ひとり山歩き724 : 赤川ダム付近からこぶし岩経由で天狗鳥屋に登り、古賀志山山系の二枚岩経由で中尾根を周回してきました。
こぶし岩から天狗鳥屋〜古賀志山中尾根周回
2019年4月29日(月) 晴れ
1 行程
@コースタイム : 自宅(3:50) = 赤川ダム駐車場(4:45/5:00) − こぶし岩取付き(5:20) − こぶし岩(5:55/6:00) − 天狗鳥屋(6:10) − 長倉山(6:30) − 鞍掛林道出合(6:45) − 細野林道の二枚岩・中尾根口(7:00) − 二枚岩(7:30/7:35) − 古賀志山の中尾根出合(8:00) − 中尾根分岐直下(8:35) ー 下山開始(8:40) − 古賀志山北コース出合(9:05) − 赤川ダム駐車場(9:55/10:10) = 自宅(11:10)
Aルートマップ

2 自宅 − 赤川ダム
 本日の午後に柔道全日本選手権の放送があるので、短時間山行ということで以前から気になっていた天狗鳥屋の南西斜面にあるこぶし岩へ行ってみることにした。こぶし岩から下った報告はネット検索で3件見つかったが、登った記録は見つからなかった。それならば登って見ることにする。これだけではあまりにも短時間すぎるので、細野林道から二枚岩経由で古賀志山中尾根を周回することにした。
 赤川ダム駐車場に先着3台あり、車載温度計7度 
3 こぶし岩 − 天狗鳥屋 − 長倉山  こぶし岩へは薄いが踏跡あり
 いつものように赤川ダムの上から古賀志山〜中尾根〜天狗鳥屋の写真を撮って、先へ進む。こぶし岩の取付きはシボレさんの記録(2016年5月25日の記録http://shibore.net/160525tengutoya.html )で大体検討をつけておいた。右手の山側に注意を払いながら歩いてゆくと、大岩がみえてその右基部には薄い踏跡が認められた。ここがこぶし岩取付きと判断した。
早朝の駐車場


赤川ダムから 古賀志山〜中尾根〜天狗鳥屋


こぶし岩取付き(標高250)


大岩右手の薄い踏跡からスタート
 薄い踏跡が続き、大きな岩を縫うようにして登ってゆく。藪はないが落葉で滑りやすい(下りではスリップに要注意の感じ)。標高300あたりで唯一の赤テープを見て間違ってなかったとひと安心。この先は落ち葉や枯れ枝で踏跡があるようなないような感じだったが、そのまま直進。赤テープから5分ほど進むと大岩に付き合った。方向としては右手に進まねばならないが、進める雰囲気ではない。ここでGPSをチェックすると標高320でこぶし岩と同じた高さだが少しばかり北西にいることが判明した。先刻の赤テープは右へ行けのサインだったようだ。
 ここでほんの3・4分戻ればよかったのだが、一枚岩の岩壁はなさそうだし、そのまま左手に進んで回り込めばなんとかなるだろうウ(まるで植木等だネ)。ところがポツポツと現れる大岩と急斜面で回り込みは不可。仕方なしに這うように登って標高330あたりで大岩群を脱出。南東へ回り込んでゆくと明瞭な踏跡に出合った。この踏跡を4分ほど下ってゆくと前方が開けてこぶし岩の岩頭に達した。こぶし岩全体の様子がわからないので岩頭から恐る恐る下を覗いたが、岩が膨らんでいて岩全体の様子はわからず。ここからは古賀志山〜中尾根が展望できた。真下には取付き付近の釣り堀(?)が見える。
 天狗鳥屋方面に踵を返すと、右下(下った人の記録では左下)へと明瞭な踏跡が目に入った。これが正規のルートなのだろう。取付きからこぶし岩まで35分要したが、正規のルートをたどっていたら20分程度で登れたかも(?)。

このような大岩の基部を縫って登ってゆく(標高280の様子)


途中で見た唯一の赤テープ(標高300) 安心して進んだ


大岩に突き当たる(標高320) こぶし岩の岩頭とほぼ同じ高さで、やや北西(ウーン! 間違えた?) GPS をもっと早く見るべきだった


大岩の右手には進めないし、今更戻る気はない、進軍ラッパ吹き鳴らし左手に突進


大岩と急斜面(四つん這いで登る)で方向修正できず やっと岩場が終了し軌道修正すると、天狗鳥屋からこぶし岩への踏跡に出合う(標高340)


踏跡を2分ほど下ると、こぶし岩の岩頭にたどり着いた(標高320)


岩頭から恐る恐る覗き込むも上部が膨らんでいてこぶし岩の全体把握できず


古賀志山と中尾根の一部が展望できる


こぶし岩から左(南東)に下る踏跡あり・・・途中で間違えなければここを登ってきたはず
 細い踏跡をたどって天狗鳥屋に向かうとヤマツツジがポツポツ、途中でベンチ(2基)のある展望所らしき場所を通過、残念ながら樹木が邪魔して赤川ダムが見えるだけ。こぶし岩から約く10分で天狗鳥屋山頂部に達した。展望はなく小さな山名板が二枚あるだけ。

天狗鳥屋に向かう途中のヤマツツジ


天狗鳥屋への途中にベンチ(写真の右手にもう1基あり)


ベンチからの展望はよくない 赤川ダムが見える程度


天狗鳥屋の山頂部 小さな山名板2枚あり
 天狗鳥屋からの下りも明瞭な踏跡あり。鞍部まで下って登り返すと、「コブシ岩」の標識のある分岐に達する。左の長倉山方面に進む(右にゆくとトリムコース)。その先も尾根伝いに踏跡は続く。途中で右下の林道へ下る踏跡と、その先で駐車場から標高点339経由の踏跡に出合うと長倉山(標高360級ピーク)はすぐ先。
 長倉山から北西尾根を下るのは初めて、予想していたよりも明瞭な踏跡が続く。途中で右手が伐採地で鞍掛山も展望できた。二番目の伐採地を越す鞍掛林道と出合。


天狗鳥屋からの踏跡は明瞭


天狗鳥屋から300メートル弱でコブシ岩分岐 長倉山は前方へ 


長倉山への尾根筋にも明瞭な踏跡が続く


コブシ岩分岐から10分程度で長倉山(360級ピーク)


長倉山から北西への下りも明瞭な踏跡あり 標高350先の東側に伐採地 後方に鞍掛山


長倉山から15分で鞍掛林道に下山(標高300)
4 二枚岩 − 中尾根 − 下山  特に危険箇所なく全行程に踏み跡あり 
 鞍掛林道を少しばかり下ると標高点277が林道分岐。ここからは右手の細野林道に進む。10分ほど舗装道を歩くと右へと林道が分岐し、分岐点には石祠が祀ってある。その僅か先が二枚岩〜中尾根取付き(標識あり)。

すぐに鞍掛林道口(標高点277)に達する 右手の細野林道へ進む 左は駐車場へ


細野林道の分岐(標高320)に石祠


林道分岐のすぐ先が二枚岩〜中尾根取付き
よく整備さてた登山道を登ってゆく、二枚岩直下になるとヤマツツジ(ミツバツtジもわずかに)が目につく。階段をのぼると二枚到着。全体が見えないので岩に登ってみるも先端部は尖っていて岩頭煮立つのは諦めた。

二枚岩への登り よく整備されている


ヤマツツジとトウゴクミツバの共演(二枚岩直下)


二枚岩(標高430)


二枚岩上部
二枚岩から先も踏跡は続き、特に障害物はなし。途中で夫婦とすれ違い。途中で450級ピークを越して急斜面を登り返すと中尾根出合(490級ピーク)となる。

二枚岩からも踏跡は明瞭


中尾根出合(標高490)
 この小ピークを下った鞍部には 南北へと踏跡が認められる。南に下る踏跡は北コースの標高380あたりにある分岐標識「中尾根〜P559 二枚岩方面」に通じているものと思わてる。これを無視して中尾根を進む。標高510あたりでロープ付きの大岩に突き当たる。その手前には両サイドにトラバースらしき踏跡が目に入った。”猿も木から落ちる 山屋も岩から落ちる”の格言(そんなものあるの?)を思い出し、ここは迷わず左のトラバースへと進む。
 トラバースは細いが明瞭で特に危険箇所はなく、約10分で中尾根分岐(派生地点)直の古賀志山〜559ピークの縦走路に出合う。中尾根出合まで登り返す気は毛頭ないが、その左手(北)へと踏跡が見える。どこへゆくのやら? 兎にも角にも古賀志山には有名無名の踏跡が多い。何年かけたら全部を追えるかナ(そんな気は毛頭ないがネ)。

中尾根出合のすぐ先で南北へ踏跡あり 写真は南への踏跡(北コースの標高380付近に続くと思われる)


中尾根もこの程度の障害物しかなし


ところが標高510あたりで前方にロープ付きの大岩 手前の両サイドにトラバースあり


大岩からは左手をトラバース(特に危険箇所はなし)


10分程度のトラバースで中尾根分岐の南西直下 標高点559方面は前方へ 左手にも踏跡あり(どこへ続く?)
下山開始地点の富士見峠目指して5分ほど進むと南東の谷筋を下る踏跡が目に入った。地形図をみると途中で北コースに出合う感じ。それならショートカットすることにした。途中の標高430あたりで東へ踏跡が分岐するもそのまま南東へ下ると標高410あたりで北コース出合となる。以降は大勢のハイカーとすれ違いながら下ってゆく。
 赤川ダム駐車場はほぼ満車で、大勢のハイカーと観光客で賑わっていた。

北コースを下るつもりだったが、途中で南東の谷筋へ下る踏跡あり、北コースに出合うと予想し下ってゆく


標高410付近で北コースに出合う


北コースを下って ダムサイトの桜


満車の赤川ダム駐車場
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