ひとり山歩き698 : みずがき山自然公園から不動沢コースで瑞牆山に登り、富士見平経由で周回してきました。花はシャクナゲとミツバツツジがポツポツという感じでした。
みずがき山自然公園から瑞牆山周回
2018年5月26日(土) 曇り
1 行程
@コースタイム : 自宅(0:30) = みずがき山自然公園(4:40/5:15) − 林道終点(5:40) − 不動滝(7:00/7:05) − 瑞牆山(9:10/9:50) − 桃太郎岩(11:10) 富士見平小屋(11:50/12:00) − みずがき山自然公園(13:00/13:30) = 自宅(17:50)
Aルートマップ

2 自宅 − みずがき山自然公園
 最近テレビで「不動沢コースからの瑞牆山」と「作場平からの笠取山」の放映があり、行ってみたい気になった。まずは笠取山と考え準備したが、天気があまり芳しくないので瑞牆山を先に行くことにした。前々日の予報では本日は晴れの予想だったが、前日になると曇りに変わってしまった。延期しようとも思ったが、健康診断が控えているので曇天でも仕方なしと実行することにした(計画では八丁平と大日岩も含めて)。
 自宅から約220kmで、佐久ICで高速を降りてから約60km、所要時間は4時間と推定し、5時ころスタートできるよう家を出る。この時間帯なら高速道路も一般道もスイスイだが、夜間視力が落ちているので安全運転に徹する。カーナビは便利だ。安全運転だけを心掛ければよいのだから。みずがき山自然公園駐車場に到着時には、先着車は十数台。二三組が出発準備中であった。(車載温度計11度)
 本日の予想所要時間(八丁平、大日岩含めて)は10時間程度。無理ならこれをカットすればよいということで、出発前に公園内から瑞牆山の写真撮影。
3 みずがき山自然公園 − 瑞牆山 特別な危険個所なし 道標多数 展望はないが気持ちよく歩ける  山頂は大賑わい
 駐車場の北端から小川山林道へと進み、10分ほど先の林道分岐を右に進むとダート道となる。分岐から更にに15分で林道終点の道標を見る。途中で本谷釜瀬林道分岐の標識を見るが、地形図には破線記載なし。

みずがき山自然公園駐車場 5時で10台程度


まずは小川山林道歩きから


途中からダート道


林道終点(標高1600)
 林道終点から5分ほど進むと道標があり、ここで折り返すと山道になる。道標は多数設置してあり問題なし。途中で何度も巨岩の基部を通過するのだが、近すぎて全容は写真に収まらない。離れた個所から撮影と思うも樹木に邪魔されてあきらめざるを得ない。シャクナゲはポツポツという感じで時期的に少し早すぎかな。
 標高1670くらいで不動沢出合となり、以降は沢沿いの歩きがしばらく続く。ここまで道筋に特別な障害物はなく、気持ちよく歩けた。

道標は多数あり(ここから道幅狭まる)


こんな感じ(標高1650付近)


何度も巨岩の基部を通過するも全容は写真に収まらず


基部は写らず


シャクナゲがポツポツ(全体的に時期が少し早すぎた?)


不動沢出合(標高1670 以降しばらくは不動沢沿いを歩く)
 不動沢出合のすぐ先で、下の写真のような道標が現れる。道標の向きは直進の踏み跡と右手(ガレ)の中間を向いている。直進すると踏み跡はすぐに消えてしまった。道標の向きから判断して直進する人が多いのだろう。この道標だけは減点!
 道標に戻って右手のガレ道へと進み、15分程で、左岸から右岸へ渡橋。手すり付きの木橋の前には、必ず「手すりに注意」のポールが設置してある。これはどう解釈すべき。@手すりをもって渡れ A手すりは華奢だからあてにするな 感じとしてはAのようだ。
 渡橋直後に小さなミス、沢筋に戻って右岸を進む。GPS軌跡では左岸歩きもあるように見えるが、ずっと右岸歩き。標高1780あたりで左手の枝沢から流れ落ちる不動滝に到着。ネットで調べると落差は約30メートルで水量は大したことはないが、滝の左手の岩壁に目が奪われる。 

道標の向きが中途半端で、直進か右折か迷う 直進の踏み跡はすぐ先で行き止まり (標高1680)


右に進む


右岸から左岸へ  渡橋時には「手すりに注意」標識・・・華奢だから手すりを信用するなの意味???


不動滝(落差30メートル?)


滝の左手の巨岩

 不動滝からも不動沢沿いに歩き、標高1800で右岸から左岸へと渡渉する。渡渉後は沢から離れて山道を進むと、特別に急峻という感じはないが固定ロープと「ししくい坂」の標識を見る。さらに「○○岩」の標識を何か所かで見かけるが。どの岩だかはっきりしない。

相変わらずポツポツ


不動沢渡渉(右岸から左岸へ、標高1800)


ロープ設置(標高1880)   (ロープは全体で二三箇所)


ロープ箇所の先にこんな標示板


岩の標識は数ケ所あるも どれだかはっきりしない
 標高1950あたりからは方向は南東から南西に変えての登りとなる、樹林の中で展望は皆無だが、登山道には変化があるので退屈はしない。「富士見平へ下る人は山頂へ戻れ」の小さな標示を見ると。すぐに富士見平分岐に達した。ここまでくると急に人間の世界に戻った感じで登る人も下る人も多い。富士見平分岐からさらに数分で、鎖場や梯子を昇ると瑞牆山山頂に到着。串団子の山名標識が撤去されてしまったようだ。前回の15年3月25日(ひとり山歩き588)にはあったのだが・・・・ヤマレコ記録によると場所が変わってしまったらしい。

標高2040のロープ


標高2050あたり


冨士道平からの登山道に合流(山頂はここから数分)


山頂直下の岩場


瑞牆山山頂到着 (串団子標識は場所が変わってしまった?)
 しばし山頂からの展望を楽しむ。今の時期はかすみで遠望は期待できない。富士山がかすかに見えた。南アルプスも肉眼では見えたが、写りが悪く省略。八ヶ岳の手前の平地があたかも残雪のように真っ白。レタス栽培の白シートかな?
 景色を楽しんでいるうちに益々登山者の数が増えて来た。山頂に40分も滞在したということは、八丁平と大日岩は省略の前兆?

八ヶ岳 平地に残雪?・・・レタス栽培の白シートかな


大ヤスリ岩


小川山(左橋)


中央に金峰山


富士山はうっすらと  


賑わう山頂 (大多数は富士見平から)


まだまだ増えている(そういえば今日は土曜日だった! 平日山行が多いので人手にビックリ)
4 瑞牆山 − 富士見平小屋 − みずがき山自然公園  富士見平コースは岩っぽい 土曜日ということで登山者多い! 富士見平からは静かで快適な歩き
 富士見平分岐に戻って、道標を確認して下り始める。岩ゴツ道で膝のバネが弱ったロートル(今どきはこんな言葉使わなくなってしまった)には堪える。下山者も多いがそれ以上に登山者の数が多い。休日の百名山はどこもこんなに混むのだろう。仕事を持つ人には申し訳ないが、山は平日に限る。
 大岩の下にユーモアのつもりでつっかえ棒を置くのが目立つ。美観上好ましくない、特に桃太郎岩のように写真撮影スポットになっている個所は。

大ヤスリ岩を見上げる(標高2150あたりで)


下山者多い


登山者は富士見平までひきりなしにすれ違う


不動沢コースと異なり岩が多くて歩きづらい


桃太郎岩  岩の下部につかえ棒をよく見かける・・・ユーモアかもしれないが、美観上よろしくない
 天鳥川から登り返して小川山分岐に達した。八丁平、大日岩経由で戻ると2時間強は余分にかかる。時間的には全然問題ないが、案の定、足も心もその気にならず。富士見平小屋に向かう。12時近くなっても登る人は多い。富士見平小屋付近には大勢が憩っている。テントの数も多い。ここで最後のエネルギーを補給。

小川山分岐 明瞭な踏み跡は見える 時間的には問題ないのだが、あっさり八丁平、大日岩はあきらめ(出発前から予感あり)

 
富士見平小屋


テント多数  
 富士見平小屋から5分ほど下った地点(標高1750)に「瑞牆自然公園」の標示を見て、瑞牆山荘への道から分かれる。分岐のすぐ先が林道終点で車が3台駐まっていた。林道を10分ほど下ったヘアピンカーブ地点から「瑞牆自然公園」の標識を見て山道へと進む。
 登山道は明瞭で、障害物はなく、今日一の快適な歩き。標高1530地点の道標が芝生広場とみずがき林道となっている。芝生広場ってどこ?という感じでみずがき林道方面に下り始めて、すぐに戻って確認。後続の東京からの二人組と相談して芝生広場方面へと下る。いままでは瑞牆自然公園の標識だったのに、急に芝生広場に変わってしまう。担当者が異なるせいかね?地形図もGPSもあるから問題ないが、事情を知らない人は悩みそう。芝生広場は瑞牆自然公園(正式にはみずがき山自然公園)内の駐車場付近のことをいうらしい。
 途中でみずがき林道に下って駐車場の南端に戻る。早朝には10台程度だったが、広い駐車場はほぼ満車(キャパ100台)。

瑞牆自然公園分岐(すぐ先は林道終点)


林道から山道へ(標高1710)


トウゴクミツバツツジもポツポツ 道は障害物なく歩きやすい


芝生広場どこ? 今までの標識は瑞牆自然公園だったのに、どっちへ行くの? 少し迷うも芝生広場方面へ


駐車場は満車 (天鳥川を渡ってから、みずがき林道へ下り駐車場へ)


001年全国植樹祭記念碑前から瑞牆山
HOM
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