ひとり山歩き723 : 藤坂峠からせっかい採石場を迂回して琴平山に行き、県道210号の北側尾根を周回してきました。採石場は05年1月に歩いたときに比べて東側にかなり広がってました。
せっかい採石場を迂回して琴平山周回
2019年4月18日(木) 晴れ
1 行程
@コースタイム : 自宅(3:50) = 中運動公園(4:40/4:55) − 藤坂峠(5:15/5:20) − 三角点297.5(6:10/6:15) − 310級ピークの南尾根取付き(7:05) ー 310級ピーク(8:00) − 廃道出合(8:25) − 採石場境界(290級ピーク)(9:00/9:10) ー 標高点330(9:35) − 琴平山・神社(9:55/10:15) ー アンテナ塔(10:25) − 裏参道口(10:30) − 標高点352(送電線鉄塔)(10:45) − 標高点313(11:10) − 神社跡(12:10) − 下山・県道210号出合(12:25) − 中運動公園(13:10/13:20) = 自宅(14:15)
Aルートマップ

2 自宅 − 中運動公園

 最近は残雪歩きは控えて、低山あるきに徹している。前回、屏風岩経由で諏訪岳に登った際、10年以上前に藤坂峠からせっかい採石場の東側をかすめて尾根沿いに通過し、琴平山まで行ったことを思い出した(05年1月31日ひとり山歩き186)。せっかい採石場がどこまで東側に拡張されているか確かめて見ることにした。基本的には砕石j場内を歩かず極力境界のそばを通過することを念頭に計画を作成した。計画作成にあたってはGoogle  Earth Pro を利用した)
 藤坂峠付近に駐車スペースがないので、中運動公園の駐車場を利用。車載温度計9度
3 中運動公園 − 藤坂峠 − 琴平山
 中運動公園から県道282号を南東へ登って行き、最高地点が藤坂峠で、そこには隧道竣工碑、殉難者慰霊之碑と三基の石像が見られる。これらに関してはブログ「巴波川日記」に詳細が記載サれている(https://sayama64.blog.so-net.ne.jp/2019-03-17 )
 ザレ気味の急斜面を数分登ると、左手から小尾根を合わせ以降は勾配が緩み歩きやすくなる。濃淡はあるも踏跡を追って尾根沿いに進む。藪は無視できる程度でのんびり歩きができる。標高240あたりから尾根の左手に立入り規制のトラロープが張ってあり、三角点297峰直下まで連続している。途中でロープをくぐってせっかい採石場の様子を探るる。尾根上に戻ってあるようなないような踏跡をたどる。標高250付近で小籔あるも問題なく突破。更に進むと尾根のすぐ左手に採石場が迫っている(古タイヤのそばを通過)。立入り規制ロープが終了すると三角点297.5峰に達した。平坦な小ピークで展望はない。

藤坂峠の隧道竣工記念碑 以前はトンネルが通っていたようだ


濃淡はあるが踏跡は残っている(標高210付近の様子)


せっかい採石場への立入り規制ロープ(標高240から三角点峰直下まで)


ちょっとだけピーピングトム(?)になって採石場を俯瞰


ヤブがあってもこの程度(標高250付近)


採石場のすぐそばを通過(標高270)


三角点峰 (展望なし)
 三角点峰から北進すべきだったが、何の気なしに南東へ下ってしまった。左手に急峻な小尾根が見えて、間違いに気づき、遅まきながら地形図を見つめる(ぼっと歩いてるんじゃねえよ!とチコちゃんに叱られそう)。前回(05年1月31日)ルートを通っても、途中で沢筋をを下る必要がある。このまま急斜面を北東に下れば、距離的にも時間的にも短縮できるかも、とそのまま北東へ下ることにした。これが大間違いだったと気付くのはすぐ後。急傾斜と落葉で滑って樹木に抱きつきながら下る始末。我慢できずに持参のチェーンスパイクを装着して多少は楽になったが、たまらず左手の植林にエスケープ。今度はザレに悩まされるが、小尾根で滑るよりは安心感が全然違う。なんとか沢筋に降りられたが、前回の歩きからあるのではと推測していた採石場からの運搬路は見当たらなかった。310級ピークの南尾根の取り付き点を求めて沢筋を更に下って、標高140と150の中間くらいで南尾根に取付くことにした。

計画とは異なるルートへ進む 急勾配と落葉で滑る滑る(我慢できずチェーンスパイク装着)


トウゴクミツバツツジがポツポツ(標高230あたり)


ヤマツツジはまだつぼみ(標高230あたり)


落葉を避けて左(北)側の植林へエスケープ・・・今度はザレで悩まされる(標高220付近)


涸れ沢に下り(標高160)、310級ピークへの取付きを求めて沢筋を更に下る(


310級ピークの南尾根に取り付く
 310級ピークの南尾根は急傾斜でザレ気味だが藪がないので黙々と登って、標高210で南東から小尾根を合わすと傾斜は緩み藪無しでのんびり歩き。310級ピーは到達地点の直ぐ側まで採石場が迫っていた。様子を探ると、右手に半分削り取られてしまったピークが見えた。これが採石場境界の290級ピーク(前回の山行で禿山と名付けた)で、この先は採石場に沿ってあのピークまで進むことになる。ピークの樹木に地図が張ってあった(上段には古地図、下段には2017現在の地図)。目的は不明だが、貼り付け方は本格的。 

ヤブなしザレ気味の急登(尾根取付き直後)


標高210で尾根を乗り換えると勾配は緩む、やぶもなし (標高290付近の様子)


310級ピークの西側は採石場が直ぐ側に迫っている


310級ピークの樹木に何故か地図が(上半分は古地図、下側は2017年)
 310級ピークから採石場に沿って緩やかに下ってゆく。目的不明の踏跡が断続している。苦もなく下った沢筋(水流なし)が18年4月27日(ひとり山歩き694)で歩いた廃道出合だ。その時は踏跡を探しながら歩いたが、今回は左手の採石場から極力離れないよう沢筋を適当に歩く。見覚えのある切通に達した(先刻の地図によると切通坂というようだ)。ここからひと登りで先刻見かけた採石場境界の290級ピークに立つ。南半分は削り取られて崖になっている。 

北尾根を下る 篠竹少々 (標高300付近の様子)


採石場の横を下ってゆく (標高290付近の様子)


踏跡あり


18年4月27日(ひとり山歩き694)で通った廃道出合 (標高200)

不明瞭な廃道を進むと、立入禁止の標示とロープ


倒木を避けながら進む


見覚えのある切通(切通坂というらしい・・・先刻見た地図による) 前方に進むと中運動公園へと廃道が続く


採石場の境界となってしまった290級ピーク(南側は崖となっている)
地形図とは様子素が変わってしまったので、同定が難しい(カシミール3Dを帰宅後試みるもうまく描けない)。

290級ピークから  中央は310級ピーク(?) 後方山並みの中央やや右に馬不入山


三角点297ピーク(?)


左は三角点297ピーク 右に見えるは諏訪岳


290級ピークの南側は崖


上の写真の右手
290級ピークから琴平山・神社までは、05年1月31日のひとり山歩き186 と18年4月27日のひとり山歩き694にダブルので省略。

切通に下って琴平山方面に向かう尾根は篠竹(濃淡あり)


標高点330ピークの石祠は胴体だけが残る


道筋現れる 左に下ると中運動公園 直進する (標高320)


琴平山山頂の琴平神社
5 琴平山 − 県道210号の北側尾根 − 中運動公園
 琴平山から標高点352までは、18年4月27日のひとり山歩き694を参照願う。
 


アンテナ塔のある350級小ピーク)


琴平神社の裏参道口


送電線鉄塔のある標高点352ピーク

 標高点352から県道210号の北側尾根は、溝形の道筋が断続し、藪はなし登り返しもなしで極めて単調。遠望は標高260付近で諏訪岳が見えるだけ。地形図の鳥居マークの箇所には神社跡と思しき石垣があるだけ。詳細が知りたければブログ「踏み入る先にあるものは」を参照願う ( https://blogs.yahoo.co.jp/fu32miffy/37819699.html )

県道210号の北側尾根にはこのような溝形道あり(断続しているが)


この尾根筋で唯一の展望は諏訪岳 (標高260付近で)


神社跡 (標高180)


下山地点・県道210号出合
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