ひとり山歩き688 : 佐野梅林公園から唐沢山経由で京路戸峠に行き、廃道となっている南東への踏跡を追って上耕地に下りました。さらに謡坂から三角点163峰に登り、栃木・佐野市界尾根から梅林公園付近に下山しました。京路戸峠以降は強烈な藪漕ぎを強いられました。
佐野梅林公園から唐沢山周辺で藪漕ぎ
2018年2月22日(木) 曇り
1 行程
@コースタイム : 自宅(5:25) = 佐野梅林公園(6:35/6:50) − 唐沢山(唐沢神社)(7:15/7:20) − 京路戸峠(8:50/9:00) − 養豚場(9:40) − 一般道出合(上耕地)(9:50/9:55) − 三角点163峰取付き(10:50/10:55) − 三角点163峰(11:20/11:35) − 下山開始(11:55) − 下山(12:40) − 梅林公園(12:50/13:15) = 自宅(14:05)
Aルートマップ

2 自宅 − 佐野梅林公園
 今回も近場の山でということで、以前から唐沢山(神社)周辺で気になっている三点をつぶすことにした。@梅林公園のから唐沢山と梅の開花状況 A京路戸峠から南東への廃道下り B栃木・佐野市界尾根の三角点163峰で御料局三角点を見て梅林公園付近に下山
 昨日の天気予報では本日は晴れの見込みだったが、起床して予報を見ると曇りに変わっていた。展望を楽しむコースでないから計画通り決行することにした。佐野梅林公園までは自宅から約35km、明るくなってから登山開始するよう見計らって家を出る。梅林公園の駐車場到着時は無論先着車なし。 車載温度計2度 
3 梅林公園 − 唐沢山 − 京路戸峠  ピークは巻いて通過
 駐車場から梅林を眺めると観梅には早すぎるようだ。奥に見晴休憩所のアンテナ塔を見て、ザックを担いで出発。小さな石祠を見て舗装道を右折して唐沢山に向かう。民家のはずれで舗装が切れて樹林内の登山道歩き。露垂根神社からの道を合わせるが、道筋は同じようなもの。梅林からの方が僅かに短い時間で唐沢山・神社に達した。今日の天候ではスカイツリーが見えないのはわかりきったことだが、一応展望所に寄ってみる。 

見晴休憩所のアンテナ塔を見て梅林公園を出発


石祠を見て唐沢山方面へ 正面に唐沢山付近


登山道の様子(標高180付近)


露垂根神社分岐


唐沢神社の石階段


唐沢神社(本丸跡)
 京路戸峠方面に歩き始めると、雨だか雪だかがちらつき始めた。本降りになることはなかろうが、気分爽快とは言えない。それなら高鳥屋山、見晴休憩所、貝吹鳥屋、京路戸山は巻いて通過することにした。これらについて興味のある方は17年4月14日のひとり山歩き662を参照願う。見晴休憩所を越すまでは林道歩きで、何も考えずに歩いているというよりも徘徊している感じ。関東ふれあいの道と林道の分岐に達した。ここも巻いて通過すべく左手の林道へ進むと下りとなり、これはおかしいと地形図を見ると、林道は巻き道でないことがわかり(今日は老眼鏡を持ってきたので助かった)、引き返し関ふれ道を進む。
 貝吹鳥屋(262ピーク)を巻いて通過すると、小さなピークに南見明岳を北見明岳なる標識を見かけた。その間に「夫婦榧(カヤ)」なる標識を見て3メートルほど樹林に入ると、それらしき二本の木が目に入る(榧は碁盤や将棋盤の原料)。さらに京路戸山(240級ピーク)も巻いて通過すると、ベンチや多数の標識のある京路戸峠に到着。ここで関ふれ道は北の京路戸公園、多田駅方面に下ってゆく。それとは反対側に道筋がついている。いつの日にかと、気になっていた道筋。

高鳥屋山口(左手)・・・今日は天気が悪いのでピークはすべて巻いて通過する


見晴休憩所口・・・ここも巻いて通過


林道別れ・・・巻き道歩きの延長で、左手の林道へ進んでしまった


夫婦榧(推定樹齢100年、登山道から3メートルほど樹林内に)


京路戸山口右の巻き道へ


京路戸峠
4 京路戸峠 − 廃道 − 市界尾根  京路戸峠からの道筋は消えてしまった  市界尾根からの下りは倒木と藪
 京路戸峠の南側へ下ってゆくと、道筋があったことがわかる。峠から10分、比高にして50メートルほど下ると、藪地帯に突入し道筋は不明瞭となる。藪と格闘すること10分強、比高にして30メートルほどで植林出合となり藪は消える。植林内の小沢に沿って下ってゆく、植林だから踏跡らしきものはあるが、道筋は不明。藪のない植林を約15分下ると、これまた以前から地形図を見るたびになんの施設かと思っていた場所にたどり着いた。姿は見えないが鳴き声から養豚であることが判明した。
 養豚場から林道(養豚場への道)を10分下ると一般道出合。ここでパンをかじってエネルギー補給。

京路戸峠から南東への踏跡(峠の直下)


標高160付近の様子


標高150あたりから密薮に(踏跡不明となる)


もうすぐに植林内へ・・・でもなかなか進めない


植林出合(標高120)


植林内、藪はないが道筋は不明


地形図を見て何だろうと思っていたが、養豚場だった(標高90)


養豚場(通過して撮影)


一般道出合
 一般道から県道(75号?)を歩き、北関東道の陸橋を潜ると、右に一般道が分岐している。これを進むべきであったが、それとも気付かずに三角点163峰を右に見ながらドンドン県道を進んでしまった。ひょっと右手を見上げると斜面上部に金網フェンスが見えた。尾根に取り付くには斜面をよじ登ってフェンスを乗り越さねばならない。様子を伺うと2、300メートル先に、その道筋への入口が見えたが、何とかなるだろうと急斜面を登りきると、背丈ほどの金網フェンスにさえぎられた。網目が狭く靴先が十分に差し込めない。両腕で体を引き上げようとするも、靴が滑ってなかなか身体が引き上げらずに大奮闘。どうにか片足がフェンス上部にかかりベリーロール(この言葉知っている人少なくなっただろうネ)よろしくフェンスの向こう側にドスーンと着地に成功。心拍数が上がって、しばらく休んで尾根取り付きの写真を撮ろうとしたら、首からぶら下げていたカメラがない。フェンスに戻り探すとすぐに見つかった。ベリーロールで下りる際、カメラが首から外れてしまったのだ。これがフェンスのこちら側でよかった。向こう側だったらと思うとゾットする。
 シャッターを押して尾根に取り付く尾根上には藪は無視小で薄い踏跡も拾えた。取り付きから25分で三角点163峰に達した。山頂部は藪っぽいが三角点はすぐに見つかった。さらにヤマレコ記録でうろ覚えの御料局三角点を探し回ったが見つからなかった。帰宅後にshige-pon氏のヤマレコ記録から推測すると、尾根取り付きから20メートルほど登った標高100付近にあり、その左手を登っていたので見逃してしまったようだ。残念無念!!
下の二件の写真の間にで20点位撮影しているのだが、帰宅後にパソコンに移してみると、全然写っていなかった。どういうわけか、下山直前からは映っている。フェンス乗り越した際に、カメラを高所から落としたショックで、どこかが緩ん写らなかったのだろう。はっきりとシャッター音は耳に残っている・・・不思議なこともあるものだ!?
 御料局三角点が見つからずショボショボと市界尾根を西に向かい170級ピークから北北西に進み、次の170級ピークから市界尾根と別れて北西尾根を下ってゆく。最初は市界尾根同様に藪はなかったが、すぐに倒木や藪に邪魔される。倒木や藪を避けているうちに進むべき方向から左手にそれてきた。そのまま下ったほうが早く下山できると、あえて修正しなかった。予定下山地点からは100メートルほど南側の民家裏手に無事下りられた。民家の間に舗装道への渡り道が見えるも、怪しまれないように下山予定地点まで北進したのが甘かった。民家の外れからは下二枚目の写真(どういうわけか、これ以降は写っていた)のような密な篠竹に邪魔されてなかなか進めない。篠竹をかき分けて小川に下りると、護岸はコンクリートで土手の草の助けを借りてなんとか這い上がる。その先はノンビリムードで梅林公園に戻る。公園駐車場には数台の車。
 荷物を車におろして梅林を一回り。紅梅は開花しているが、白梅はつぼみが多いよう。佐野梅林公園の梅情報によると、昨年の同時期よりも開花は遅れているようだ。

途中で、フェンス奥の道への分岐を見逃して、急斜面をよじ登り、金網フェンスを越すのに一苦労
フェンスを乗り越した際にカメラを地面に落としてしまったせいか、途中の写真が全然写ってなかった



市界尾根から倒木と薮に悩まされて、下山間近となったが通過して小川を渡るのも一苦労


梅林公園に戻ると、数台の車


蕾も多い


こんなのも数本あり 
佐野梅林の梅情報によると、昨年の2月23日は紅梅は見ごろ、白梅は3部咲き・・・昨年に比べたら遅い



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