ひとり山歩き710 : 紅葉も一段落したので、足慣らしに赤川ダムから多気山〜雲雀鳥屋〜天狗鳥屋を12年ぶりに歩いてきました。ほとんどが樹林の中で展望は期待できません。多気山と天狗鳥屋は踏跡明瞭だが、雲雀鳥屋は不明瞭箇所多いです。
赤川ダムから多気山(376)〜雲雀鳥屋(362)〜天狗鳥屋(365)
2018年11月15日(木) 晴れ
1 行程
@コースタイム : 自宅(5:00) = 赤川ダム駐車場(6:00/6:15) − 多気山取付き(6:35) − 多気山(7:10/7:20) − 雲雀鳥屋取付き(7:45) − 雲雀鳥屋(8:35/8:40) − 森林公園線出合(9:15) − 赤川ダム(9:30/10:00) − 天狗鳥屋取付き(10:05/10:15) − 天狗鳥屋(10:05/10:15) − 長倉山(11:35/11:40) − 赤川ダム駐車場(12:20/12:30) = 自宅(13:30)
Aルートマップ

2 自宅 − 赤川ダム
 
奥多摩の川苔山へ紅葉狩りを計画していたが、タイミングを逸してしまったので、近場の山で足慣らしをすることにする。06年1月4日(ひとり山歩き223)に歩いた多気山〜雲雀鳥屋〜天狗鳥屋を再訪することにした。今回のルートでは展望も紅葉もほとんど期待でいない。赤川ダム周辺で紅葉が楽しめれば儲けものという感じ。
 自宅から35kmで最も近場の山の一つで、所要時間は約一時間ということで、朝刊を読んでも自宅で時間を持て余す。新装なった道路沿いの赤川ダム駐車場に到着は一番乗り、すぐに二番さん到着。(車載温度計4度)
3 多気山  登山道あり  山頂の南側に展望地あり
 多気山には森林公園線から直登する計画であったが、車窓から見ると多気山東斜面はやぶが深そうであった。急遽計画を変更して萩の道から取り付くことにした。駐車場から1.5kmほど戻って萩の道に入り、そこから300メートルほど東進した地点が多気山登山口で、12年前は多気不動から多気山に登り、ここに下りてきた。

新装の道路沿い駐車場


森林公園線を戻って、左の萩の道へ


右手前が多気山登山口(いのしし駆除のくくり罠設置中のため通行禁止・・・う〜ん) 左奥の石階段は雲雀鳥屋登山口
 勇んで登山道に入ろうとしたら、黄色のテープが張ってあり立ち入り禁止となっている。猪駆除のくくり罠を仕掛けているためである。登山道には罠は仕掛けてないはず、今話題の自己責任で登山道へ踏み込む。仮に道上に罠が仕掛けてあっても気付くほど道筋は明瞭で障害物もない。道筋をそれないよう注意は怠らない。
 途中で西多気線を横断して、依然として明瞭な道筋をすすむも、標高300から350にかけては急傾斜。標高350付近からは勾配は緩やかになり、三角点のある多気山山頂に到着。

登山道は落ち葉堆積するも明瞭 (くくり罠設置のため道筋を外さないよう注意)


途中で西多気線を横断(多気山まで20分の標示あり)


多気山山頂・・・展望よくない
 充分な展望が得られないので山頂からほんの僅か南に進むと東側に皇海山、古賀志山、大真名子山、女峰山などが展望できた。更に進むと小広場に達して筑波連山も展望できた。この周辺は多気城跡らしい。

山頂から南の広場方面に進むと 左奥の三角錐は皇海山(?) 右手に赤岩山〜古賀志山


アップすると右奥に大真名子山〜女峰山


山頂から100mほど南の広場(城跡?)から筑波連山
4 雲雀鳥屋  踏跡不明瞭 作業道錯綜 尾根上をたどるのがよい
 多気山から往路を戻って萩の道に下る。多気山登山口のすぐ先に見える石階段が雲雀鳥屋の取り付きで、石階段を上ると名称不詳の神社で鳥居、石祠、献灯等が設置してある。石祠の右手から踏跡を追って登ってゆく。最初の小ピークを越すと作業道が東から上ってきて進行方向に伸びていた。この作業道はすぐに西に向いてしまった。薄い踏跡を追って次の小ピークを下った鞍部でも作業道に出合った。しばらく追ってみると、雲雀鳥屋山頂の東直下で行きどまりとなる。仕方なしに急斜面に取り付いて雲雀鳥屋山頂に達した。12年前にはRKさんの山名板のほかに二枚ほど見かけたが、今回は見当たらなかった。山頂は樹林の中で展望はなし。

萩の道へ戻って、石階段から雲雀鳥屋へ(標高210)


石階段を上ると、神社(鳥居、石祠、献灯等)


中央の石祠の右から薄い踏跡を追う


こんな明瞭な踏跡は少ない(標高250付近、神社のすぐ先)


途中で作業道に出合う(下山までに多数・・・すぐに行きどまりになるので深追いは避けて尾根上を進んだ方が結果的には楽)


雲雀鳥屋山頂(山名板見当たらず・・・12年前には3、4枚見たのだが)
 雲雀鳥屋からはあるようなないような踏跡を追って北西尾根を下ってゆくと、途中で作業道に出合う。12年前は尾根筋を追ってゴルフ場手前から森林公園線に下山したが、今回は作業道を見るとそれを追いかけては行きどまりで尾根上に復帰を何度か繰り返した。最終的には、やぶ斜面を下って谷間の作業道を下って森林公園線に無事下山。最終的にたどった 作業道が上部で枝分かれしているようだ。前回同様に尾根筋をたどった方が楽だっただろう。作業道を歩いて少しでも楽をしようとして苦労してしまった。

踏跡はあるようなないような(標高330付近)


作業道が現れ、これを進むとすぐに行きどまり(作業道は枝分かれが多い・・・忠実に尾根上を歩いたほうが楽なんだが)


やぶ斜面を下って、下の作業道へ(標高240付近)


この作業道が途中で何本にも枝割れしているようだ


左手の正規駐車場は満車に近く、道路沿いも車が増えた
5 赤川ダム  紅葉は物足りない感じ
 赤川ダムに立ち寄ってしばしの紅葉狩り。ダム周辺は赤みが少なく期待外れ。登山者よりも紅葉狩りの人の方が圧倒的に多い。

赤川ダム堰堤から 古賀志山〜中尾根〜天狗鳥屋


アップして 中尾根と天狗鳥屋


管理棟付近の様子


バックの紅葉に緑の女神が映える


ダム北岸の紅葉


同じく北岸の紅葉
6 天狗鳥屋  踏跡は明瞭 天狗鳥屋の標識は皆無なれどコブシ岩展望台のは二ヶ所あり 展望台には届かず
 天狗鳥屋取り付きは赤川第一キャンプ場から、丸太階段を上ってゆくとトリムコースの「倒木越え」に達する。ここからは緩やかな尾根筋を北に進む。途中に「とびとび」なるトリムの看板あるも物はなし。利用者が少ないのか手入れはされていないようだ。「倒木越し」から約200メートル進むと道標あり「←トリムコース コブシ岩展望台400m→」

第一キャンプ場・トリムコース入口から天狗鳥屋へ


丸太階段が続く


トリムコースの「倒木越え」


尾根上を200メートルほど進むと、道標あり右へ(コブシ岩展望台400m方面へ)
 コブシ岩展望台方面へ尾根道を登ってゆく、先刻の道標から約200メートル先で「←コブシ岩25m」の標識を見て左折する。踏跡は明瞭で天狗鳥屋方面にジグザグに登ってゆく。踏跡から右に薄い踏跡が別れる。これをごくごく僅か進むと天狗鳥屋山頂で小さな山名板が二枚。展望はなし。ここまでに天狗鳥屋の標示は皆無。 

道筋明瞭


コブシ岩250mの標識を見て左の踏跡へ(標高340、天狗鳥屋の標示は一切なし)


明瞭な道筋をジグザグに


天狗鳥屋山頂(小さな山名板が二枚)
 先刻の踏跡に戻って南にわずか下るとベンチが二基設置してある。ベンチが設置してるくらいだから以前は展望があったのかもしれないが、今は灌木が育ち南の枝越しにダムの一部と茂呂山(?)あたりが見えるだけ。
 踏跡はさらに下って行く、途中で踏跡が薄くなり足元が怪しくなってきたので退却。以前はコブシ岩展望台を目指す人はいても天狗鳥屋を目指す人は少なかったのだろか?


山頂から南にわずかに下るとベンチが二基(設置時は展望があったのだろう 樹木が育ってしまった?)


この程度しか見えない
 コブシ岩250mの標識まで戻って北に進む。踏跡は明瞭で、360m級ピーク(長倉山)直下で、尾根が合流。ここで単独行者と出逢い、どこへ通じるのか問うと駐車場とのこと。帰路はこの尾根筋をたどろう、と決めて単独行者の跡を追うとすぐ先で長倉山山に達した。過去に二度ほどこのピークを通過しているが、長倉山なる名称があるとは知らなかった。残念ながら展望は皆無。
 復路は先刻の尾根合流地点まで戻って、往路とは異なる南南東尾根を下る。踏跡は明瞭で安心して歩けた。標高点349の少し下った地点から南尾根に乗換えて林道に下るのもありかも、次の機会に。南南東尾根は勾配が緩やかで下るのがまどろこしい感じがしたが、無事駐車場付近に

コブシ岩250mまで戻って長倉山方面へ


長倉山山頂(360m級ピーク)


長倉山から往路とは異なる南南東尾根を下る(踏跡明瞭)


森林公園線に下山


右から下ってきた 左の舗装林道に下る方法もあり?


登山よりも観光(赤川ダム紅葉狩り)目的に人が圧倒的
HOME
inserted by FC2 system