ひとり山歩き693 : 京路戸公園から諏訪岳北尾根を乗越して、石灰採石場の北側尾根経由で琴平山(琴平神社)まで歩いてきました。復路は標高点330ピークの北側のトラバース道経由で中運動公園付近に下山しました。
京路戸公園から琴平山(琴平神社)
2018年4月20日(金) 晴れ
1 行程
@コースタイム : 自宅(4:10) = 中運動公園(5:20/5:30) − 京路戸公園(5:40/5:45 自転車移動) −標高点189(6:00) − 諏訪岳北尾根出合(栃木・佐野市境尾根)(6:15) − 県道282出合(6:45) − 中運動公園(7:20) − 石灰採石場北側尾根取付き(7:45) − 栃木・佐野市境尾根出合(8:40) − 標高点330(9:00/9:10) − アンテナ塔(9:20) − 琴平山(琴平神社)(9:35/10:00) − 中運動公園分岐(330ピーク北側)(10:15) − 中運動公園付近に下山(10:55) − 中運動公園(11:00/11:15) = 京路戸公園(11:25/11:30) = 自宅(12:35)
Aルートマップ

2 自宅 − 京路戸公園
 前回の諏訪岳二度登りで、中運動公園付近から北尾根で諏訪岳に登った際、北尾根の標高230付近で藤坂駐車場への小標識を見かけた。次回はここから県道282に下り、藤坂峠から、05年1月31のひとり山歩き186に倣って琴平山まで歩いてみようと考えた。05年当時でも栃木・佐野市境尾根は石灰採石場に侵食され尾根筋を辿ることはできずに二つの枝尾根を乗越さざるを得なかった。爾来、市境尾根はさらに石灰採石場に侵食されている可能性が大きい。GoogleEarthで地形を調べてみると、05年当時よりも尾根筋は浸食され、かなりのトラバース(下巻く・・・高巻くの反対)が必要と判明し、このルートは諦めた。 
 市境尾根の標高点330の西尾根に破線ルートがあり、前回はこのルートで下山した。これを登るのでは面白みに欠けるので、330峰西尾根の南側(石灰採石場の北側)の尾根を登ることにした。琴平山からの復路は330峰西尾根破線を下ることにする。
 スタート地点は、京路戸公園になるが、途中の舗装道歩きは自転車を利用することにする。藤坂峠に自転車をデポしようとしたが、交通量が多くてデポできず、仕方なしに中運動公園に駐車して、自転車で京路戸公園に向かった。(中運動公園での車載温度計11度・・・今日は暑くなるぞ)
3 京路戸公園 − 諏訪岳」北尾根乗越 − 県道282 − 中運動公園   市境尾根から県道282への下り、思ったより楽だった
 路戸公園の諏訪岳登山口に自転車をデポして、踏跡に進む。 登山道といってもよいくらいの明瞭な踏跡を10分ほど登ると尾根上に達した。尾根上も明朗な踏跡は連続し歩きやすい。
標高190で諏訪岳分岐に達した。諏訪岳ではよく見かける小標識に従って
藤坂RG(ロックガーデン)方面に進む。踏跡は幾分か幅が狭くなるも歩くには全然問題なし。登山口から訳30分で諏訪岳北尾根(栃木・佐野市境尾根)に達した。そこには前回の諏訪岳二度登りで確認した小標識を見る。
   
京路戸公園の諏訪岳登山口


明瞭な踏跡が続く


標高点189付近


諏訪岳分岐(標高190)、藤坂RG方面へ進む  諏訪岳にはこの種の標識をよく見かける


藤坂RG方面に進むと若干踏跡が狭まるが歩くには問題なし


諏訪岳北尾根(栃木・佐野市境尾根)出合 (写真前方は登ってきた踏跡) 
 今日は諏訪岳には登らず、尾根を乗越して、いま登ってきた踏跡とは反対側に下る。藤坂RG(ロックガーデン)が立入禁止になって5年が過ぎたので、歩く人が少ないようで踏跡は消えてしまった。倒木に多少は邪魔されるが、藪はほとんどなく谷底を下ってゆく。標高200あたりからは沢筋が現れ、その左岸に踏跡がついている。踏跡を追うと、倒木等で時には邪魔されるが、特に大きな障害物はない。さらに5、6分下った地点からは細々とした水流も現れる。左岸の踏跡を倒木等の障害物を避けながらさらに5分ほど下ると、慰霊碑を見かける。前回はここまでは県道282から歩いてきた。慰霊碑には森中林道と記載されるが、そこからは林道状の道が県道282出合まで続いていた。途中でロックガーデン(身投洞や諏訪岳直下の屏風岩への踏跡も案内標識も見当たらなかった。
 県道282を藤坂峠まで登り、以降は中運動公園までの下り。石灰石を運ぶダンプ等車の往来が激しいので、藤坂峠に自転車をデポしないでよかった。中運動公園の先で中公民館の看板を見て右折する。

諏訪岳北尾根直下


標高200当たりで沢筋現れ、左岸に踏跡が断続


慰霊碑(前回は県道からここまで歩いている)


県道282出合


藤坂峠の石碑(隧道竣工記念碑、殉難者碑、馬頭観音等3基)


中運動公園は右手
4 中音頭公園 − 栃木・佐野市境尾根 − 琴平山  採石場北側尾根に廃道あり  330ピークからは明瞭な道が続く
 中運動公園を右に見ながら県道126号を東進すると、中運動公園の北東端で県道は終点。ゲートをすり抜けてダート林道へと進む。林道は軽トラが通れる程度だったが、ゲートから二番目の分岐を左へと進むと道幅はさらに狭くなり、軽トラでも難しそう。右手の尾根筋が明瞭になった地点尾根に取付いた(帰宅後の検討では、右に進んだ方が尾根に取付きやすかったかも)。 
  
県道126終点


林道分岐 左へ」進んだが、右の方が良かったかな・・・尾根上の廃道に続いているかも?


石灰採石場北側尾根に取りつく
 尾根上には篠竹が多少はあるも藪を漕いでいるという感じはないが、尾根筋は複雑で右往左往しながら登ってゆく。標高210あたりで尾根の右手に落ち葉の積もった幅広の道筋が連続しだした。これが古い地図に記載の道筋と判断し、しばらくはこれを追って進む。地形図では採石場までかなり距離があるようだが、実際には道筋の直下まで迫っているような感じ(実感及びGoogleEarthによる)。
 標高260くらいまで廃道を進むと、倒木と道幅が狭まり雰囲気が悪くなってきたので、廃道歩きは諦めて、左手の斜面を急登して十数分の苦闘で栃木・佐野市境尾根上に到達。ここからは樹木で見通しがきかない。採石場の写真と、いま歩いてきた廃道の延長線にあると思われるV字形道跡(前回山行録参照・禿山・地形図の300級ピーク・・・現在は削り取れれてしまった?)北鞍部で見た)を確認すべく琴平神社とは反対方向に下るも、急斜面で登り返すのが嫌で、本来の方向に戻る。

藪は無視小


幅広の道跡をしばらく歩く


石灰採石場は尾根直下まで迫っている


標高260当たりで、倒木や道幅狭小で、尾根上へ逃げる


今昔マップの1972〜1982年地図に載っている道筋か・・・中運動公園〜切通坂〜琴平神社表参道口


栃木・佐野市境尾根出合


市境尾根出合の南側300級ピークは、消滅してしまったようだ
 市境尾根には篠竹が生えているが特に歩き辛いというほどではない。標高点330ピークで前回は石祠を見かけたので、探してみたが見当たらなかった。物を探すのが苦手で、目の前にあっても気付かないことが多い。山頂付近をうろついたが目に入らなかった。前回は探し回った記憶はないのだが。
 諦めて330ピークを下ると、100メートルほど先の鞍部で左後方(南西)から明瞭な道筋が現れた。これは地形図では330ピーク尾根筋を西へ下る破線で、前回はこれを下った。この分岐以降は道筋は明瞭で琴平神社まで続いている(中地区からの参道と思う)。鞍部から少しばかり登り返すとアンテナ塔のそびえる小ピークに達した。ここから神社まで献木が多い。

標高点330ピーク方面へ 篠竹藪があるも、抵抗族というほどではない


標高点300ピーク 前回見かけた石祠を探したのだが、見つからず(視野が狭く、目の前の物に気付かないこと多し)


地形図に記載の破線現れる(330ピークより100mほど北鞍部) 琴平神社まで続く


ヤマツツジもちらほら


アンテナ塔付近から 葛生市街地?


アンテナ塔


椿(それとも山茶花?)・・葉のギザギザから判断すると山茶花のようにも見えるが・・・なにせい花無知ですから


これは何ていうんかな?
 アンテナ塔を回り込んで神社方面へと進む。一旦下って登り返しになる石階段が現れ神社が近いこと知る。途中で枝越しに採石場が伺えた。石階段上って拝殿の後ろから正面へと回り込むと琴平山山頂(琴平神社)に到着。展望はあまりない。晃石山らしき山が見えたがが、前回見えた筑波山は見通せなかった。表参道まで下ろうと道筋を覗くとあまりの急勾配に諦める。エネルギーを補給して退散。

琴平神社方面へ進む


階段が出てくると、神社は近い


石灰採石場がちらりと


琴平神社


舟形手水舎


琴平山頂(神社全景)


愛宕神社
5 琴平山 − 中運動公園  復路は明瞭な道を下る
 アンテナピークはバイパスで素通りし、中運動公園分岐まで戻り、330ピーク西尾根の北側をトラバースしながら下ってゆく。やがては尾根上に吸収されるが、道筋は明瞭で歩きやすい。難を言えば下り勾配が緩くダラダラする(反対に登りだったら楽でいいかもネ)。途中でわらび取りの二人のご婦人に出逢う。前回並みの時間で中運動公園前の県道126に下山。少しの歩きで中運動公園駐車場に戻る。京路戸公に寄って自転車を回収して自ts区へ戻る。

中運動公園への分岐 往路は写真前方からやってきた


道筋は明瞭


中運動公園前に下山


下山地点を振り返って (琴平神社への取付き)


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