ひとり山歩き684 : 今年の初歩きとして榛名山の榛名富士と掃部ケ岳に登ってきました。積雪は北斜面に薄くついている程度でした。穏やかな天気に恵まれ、年末年始の運動不足の身には適度な歩きとなりました。
榛名山(榛名富士(1390)と掃部ケ岳(1449)
2018年1月6日 晴れ
1 行程
@コースタイム : 自宅(3:40) = 榛名公園ビジターセンター(6:50/7:05) − 榛名富士(8:10/8:20) − 榛名温泉ゆうすげ(9:10/9:20) − 掃部ケ岳・硯岩登山口(10:05) − 硯岩(10:30/10:40) − 掃部ケ岳(11:35/11:45) − 湖畔の宿記念公園(12:40/12:45) − 榛名公園ビジターセンター(13:25/13:40) = 自宅(15:55)
Aルートマップ

2 自宅 − 榛名湖
 年末年始のぐうたら生活で身体が鈍り、ロングウォ−クは無理。今年の歩きはじめとして紅葉の季節に行きそこなった榛名湖周辺の山歩きに出かけることにした。鈍った身には少し無理かなと思いつつ、榛名湖を囲む峰々、榛名富士〜烏帽子岳〜鬢櫛山〜掃部ケ岳〜天目山を縦走する計画を作成した。体力が許さなければつまみ食いをすることになろう。
 正月休みで来ていた倅や孫たちが昨日帰宅したので、本日実行することにしたが、榛名山を含めて群馬県は強風の予想、1500メートル以下の峰々で樹林内歩きが多いので、何とかなろうという楽観的予測。積雪の有無は問わない。あってもよしなくてもよし。
 最初の榛名富士の登りはきつく、展望もないので、明るくなる前に登り始めるという計画で、家を出る。前橋ICで高速からおりて、途中でルート変更し伊香保温泉棟経由にしたせいで、駐車地の榛名公園ビジターセンターには大幅遅れとなってしまった。途中の道路には積雪も凍結もなかった。(車載温度計マイナス7度)
3 榛名富士 登りの東斜面は残雪なし 下りの北西斜面は僅かな残雪 
 計画よりも小一時間遅れで、榛名富士に向かう。駐車場から道路を渡ると榛名富士登山口ですぐ先からは笹道の急登が続く。雪はないが下地は砂で滑りやすい。標高1300を越すと僅かな残雪が現れる。樹林の中の歩きで展望はなく、枝越しに部分氷結の榛名湖が見えるだけ。

名公園ビジターセンター駐車場から榛名富士は目前


榛名富士登山口は駐車場の先


笹道が続く(標高1130の様子)


地肌は砂地


残雪はこの程度(標高1310で)
 榛名富士ロープウェイ山頂駅の展望台からは、富士山(本物)が見えるらしいが確認できず。真っ白な浅間山は確認できた。展望台から150メートルほど北の山頂に向かい、階段を登り詰めると鳥居があり、これをくぐると富士山神社のある榛名富士山に達した。

ロープウェイ山頂駅


ロープウェイ山頂駅展望台


展望台から浅間山が見える


富士山神社の鳥居


山頂には富士山神社
  神社から少し東寄りに展望地があり、谷川岳〜武尊山〜白根山〜赤城山〜筑波山が見えるらしいが、雲の中で残念賞。子持山や相馬山等近場の山を眺めて下山にかかる。

富士山神社


子持山 (谷川岳、赤城山等遠望利かず)


相馬山
 榛名温泉への下山路は保安林につき整備していないとの小看板を見て薄く雪の付いた笹道を下る。下地はやはり砂地で雪がないと滑りやすい箇所もありそう。下ってゆくと雪面に落ち葉が積もっている。薄い雪のおかげで滑らず済んだ? 榛名富士登山口の道標の先が榛名温泉ゆうすげ。ここまで大甘に立てた計画よりも遅い。この先どうするか考えながらエネルギーを補給。

榛名温泉ゆうすげ下山路は薄く残雪(山頂直下の様子)


時には地肌も(標高1340の様子)


道筋に落ち葉(標高1300付近)


榛名温泉ゆうすげに下山)後方は榛名富士)
 烏帽子岳登山口で進むべきか、つまみ食いで掃部ケ岳にしようか躊躇していると、単独行者が通り過ぎた(ヤマレコ記録によると、この方は榛名湖周囲の峰々を縦走されたようだ)。これで決まり、烏帽子岳と鬢櫛山(びんぐしやま)をカット。
 榛名湖周遊道路を反時計回りに、国民宿舎・榛名吾妻荘(休業中)を目指して、湖畔からの景色を楽しみながらノンビリと歩く(年末年始のぐうたら生活で鈍った足腰に適度な運動)。榛名湖は湖畔から凍結している最中で、2月上旬には全面凍結でわかさぎの穴釣りができるらしい。
 県道28号と湖畔周遊道路の交わりに国民宿舎・榛名吾妻荘(15年1月から休業中)に達する。

烏帽子岳登山口・・・早くも登る気が失せて、湖畔の道路歩きに転じる


レストランゆうすげから榛名富士(榛名湖は湖畔から氷結が広がっている)


これから登る掃部ケ岳(登山口は中腹に見える建物の右手)


パノラマ(榛名富士〜天目山〜掃部ケ岳)


榛名富士と氷結した湖面


国民宿舎・榛名吾妻荘(休業中) 掃部け岳登山口は右手約100メートル先
4 硯岩  今日一の好展望地 榛名湖を俯瞰するにはベスト
 榛名吾妻荘から県道28号を100メートルほど北上すると掃部ケ岳。硯岩登山口(地形図に破線あり)で、ここから浅い谷筋の僅かに雪の付いた笹道を辿る。丸太階段を登り詰めると、稜線到達で掃部ケ岳(0.8km)・硯岩(0.1km)分岐。 

硯岩・掃部ケ岳登山口


笹道が続く、薄く残雪(登山口のすぐ先で)


掃部ケ岳(0.8km)・硯岩(0.1km)の分岐
 分岐から10分足らずで岩峰の硯岩に達した。ここからは榛名湖とその周辺の峰々の展望台。本日のコースでは最高の展望地(標高が低いので遠望は期待できない)。

硯岩から榛名富士


天目山(中央)・・・登らないのでここから楽しむ 眼下に国民宿舎


硯岩からのパノラマ  今回のルートではここからの展望がベスト
5 掃部ケ岳 長い丸太階段には閉口 残雪僅か 
  分岐に戻って掃部ケ岳に進むと標高1250あたりから1350にかけて丸太階段が連続する。階段の脇には踏跡が付いているが、滑って登りづらいので丸太の上を歩く。真新しい足跡は、途中で追い越した人が付けたようだ。長い丸太階段を登り詰めると、今度は短い丸太階段ですぐ先が、榛名湖分岐で、カップルが山頂に向かうのが見えた。
 分岐から15分で70メートルほど登ると掃部ケ岳山頂で、先刻見かけたカップルが憩っていた。山頂からは樹木に邪魔されて展望はよくない。浅間山と榛名富士が枝越しに見える程度。


丸太階段が続く(標高1250〜1370) 階段の脇に道筋ができている


掃部ケ岳山頂 (展望はよくない)


浅間山


枝越しに榛名富士
 軽くエネルギーを補給してカップルに挨拶して下山にかかる。硯岩・榛名湖分岐まで戻って、僅かな残雪の笹地を下る。途中(標高1300)で岩場があるもロープありで特に問題なし。下るにつれて落ち葉が多くなり、滑らないよう多少の注意が必要。
 湖畔の宿記念公園に無事下山。変な名称だなと思ったら、”湖畔の宿”の歌碑が立っている。高峰三枝子の歌(作詞 佐藤惣之助 作曲 服部良一)で子供のころによく聴いた歌だ(山の淋しい湖に ひとり来たのも悲しいこころ・・・)。帰宅後調べたら、榛名湖がモデル地になったらしい。それを記念して湖畔の宿記念公園。

榛名湖を挟んで榛名富士と天目山 (山頂直下から)


来た道を戻ると硯岩・榛名湖分岐(硯岩は左手)


笹道に僅かに残雪(標高1330付近)


湖畔の宿記念公園 (高峰三枝子の”湖畔の宿”モデル地を記念に)


裸婦像
湖畔の宿記念公園からは、再び榛名湖周遊道路を景色を楽しみながら、ビジターセンター駐車場に戻る。次に来るとしたら、紅葉の季節かな。でも、これが最後かもネ。

掃部ケ岳と硯岩 (天神峠入口付近から)


同じ場所から榛名富士


榛名公園ビジターセンター駐車場に戻る
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