ひとり山歩き686 : 奥多摩の日の出山から御岳山を歩いてきました。予想以上に残雪は多く、思いもよらぬスノーハイクとなりました。植林帯の歩きですから展望は、日の出山以外では期待できません。
日の出山(902)〜御岳山(929)スノーハイク
2018年2月5日(月) 晴れ
1 行程
@コースタイム : 自宅 = 寒山寺駐車場(5:35/5:50) − 林道入口(6:10) − 登山口(7:05) − 高峰山(8:50/8:55) − 日の出山(10:20/10:40) − 御岳山(御嶽神社)(12:00/12:20) − 滝本駅・参道口(13:40) − 県道35号出合(14:10) − 寒山寺駐車場(14:50/15:05) = 自宅(17:10)
Aルートマップ

2 自宅 − 奥多摩
 三週間ぶりの山行で身体が訛っていることを勘案してショートコースで奥多摩の日の出山から御岳山、余裕があれば大塚山もという計画を立てた。最近の降雪で残雪がありスノーハイクとなりそう。脚力が衰えているので計画通りの歩きができるか多少心配だが、実行することにした。 
 今回は周回となるので、最初の日の出山に向かうのに便利な寒山寺駐車場を利用することにする。寒山寺駐車場は、15年2月26日(ひとり山歩き617)に高水三山を歩いた時に利用したので、場所は知っていて、カーナビに打ち込んで、五霞ICから圏央道を通って青梅ICで高速度道を降りた。約15km先が駐車場入口だが付近で工事中のため通り越してしまい、多少の時間ロス。寒山寺駐車場到着時にはすでに4台(地元の車か)。 車載温度計マイナス4度
3 日の出山へ 積雪は薄いがスノーハイクを楽しむ 日の出山以外では展望なし
 林道入口目指して県道35号の歩道を進むも、除雪塊で凸凹して歩きづらい。600メートルほど歩くのに20分も要し、先が思いやられる。林道入口からは除雪してあり歩きやすくなりヤレヤレ。ゲートを越して少しばかり進むと除雪してなく残雪が断続する。轍の上は凍結しているが凹凸がないので、チェーンスパイクを履いて歩く。
 標高430で林道左手に雪で覆われたヘリポートに達すると、そのすぐ先が日の出山・御岳山登山口となる。駐車場から登山口まで延面距離で約3kmに1時間要した。今日はなまった足腰の回復ということで、急がず(急げず)で行こう。

未だ暗いけどスタート


林道(名称不明)入口


除雪した林道(標高380付近の様子)


標高300位になると除雪はしていない(標高380付近の様子)


ヘリポート


ヘリポートのすぐ先が登山口(標高430)
 登山道に入ると、丸太階段そして根っこの道歩きとなるも残雪は少ない。高度を上げると登山道には薄く雪が連続する。標高570で新秩父線bQ7鉄塔の下を通過し、少し進むと標高点583付近から左手(東側)が伐採地となり、標高600まで約600メートル続く。新秩父送電線とパラボラアンテナ塔が見える。振り返ると北東に筑波山がうっすらと見えた(写真では拡大してボンヤリと確認できた)。日の出山へ行く途中でパラボラアンテナ付近を通るかと期待したが残念賞。
 植林に入ると雪は深くなるも、トレースははっきりしているので歩き辛いということはない。途中で巻道(巻道が多く、事前に地名を調べておかないと、迷って別の方向へ進んでしまう)にであうも無視して尾根筋をたどると、高峰山に達した。残念ながら山頂は植林の中で展望は全くなし。地形図には北へ破線が下っている。最近、歩いた人いるようで薄い踏跡が認められた。

登山道に入ると丸太階段から根っこ道


やがて積雪は連続する(標高470付近の様子)


送電線鉄塔(標高570)


伐採地が続く(標高580〜600)


伐採地から植林に入ると雪は連続となる


高峰山(標高点755)から展望なし (北へ下る踏跡はあるようだ)
 高峰山からくだった浅い鞍部からは尾根筋をの標高点768ピークを避けて巻道へと進む。768からの薄い踏跡を合わせて、さらにトレースの明瞭な巻道を進んでいるうちに、右手の尾根筋がどんどん高くなって(ということは尾根上から離れる)、地形図をチェックするとこのまま進めば、つるつる温泉方面からの道筋に出合うことが確認できたので、そのまま進むことにした。つるつる温泉分岐からは道標に従って北北西に軌道修正して、急勾配の道筋を進む。遠回りにはなったが、どうにか日の出山山頂に到着。この山域は登山道が多いので、地名等を事前調査しておいたほうが間違いが少なそう。


尾根筋でなく巻道へ(標高690付近の様子)


標高800付近から尾根筋の踏跡を見逃し巻道へ進んでしまった(標高800付近の様子)


遠回りになったが、つるつる温泉分岐(標高850)で方向修正して日の出山へ


丸太階段を登る


日の出山頂直下


日の出山山頂(902.0)


同じく山頂
 伐採地で僅かな展望があったが、その他は植林の中の歩きで展望に飢えていたので、山頂からの展望をしばし楽しむ。条件が良ければ富士山の頭がわずかに見えるらしいが、今日は見えなかったようだ。山頂には山座同定盤があるも見づらい。同定は帰宅後、カシミール3Dの助けを借りた。

西〜北西の展望 手前に御岳山〜大塚山 奥に鷹ノ巣山、雲取山


北西〜北の展望 手前に大塚山 奥に雲取山〜本仁田山〜川苔山


南の展望 奥に丹沢


アップで 大岳山


アップで 左に御岳山 中央奥に鷹ノ巣山と雲取山


アップで 奥の院と御岳山
4 御岳山へ 御岳集落までは積雪連続の巻道歩き 御岳山山頂は神社建屋からの落雪で通行止め
 御岳山に向かって下り始めると、すぐに東雲山荘なる山小屋が現れる(ネットで調べると4/下〜12/下の営業で要予約の自炊)。こんな場所に山小屋ということは人気の山なんだ。雪の連続する巻道を下ってゆくと、標高780で武蔵御嶽神社の鳥居をくぐる。付近にも分岐があるので、御岳山の道標を確認して進む。途中に滑落注意の標識を二三ケ所で見かけた。それほど危険な場所でもなさそうだが、過去に滑落事故があったのかも。途中で単独行者とすれ違う、今日初めての出逢い。
 御岳集落に入ると、舗装道は雪はないが急勾配で心臓破りの坂という感じ。ここでチェーンスパイクを脱ぐ。今日のコンディションならハカンで問題なし。


日の出山直下に東雲山荘(4/下〜12/下営業・・・HPによる)


巻道が連なる(標高800付近の様子)


武蔵御嶽神社鳥居(標高780)


集落に入ると心臓破りの急な坂が続く(標高850付近)
 案内看板等に従って御嶽神社に向かう。随身門手前の階段では脚が引き攣りそうで休み休み上ってゆく。参詣者が下ってくると、写真を撮っているふりしてカモフラージュ、情けないことありやしない。今度は御嶽神社拝殿への上り、今日は登山者も参詣者も少ないので、醜態をさらさないで済んでよかった。
 御岳山山頂の標高点929へ行こうとしたら、拝殿と神符授与所の屋根からの落雪で通行止め。

御嶽神社の随身門


御嶽神社はすぐ上だが脚が引き攣って休み休み上る


宝物殿と畠山重忠像(国宝の赤糸威大鎧を寄贈した?)


御嶽神社拝殿


御嶽神社拝殿
5 下山 大塚山は諦めて舗装の参道を下る 下りでも急勾配では足に来る
 大塚山経由で下るのは諦めて、参道で滝本駅そして県道35号を寒山寺駐車場まで戻ることにした。12年12月26日(ひとり山歩き577で歩いて登っているので、省略。舗装道の下りでも急勾配で足に来た。

御岳の神代ケヤキ付近から日の出山


参道脇の杉には番号、上から下へ783まで


だんごどう (参道にはこのような名称の標柱を数か所で見かける)


林道は除雪済み 車の往来が多いので要注意 勾配がきついので下りでも足に来る


参道口 杉のナンバーは783

ケーブルカーの滝本駅


県道35出合の鳥居


寒山寺駐車場
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