ひとり山歩き694 : 琴平神社の表参道口から中運動公園に通じていた旧道を今回は表参道口から歩き始め、前回の中運動公園からの旧道につながりました。旧道は廃道と化していますが、大部分で道の面影が残っていました。併せて琴平神社の裏参道と表参道も歩いてきました。
廃道から琴平山(琴平神社)
2018年4月27日(金) 曇り
1 行程
@コースタイム : 自宅(8:10) = 琴平神社表参道口付近駐車地(8:55/9:05) − 琴平神社表参道口(9:10) − 林道から山道へ(9:30) − 栃木・佐野市境尾根切通(10:00/10:05) − 前回の廃道断念地点(10:10) − 石灰採石場境界(280級ピーク)(10:40/10:45) − 標高点330ピーク(11:05/11:15) − アンテナ塔(11:25/11:30) − 琴平神社裏参道口(11:40) − 標高点352ピーク(送電線鉄塔)(11:50) − 裏参道口(12:00) − アンテナ塔(12:10) − 琴平山(琴平神社)(12:15/12:20) − 琴平神社表参道口(12:45) − 駐車地(12:50/13:00) = 自宅(13:40)
Aルートマップ

2 自宅 − 琴平神社表参道口
 GWに入る前に残雪歩きを考えていたが、雨はないが曇天との予報で行く気が失せた。山に行けずにモヤモヤした気分。足慣らしに近場の低山歩きに行ってみようという気になる。場所は言うまでもなく前回の京路戸公園から琴平神社(ひとり山歩き693)で途中まで歩いた旧道(廃道)の続きを琴平神社表参道口から歩いてみることにした。8時過ぎてから家を出るなんて自分の山行では異例中の異例。
 琴平神社表参道口までは、自宅から約20km、途中のコンビニでパンを購入して県道126号を走り、表参道口の手前100メートルの路肩に駐車。車載温度計18度

古道(現在は廃道:中運動公園〜琴平神社表参道) HP今昔マップの1972〜1982年地図から
3 表参道口 − 廃道 − 採石場境界ピーク  旧道は廃道と化すも、大部分は道筋が残っている  05年当時に比べ採石場の範囲がかなり広がった
 表参道口から林道をほぼ地形図通りに進む。標高180付近で林道から分かれて明瞭な山道を5分程歩くと左上(地形図の310級ピーク当たり?)から重機の作動音が聞こえ、樹木の隙間に姿が確認できた(写真には光線の加減で映らなかった)。栃木・佐野市境尾根の栃木側もかなり削られてしまったようだ。
 標高250付近で山道は消えてしまった。この辺りは杉植林で落ち葉や枯れ枝で隠れてしまったようだ。同じ植林でも檜植林なら残っていたかも。少しばかりウロチョロしながら踏跡を探したが見つからず、比高にして20メートルほど登ると明瞭な踏跡に復帰できた。これをたどって南へと登ってゆくと、予想通りに市境尾根の切(古地図の切通坂?)に達した。この切通は05年1月31日(ひとり山歩き186)に歩いた時に左手の290級ピーク(禿山)から下った際に横断した(残念ながら写真は撮らなかったようだ、当時GPSを持っていればもっと明瞭なのだが)。 

琴平神社表参道口  廃道は左の林道から


林道の様子(表参道口のすぐ先)


林道から山道へ(標高190位)


旧道と思われる(標高200付近・・・南側上部に採石場の重機音)


道筋消えてウロチョロ(標高250付近)


再び道筋歩き(標高270付近)


栃木・佐野市境尾根の切通・・・05年1月31日(ひとり山歩き186)でここを横断
 切通左手の290級ピークに登ってみたかったが、今日の本題は旧道の探索、切通から前回の旧道歩き断念地点につなげること。切通を過ぎると左手に諏訪岳が見えた。絹ケ岳が削られる前は、この地点からは見えなかっただろう。細い篠竹をかき分けて前回の旧道歩き断念地点に達した。
 いま歩いてきた踏跡を戻ればよかったのだが、何を思ったか前回同様に急斜面を登り市境尾根に登り詰めた時点で、290級ピーク(禿山)がどうなっているか気になった。先刻の切通に下り急斜面を登って290級ピークに達すると、以前とは様変わりし、山頂の南側は削り取られて採石場の崖になっていた。310級ピークも三角点297ピークも西側は削り取られてしまったみたい。

切通から佐野市側に進むと、諏訪岳・・・昔は絹ケ岳で遮られていた?


前回到達した廃道付近(標高270くらい)


切通南側の290級ピークから 採石場のパノラマ・・・目の前は採石場の崖=290級ピークは南側が削られてしまった
左は310級ピーク 右は△297ピークか?


採石場(ごく一部)の様子  左後方は馬不入山 中央奥に三毳山 右手前は諏訪岳と思われる


290級ピークは05年当時は禿山で展望よかった、間近まで採石場が迫ってはいたが


下方にショベルカーとダンプ
4 採石場境界ピーク − 琴平山(琴平神社)参道  裏参道に比べ表参道はかなりキツイ
 切通から先の市境尾根は前回報告済みで省略。前回見つからなかった標高点330ピークの石祠は胴体だけが残っていた。ネットで検索すると、15年2月414日のみー猫さん山行録に石祠の写真が載っている。この三年の間に破損してしまったようだ。
 アンテナ塔付近で前回は見えなかった日光連山が辛うじて展望できた。いまの時期では見えない方が多いかも。こんな低山歩きは、もっと寒い時期にすべし。前回の山行で椿か山茶花か迷った花はまだ咲いていた。葉っぱから判断して椿が正解(その後少しばかり勉強)。

標高点330ピークの石祠のなれの果て


左: 今回見た石祠の胴体  右: 05年に見た石祠・・・胴体だけが残った?


アンテナ塔付近から葛生市街


日光連山も見える・・・今の時期はボヤけていてもしょうがない
 明瞭な道を緩やかに下った県道126出合が琴平神社裏参道口で、県道126はその先で工事通行止めとなっていた。ついでに対面の下都賀線巡視路から標高点352ピークに登る。踏跡は明瞭で、山頂から更に北東へ明瞭な踏跡が続いているようだ。山頂部には送電線鉄塔が立っているが、樹林の中で展望は皆無。
 少しばかりルートを変えて裏参道口に戻る。先刻歩いた立派な道筋の右手に石階段がある。昔はこちらが裏参道だったのだろうと、階段を昇り踏跡を追うとすぐに現裏参道に吸収さtれてしまった。アンテナ塔から琴平山までは前回歩いてるので省略。

アンテナ塔から裏参道口へ・・・立派な道筋


琴平神社裏参道口


対面に下都賀線巡視路入口


標高点352ピーク 送電線鉄塔あるも展望皆無 北東へ明瞭な踏跡あり


裏参道口に戻って 右手の石階段へ(以前はこっちが参道だったのだろう)


踏跡程度の旧参道(?) 


すぐに現参道に吸収される
 琴平山(琴平神社)からは)から長い急な石階段下り(巻き道あり)。長い石階段を下った地点から四か所で短い石階段を挟んで下ってゆくと目の前に鳥居が現れ、石階段を下って表参道口に戻る。表参道は登るにしても下るにしても裏参道よりもかなり厳しい。山頂に立派な由緒ある琴平神社(1772年・安永元年に讃岐金刀比羅宮から分祀・・・ネット情報より)なのに参道口には駐車場がないから、現代人(地元の人を除いて)は参拝目的で訪れる人は少なく、ハイキングの途中で訪れる程度か。

琴平山山頂の琴平神社


最初は急な石階段を下る(巻き道あり)


長い石階段終了(左から巻き道、右へ下る)


表参道口から振り返って (途中で短い石階段四か所あり)・・・裏参道に比べたらかなりキツイ


駐車地
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