ひとり山歩き720 : 雪山の感触を忘れないように阿世潟から社山をピストンしてきました。標高点1567を過ぎると残雪はほぼ連続となりましたがトレースがしっかりしているので、チェーンスパイクで支障はありませんでした。好天に恵まれ展望を楽しむことができました。
社山スノーハイク
2019年3月20日(水) 快晴
1 行程
@コースタイム : 自宅(3:45) = 歌ケ浜駐車場(5:40/5:45) − 半月峠口(6:35) − 阿世潟(7:00) − 阿世潟峠(7:35) − 雨量観測所(8:05/8:10) − 南側開け(標高1720)(9:10) − 社山山頂89:50/10:30) − 雨量観測所(11:40/11:45) − 阿世潟峠(12:15) − 阿世潟(12:35) − 半月峠口(13:05) − 歌ケ浜駐車場(途中で30分の休憩含む)(14:20/14:40) = 自宅(1650)
Aルートマップ

2 自宅 − 歌ケ浜
 雪山の感触を忘れぬために、阿世潟から社山を往復することにした。社山を選んだのは、トレースがついていて踏み抜きの可能性が小さいこと。荷を軽くするために、アイゼンは持参せずチェーンスパイクを活用することにした。条件がよければ社山から大日尾根を下ることもあり、ということで地形図等の準備は整えた。 
 今シーズンは何処も寡雪ということだが、日光市街地では道端に雪の痕跡も認められず、いろは坂の黒髪平を過ぎると道端に残雪を見かけるようになった。いつもならスカイライン入口に駐車するのだが、今日はノンビリと景色を楽しみながらということで歌ケ浜駐車場に車を駐めた。到着時にはほかに車なし。車載温度計マイナス1度・・・今日は暑くなりそう!
3 社山への往路  標高点1567を越すと残雪は連続 トレースを確実に追える
 無人の歌ケ浜から男体山を背にして出発すると前方に社山が出迎え。中禅寺湖南岸遊歩道へと進むも路面に残雪は皆無。イタリア大使館別荘跡公園は3月31日まで閉館、オープンは4月2日との標示を何ヶ所かでみかけた(へそ曲がり曰く、4月1日は何で抜けているの?)。
 イタリア大使館別荘跡公園から150メートルほど進むと、中禅寺湖湖面にみごとな逆さ山々が映し出されていた。今まで何度もここを通っているが今日みたいに見事なのは初めて。 

歌ケ浜駐車場から男体山を背にして出発

社山は予想していたよりも白い


逆さ社山 (イタリア大使館別荘跡公園から150メートルほど進んだ地点)

錫ケ岳〜白根山〜温泉ケ岳の逆さも見事

逆さ男体山もいいね
 狸窪のゲートで除雪は終了、以降は残雪が断続し路面に凍結箇所あり。用心のために半月峠口でチェーンスパイクを着用。阿世潟の手前約400メートル地点で逆さ男体山を見かけるが、すでに湖面が波立っているせいで乱れあり。チェーンスパイクを履いているので、路面の凍結も問題なく阿世潟に到着。付近の残雪は少ない。 

狸窪までは路面に残雪なし、ゲートを過ぎると残雪現れる


半月峠口 路面の残雪凍結対策として早めにチェーンスパイクを履く、帰路はここで脱ぐ



阿世潟の手前約400mまで来ると、湖面が揺れて逆さ男体山も姿が崩れてしまった


阿世潟 は少ない
 阿世潟から数分歩くと残雪は連続となるもトレースがしっかりしているので歩き易い。標高1360あたりで木橋を渡ると傾斜は増すがジグザグ気味に登り詰めると阿世潟峠に達した。半月山方面には残雪あるも、社山と足尾方面には残雪なし。

阿世潟から200メートルほど進むと残雪は峠まで連続となる


阿世潟峠
 阿世潟峠から雨量観測所ピークへの登りは、残雪少なく地肌の露出部多い。復路では泥濘になるのではと心配しながら登ってゆく。後方から単独行の若者がドンドン追いかけてくる。少しばかり頑張って雨量観測所ピークで追い越される。休むこともなく通過していった。写真を撮っている間に姿が見えなくなってしまった。写真を撮りながら息を整える。

峠から社山方面 (足尾方面も地肌 半月山方面は残雪)


雨量観測所ピークへの登り、残雪は少ない


標高1440付近から備前楯山(中央)


雨量観測所ピークから社山への稜線


同所から白根山〜温泉ケ岳〜太郎山間〜男体山 (手前は大日尾根)


同じく男体山と中禅寺湖
 雨量観測所ピーク先の馬の背越えだけは注意しながら通過。残雪は徐々に増えるが断続。標高点1567ピークはトラースのほうが踏跡はしっかりしているが、元気のある往路で寄ってみた。ピークは樹木もなく日当たりが良いので雪が少ないと予想していたが、山頂部は完全に雪で覆われていた。対象物は変わらないが、高度が異なれば多少は趣が変わるだろうとカメラのシャッターを押す。

雨量観測所ピーク先の馬の背  ここだけは少し注意


標高点1567ピークから男体山と中禅寺湖


同じく半月山


同所から白根山〜太郎山
 1567ピークを下って登りになると残雪は連続となる。標高1660付近で南側に続いていたカラマツ林は姿を消し、さらに登ってゆくと先刻追い越された若者がもう下ってきた。自分も若いころに山歩きをやっていれば同じように歩けたかも(???)。
ラインドにb
1567を過ぎると残雪は連続となる(標高1590付近の様子)


標高1660で南側に続いていたカラマツ林が消える


標高1680から 温泉ケ岳〜太郎山〜男体山手前は大日尾根
 標高1720で南側(足尾側)が開けて足尾の山々が見えるようになる。逆にこの先は北側がブラインドになる。日差しがきつく、無風状態で暑くて上着を脱ぎたくなるが社山山頂まで我慢しながら登ってゆく。
 足尾側が開けてから山頂までは約100メートルの登りに小一時間要して社山山頂に到着。疲労困憊で歩みが遅いのではなく、心拍数が上がらないよう脳が覚えこんでしまったようだ(これが老化というんだよ・・・納得)。山頂部からはあまり展望がないので、すぐに西側の展望地へ移ってザックを下す。

標高1720で南側が開けて足尾の山々が姿を現わす


同所から山頂方面  (雨量観測所ピークで追い越していった若者は少し下で下山してきた)


同所から半月山方面


同所から男体山と中禅寺湖


社山山頂はまだまだ(標高1750付近の様子)


半月山〜赤倉山稜線 (標高1770から)


山頂直下から足尾の山々


社山山頂


山頂から男体山
山頂西側の展望所でしばし景色を楽しむ。今日は気温が上昇し、下山時には雪面が緩むことが予想されるので踏み抜きの心配がある大日尾根下りは中止とする。

山頂西側の展望所から 足尾の山々 


同所から 左奥に鋸山と皇海山 大平山〜黒檜岳 右奥に錫ケ岳


錫ケ岳〜白根山〜前白根山
4 下山  気温上昇で雪面緩むもチェーンスパイクで特に問題なし  雲ひとつない好天で暑かった 展望は十分楽しめた
 大日尾根はあきらめて往路を戻ることにした。気温上昇で雪面が緩みチェーンスパイクではわずかながらスリップするも、幸いにもチェーンスパイクに団子がつかなかった
 雨量観測所ピークからの下りでは、気温上昇で泥濘が増えていた。
 阿世潟峠から阿世潟への下りは特に問題なし。半月峠口でチェーンスパイクを外す。
 狸窪と砥沢の中間で白根山方面のパノラマ写真を撮ろうと岩に腰かけて上体をひねりながらカメラをパンしていたら、腰に痛みを感じた。休憩(30分)を兼ねてエネルギーも補給。
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