩きでかまど倉山頂に達する。
 山頂には三角点と幾つかの山頂標識を見かけるが、展望は全く開けない。南に踏跡を辿るとすぐに石祠が祀られている第三展望台に出る。この展望台はかまど倉の由来のかまど状の岩屋のある岩壁の上に位置するのだが、岩壁はほんの一部しか望めない。南側が開けていて、大芦川と引田橋あたりが真下に見える。その向こうに二股山が望めるが、鹿沼市街から見るのと異なりキレット部が明確でない。
5 下山鉄塔下分岐付近から見るかまど倉  次の機会にはかまど倉展望台の岩壁を下から眺めたい!
 かまど倉岩壁を下から見るために、山頂から南東に向かう尾根で398mピークに下り、そこから北東に川化林道支線に下ることも考えていた。山頂展望台からルートを眺めると南東尾根に出るのがややこしいようなので、今回は断念した。
 送電線鉄塔まで往路をそのまま引き返し、鉄塔下分岐から川化林道に下りることにした。分岐から杉植林の中をジグザグに下るのだが、日光があたらないので地面がややぬかるんで歩き難い。続いて沢沿いの荒れ気味の林道を下るが特に問題となるようなことはない。駐車場所の少し手前でRV車の夫婦にかまど倉への道を尋ねられる。平日にこのような山にくる人もいるもんだなア、と変な感心をする。
6 帰宅
 時間的に未だ早いので、前々から気になっている鹿沼市の鳴蟲山(日光市の鳴虫山とは違う)の登山口を探すために寄り道をする。自動車で走り抜けただけではルートは判明しなかった。
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