ひとり山歩き706 : 沼ツ原から姥ケ平、南月山、白笹山を周回してきました。紅葉は十分楽しめるレベルルになっていましたが、次週が見頃になると思われます。
沼ツ原から姥ケ平〜南月山〜白笹山周回
2018年9月28日(金) 晴れ
1 行程
@コースタイム : 自宅(3:35) = 沼ツ原駐車場(5:55/6:05) − 日の出平登山口(7:00) − 姥ケ平下(8:10) − 姥ケ平(8:30/8:45、ひょうたん池往復10分含む) − 姥ケ坂(9:20) − 峰の茶屋跡(9:50/10:00) − 牛ケ首(10:25) − 日の出平(10:40) − 南月山(11:10/11:20) − 白笹山(12:05) − 沼ツ原駐車場(14:05/14:15) = 自宅(16:30)
Aルートマップ
2 自宅 − 沼ツ原
 那須岳の紅葉観賞に次週出かけるとつもりだったが、台風の来襲等で天気が崩れそう。時期的には少しばかり早すぎの感あるも、行けるときに行っておこう。17年10月8日(ひとり山歩き677)で、北温泉から中の大倉尾根、三本槍岳、隠居倉等で那須岳の東側の紅葉を楽しんだので、今回は沼ツ原から姥ケ平、南月山、白笹山等西側を歩いてみることにする。
 天気予報では本日は晴天だが、夕刻には雨のところありということで短時間ハイクにする。十分明るくなってからザックを担ぐよう時間調整して家を出る。沼ツ原駐車場には先着車2台(すでに出発) (車載温度計10度)
3 沼ツ原 − 姥ケ平 − 峰の茶屋跡  姥ケ平の紅葉は次週が見ごろ
 白笹山は最後ということで、反対方向の沼ツ原湿原に向かう。駐車場から緩やかに下って沼ツ原湿原の展望台へ向かう。展望台から大倉尾根はガスに隠れてすっきりしないので、湿原を周回せずに来た道を戻る。
 姥ケ平への登山道は笹道が標高1520あたりまで連続するが、笹のはみ出しはなく歩きやすい。日の出平登山口、姥ケ平下(三斗小屋分岐)等の要所に道標があるので迷うことはない。位置を示す番号標識もある。
 標高1520の番号標識96あたりからは笹が消えるも樹林の中で展望はない。初めて茶臼岳が見えるのは、標高1550あたり。この直前に単独行者に抜かれる。本日初めての茶臼岳を撮って、比高で20メートルほど下ると姥ケ平道標あり(左に進むと三斗小屋)。

沼ツ原駐車場から白笹山


沼ツ原展望台から 後方は大倉尾根


日の出平登山口(標高1350) 道標は要所要所に


平坦な坂道に、時々露岩も


位置を示す標識もあり この辺から笹が消える(標高1520)


やっと茶臼岳が見えた(標高1550)


姥ケ平下(三斗小屋は左へ) (標高1520)
 姥ケ平下から再び登りになり、徐々に色づきが濃くなってくる。標高1570あたりで左手の樹木越しに梵天岩を見て、さらに進むと標高点1594付近にベンチとひょうたん池0.2kmの道標を見る。記録上はここを姥ケ平とした。木道をたどってひょうたん池へ行ってみると、親子の先着あり、写真を撮っていると夫婦がやってきた。池の周辺からは池全体を見通せないが、姥ケ坂から見下ろすと確かにひょうたん形に見えた。紅葉を楽しみながらひょうたん池入口に戻る。

姥ケ平が近づくにつれて色が濃くなる


標高1570あたりで左手に梵天岩


ひょうたん池入口から茶臼岳(記録上はここを姥ケ平とする、標高1590)


ひょうたん池へ向かう 前方に隠居倉〜朝日岳


ひょうたん池から茶臼岳


ひょうたん池入口付近の紅葉
 ひょうたん池入口から100メートルほど進むと広場があり、「姥ケ平の今昔」説明板やベンチが設置してある。説明板ではこの地点が姥ケ平のようにも読み取れる。要するにこのあたり一帯を姥ケ平と呼ぶのだろう。
 ここからは茶臼岳と紅葉を楽しみながら登ってゆくと、峠の茶屋スタートと思われる大勢のハイカーとすれ違う。樹木が消えるとすぐに登山道の姥ケ坂に到着。ここから見ると姥ケ平や日の出平の紅葉は見頃直前という感じで次週が盛りと思われるが台風の影響は?? 

ひょうたん池入口から茶臼岳


少し進んだ地点から


標高1610から


標高1680から日の出平方面


標高1700から姥ケ平を振り返って


登山道出合・姥ケ坂直下から


登山道出合・姥ケ坂(標高1730)


姥ケ平へ続々と(姥ケ坂から)


姥ケ坂から日の出平方面
 茶臼岳に登るべく峰の茶屋跡方面に向かう。すると樹木がないので、まともに強風にさらされる。大概の人たちは防寒着を着用しているが、厚手のシャツを着てきたので我慢。沼ツ原から姥ケ平までは一人しか出逢わなかったのに、こちら側はなんと多いいことよ。無間地獄、大倉尾根や朝日岳を目にしながら硫黄鉱山跡までやってきたが、強風が吹き荒れているので、様子を見るために峰の茶屋跡に下ってエネルギー補給。

無間地獄(標高1750)


隠居倉 剣ヶ峰 朝日岳 (無間地獄の150m先から)


硫黄鉱山跡から 大倉尾根


硫黄鉱山跡(標高1630) 茶臼岳に登るつもりだったが、強風で断念


峰の茶屋でエネルギー補給 後方は剣ヶ峰と朝日岳
4 峰の茶屋跡 − 南月山 − 白笹山  南月山から樹林の笹道が続き展望は期待できない このルートは人通りが少ない
 強風を理由に茶臼岳は諦めて南月山、白笹山経由で下山すべく、牛ケ首に戻った。途中ですれ違う人多かったが、牛ケ首から先は極端にハイカーの数が減る。姥ケ平ほどでないが、途中の紅葉を楽しみながら日の出平に到着。 

牛ケ首から茶臼岳 (標高1730)


牛ケ首から姥ケ平を俯瞰


日の出平への登り(標高170)


茶臼岳監視カメラ(標高1780)


日の出平(標高1786)
 日の出平から灌木の中を鞍部付近まで下って振り返ると日の出平の紅葉もいいね。鞍部から先は右手に大佐飛山や男鹿岳を見ながら緩やかに登り返す。途中で沼ツ原調整池も俯瞰できた。南月山の山頂部には数人の先着者が景色を楽しんだり憩っていた。山頂からの茶臼岳もなかなかいい景色。写真掲載はないが日の出平の西尾根上に大倉山と三倉山が頭を出しているのはご愛敬。
 ベンチのある山頂部の南側の灌木を回り込むと南月山神社の石碑と石祠あり、これを見ずして戻ってしまう人がいるかも。

日の出平 鞍部への下りで振り返って


沼ツ原調整池 後方に大佐飛山〜男鹿岳 (南月山直下の1700から)


地蔵菩薩と茶臼岳


月山神社 頭を出しているのは茶臼岳
 南月山から下り始めると単独行者とすれ違う。その人曰く、本日初めて人に出逢ったとのこと。この尾根筋を登ってくる人は確かに少ないだろう。下山するまですれ違いも追い越されもなし。白笹山までは笹道を150メートル下って、90メートルの登り返し。シーズン前に笹は刈払いされていので道筋へのはみだしはない。標高1740あたりで、左手が開けて白笹山と後方に男鹿山塊が見えただけで、展望なしの樹林内歩き。道筋は特別歩きづらいような個所はない。
 鞍部から登り返して山頂部に達したが、平坦な尾根筋を通過している感じ、登山道の右2メートルの場所に白笹山の標柱を見る。これを見逃すと山頂はどこだっけ?

白笹山へはこのような笹道が続く こちらのルートを通る人は少ない 南月山直下ですれ違った単独行者曰く、初めて人に出逢った!


南月山から少し下ると左手が開けて 白笹山 その後方に黒滝山〜大佐飛山 左手最後方に日光連山 


鞍部からの登り返しで振り返って 南月山〜黒尾谷岳 左手の頭は茶臼岳


白笹山山頂は標識を見逃して通り過ごしてしまいそう (写真の前方から進んできた)
 白笹山からの下りも笹道が続く。岩や根っこで段差があり、バネの弱った膝には堪える。特別危険個所はないが、躓かないようゆっくりゆっくり。展望は期待できないが、標高1610あたりで樹木の隙間から沼ツ原調整池と駐車場が見えたのでエネルギー補給の小休止。
 標高1500あたりからは勾配が緩み、高度がなかなか下がらずで少しばかりイライラ。最後は幅広の作業道を下ると、舗装道終点付近の白笹山登山口に無事下山。すぐそばの沼ツ原駐車場に戻ると、車が多い。帰り支度の人も数人。この車の人たちは姥ケ平へ出かけたのかな?それとも沼ツ原湿原見物(これだけが目的でここまで来る人は極めて少ないだろう)?

標高1610あたりで瞬時 沼ツ原調整池と駐車場


白笹山からの下りも笹道が続く 岩や根の段差あり、けっこうくたびれる


白笹山登山口(写真の後方)


車が多い! 姥ケ平往復の人、それとも沼ツ原湿原?
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