ひとり山歩き722 : 京路戸公園から諏訪岳北尾根を乗越して森中林道・慰霊碑まで下り、そこから屏風岩経由で諏訪岳に登ってきました。慰霊碑から屏風岩への登りはかなりの部分で踏跡がのこっていますが、急斜面のトラバースが多いので油断は禁物です。
屏風岩経由で諏訪岳
2019年4月6日(土) 晴れ
1 行程
@コースタイム : 自宅(4:55) = 京路戸公園駐車場(5:55/6:10) − 標高点189(6:30) − 諏訪岳北尾根出合(6:40) − 森中林道・慰霊碑(7:00/7:30 偵察行含む) − 屏風岩岩頭(8:25/8:30) − 諏訪岳(8:45/8:55) − 京路戸峠(9:15) − 京路戸公園駐車場(9:30/9:40) = 自宅(10:40)
Aルートマップ

2 自宅 − 京路戸公園 
 今日は午後に用があるので、午前中に軽く山歩きということで、3月9日(ひとり山歩き719)に岩頭まで行った屏風岩経由で諏訪岳に登ってみることする。ルートとしては京路戸公園から諏訪岳北尾根を乗越し、谷筋を東に下って森中林道・慰霊碑から諏訪岳の北北東尾根を登り、屏風岩を巻いて岩頭に登る。屏風岩岩頭から諏訪岳に登り、京路戸峠経由で下山する。
 京路戸公園駐車場到着は例によって一番乗り。車載温度計11度
3 京路戸公園 − 森中林道・慰霊碑
 18年4月20日のひとり山歩き693と様子が異なるのは登山口が工事中というだけなので、説明は割愛。前回並みの所要時間で森中林道・慰霊碑に下り立った。
 諏訪岳の屏風岩を検索すると、08年8月21日に「月の虜」ブログに登った記録と10年11月3日に「夫婦二人の山歩き」HPに下った記録を見つけた。13年4月12日に藤坂RGが立ち入り禁止となってからは、屏風岩を訪れる人もいなくなったようだ。前記記録からかなりの年数がたっているので、あまり参考にはならない。そこで、屏風岩の概要がつかめないか、やぶを漕いで反対側斜面を偵察してみた。標高180で屏風岩と思しき岩壁が展望できた。岩壁は二段に分かれている。下部の岩壁のほうがはるかに大きい。上の岩壁は小さく、3月9日に立ったのはこの岩頭と判断できた。

登山口(左手の踏跡へ)


森中林道・慰霊碑


屏風岩の様子を探りに、やぶを漕いで反対斜面に登る


屏風岩をとらえる (屏風岩24mH 20mW・・・藤坂駐車場(廃止)の標識板記載)


アップで (3月9日には左上の岩頭に立った) 今回は下の岩は右手を巻き、上部の岩は左手を巻いた
4 森中林道・慰霊碑 − 屏風岩 − 諏訪岳
 慰霊碑から幅広尾根を登ってゆくと、すぐに固定ロープが見つかった。以降は薄いが踏跡を追うことができる。やぶはないが急登で腰が軽くうずき腰痛の再発が心配。標高190当たりで稜線が岩っぽくなり、左右両側に薄い踏跡あり、右手(西)の踏跡へ進むと怪しくなってきた、元に戻って左手(東)をトラバースして標高210で尾根上に達してヤレヤレと思ったのも束の間、標高220当たりで大岩に突き当たる。この左(登り基準で、すなわち西側)斜面が先刻見た屏風岩の岩壁と推測。(注:諏訪岳の北北東尾根は地形図では幅広だが、尾根上は結構険しい)

慰霊碑から登り始めるとすぐに固定ロープ(標高170のやや下)・・・以降は踏跡がかなりの部分で残っている


標高170付近の固定ロープ やぶはないが急登


稜線の左手(東)斜面を巻いて稜線上に立ちホットする(標高210)


ホットするも束の間、大岩に突き当たる・・・左側(西が屏風岩の壁面と思われる 標高220で)
 大岩の右手(西)に薄い踏跡が見つかりこれを追って進むと、幅が狭い箇所や固定ロープがあったりで、特別危険というほどではないが油断は禁物。巻くこと15分程度で屏風岩の岩頭に達した。振り返ると藤坂RGの岩場や日光連山が展望できた。

右(東)手の斜面の薄い踏跡を追う 狭いので要注意


固定ロープ(標高210あたり)・・・ロープはまだ劣化していない


固定ロープは断続


屏風岩の岩頭(推測、標高240)から振り返るとRG(ロックガーデン)


同所から日光連山展望
次に上の岩場を越すさねばならない。小標識によると右手は岩コース左手は無名コース。岩場は大嫌いで、躊躇なく左手(東)の岩の基部を巻くことにした。途中で固定ロープが設置してあり、10分ほどで屏風岩の岩頭に立つことができた。ここはまさしく3月9日に諏訪岳から下ってきた場所である。

今度は上部の岩を登らねば・・・どっちを選ぶ?


標識から判断して直登はなさそう


岩コースを嫌って無名コース(左手を巻く)と


上部岩の岩頭(標高250)に立つ(3月9日にはここまで諏訪岳から下ってきた)


日光連山もうっすらと
 岩頭から諏訪岳山頂までは3月9日の記録を参照願う。諏訪岳山頂でエネルギーを補給。森中林道・慰霊碑から屏風岩は踏跡かなり残っていて、固定ロープも使用に耐える。特別危険とは思わないが、急登や幅狭のトラバースが多いので、一般ハイカー向きではない。

諏訪岳山頂
5 諏訪岳 − 京路戸峠 − 京路戸公園
 3月9日以降で異なるのはヤマツツジのつぼみが目についた(といっても標高280付近だけ)と山桜(?)が標高270付近で見られただけ・・・ということで説明割愛。


ヤマツツはまだつぼみ(標高280付近)


山桜? (標高279付近)


佐野工業団地の桜
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