ひとり山歩き683 : 赤城山の長七郎山〜地蔵岳でスノーハイクを楽しんできました。寡雪を心配していたのですが、全行程数センチ程度の新雪があり恰好なスノーハイクとなりました。好天に恵まれ山頂からの展望を楽しむことができました。
長七郎山(1579)〜地蔵岳(1674)スノーハイク
2017年12月18日(月) 晴れ
1 行
@コースタイム : 自宅(4:10) = 赤城公園ビジターセンター(6:50/7:05) − 鳥居峠(7:30/7:35) − 小地蔵岳(標高点1574)(8:30/8:35) − 長七郎山(9:00/9:10) − 小沼水門(9:35) − 八丁峠(9:55/10:05) − 地蔵岳(10:50/11:15) − 大洞駐車場(12:20) − 赤城公園ビジターセンター(12:35/13:00) = 自宅(15:25)
Aルートマップ
2 自宅 − 赤城
 前回の白根山では予想以上の長時間歩きとなってしまったので、今回は短時間のスノーハイクを楽しむことにした。赤城山の長七郎山〜地蔵岳に白羽の矢をたてたが、ヤマレコ記録によると今の時期でも雪が少ないこともあるらしい。もし現地に行って雪が少なそうなら、黒檜山〜駒ヶ岳に変更できるよう準備を整えた。
 鍋割山登山口のある姫百合駐車場付近までくると、圧雪路が断続するようになり、赤城山総合観光案内所あたりになると圧雪路はほぼ連続となる。早朝で気温が低いので、スタッドレスを履いていれば、通常の運転なら全然問題なし(帰路で気温が上昇し、雪が解けた方が要注意・・・事故車を2台見かけた)。道路とその周辺状況から積雪は十分と判断し、計画通り赤城公園ビジターセンターに車を駐める。先行車1台 (車載温度計マイナス11度)
3 長七郎山
 覚満淵入口から先も雪はついているので、計画通り長七郎山〜地蔵岳を歩くことにした。新雪であるから滑り止めは必要ないが、舗装道などで部分的に凍結個所もあるかとチェーンスパイクを装着して歩き出す。
 覚満淵はまだ凍結途中で、黒檜山の霧氷を撮影しているらしいカメラマンに挨拶して覚満淵からトレースを追って鳥居峠に向かう。鳥居峠の広い駐車場には車はなく、覚満淵と駒ヶ岳の写真を撮って先へ進む。

赤城公園ビジターセンター


覚満淵(北西端から)


覚満淵(南側から)


鳥居峠


覚満淵と駒ヶ岳(鳥居峠から)
 鳥居峠からは小地蔵岳(標高点1574ピーク)の北側をトラバースしながら登ってゆく。最後に木階段を上ると小沼/長七郎山分岐で目の前を単独行者が長七郎山方面から小沼方面に下って行った。この分岐からは地蔵岳と武尊山が展望できた。

トレースを追って長七郎山へ


積雪は全行程を通じて深いところで10cm程度


この階段を上ると小沼/長七郎山分岐


分岐からの地蔵岳


同じく 武尊山と覚満淵
 南東へと緩やかに登ってゆくと標高1500で小地蔵岳への分岐で、笹の中のトレースを追うとすぐに小地蔵岳(標高点1574)に達した。残念ながら樹木で展望はなし。踏跡はついていなかったが、鳥居峠から直登できそうな雰囲気。

無雪を心配していたが、適度な積雪とトレースに大満足


小地蔵岳直下


小地蔵岳の頂上(展望はなし)
 分岐まで戻って長七郎山方面に少し進むと、白根山(山頂部は雲の中)から皇海山、袈裟丸山さらには筑波山も展望できた。笹の中のトレースを進むと突然前方が開けて長七郎山頂に達した。予想以上に展望が広がり、富士山、浅間山、白根山、皇海山等を楽しめた。今日は風がなく寒くも暑くもなく快適、長居したいところだが、地蔵岳が手招きしているようで下りにかかる。

白根山は雲の中 皇海山〜袈裟丸山 (小地蔵岳/長七郎山分岐付近から)


筑波山も見えた


長七郎山直下


長七郎山頂上から 正面に富士山


地蔵岳を望む


荒山(左手前) 中央に浅間山
 富士山等の遠望を楽しみながら緩やかに下ってゆくと、十数分でオトギの森分岐に達した。そこから更に5分ほど下ると小沼の南端(小沼水門)に達した。小沼も完全凍結はまだ先のようだ。水門からは黒檜山と駒ヶ岳、地蔵岳が目に入る。

富士山等を眺めながら小沼目指して緩やかに下ってゆく


オトギの森/小沼分岐


小沼と黒檜山と手前に駒ヶ岳 (小沼水門から)


地蔵岳目指して小沼西岸を進む (小沼は凍結途中)
 水門から地蔵岳目指して小沼西岸を進むと、小さな神社(名称不明)があり、付近は吹き溜まりでトレースは消えて脛程度の軽いラッセル。小沼北西端の小沼駐車場方面を右に見送って、左に進むと、すぐ先で舗装道に出合う。これを150メートルほど進むと地蔵岳登山口の八丁峠に到着(この先は全面通行止め)。腹が減っては・・・状態となりエネルギーを補給。


何神社?


神社付近は吹き溜まりでトレース消滅 (脛程度の深さ)


八丁峠(地蔵岳登山口) 峠の先は全面通行止め
4 地蔵岳
 八丁峠から登山道に入ると、すぐに木階段が暫く続く。日当たりがよいので薄いが、全面に積雪している。八丁峠でエネルギー補給中に到着した単独行者に追い越される。山頂迄に単独行の女性と三脚を担いだカメラマンとすれ違う。
 途中で振り返ると先刻歩いてきた小地蔵岳〜長七郎山と小沼が展望できた。山頂部のアンテナ群が近づき、最後に木道から木階段を登り詰めると地蔵岳山頂に達した。

登山口のすぐ先から階段が続く


雪は薄い(標高1530付近の様子)


小地蔵岳〜長七郎山と小沼 (標高1530付近から)


黒檜山〜駒ヶ岳 右奥は袈裟丸山? (標高1620で)


木道から木階段になると地蔵岳山頂は間近


アンテナ塔が多いね


地蔵岳頂上
山頂部には三角点、石灯篭、首無し地蔵群更には少し離れてアンテナ群と賑やか。山頂の霧氷も見ごたえあり。眼下には大沼、赤城神社。

赤城神社


首無し地蔵群とアンテナ群 奇妙な組み合わせ!


霧氷がきれい!


霧氷


黒檜山も
 遠望では谷川岳、武尊山、至仏山、燧ケ岳、男体山、袈裟丸山、横根山等栃木の山々が楽しめる。NHKのアンテナ塔方面に行ってみると浅間山も展望できた。予想をはるかに上回るよい展望に大満足。

山頂からのパノラマ


谷川岳〜武尊山方面


谷川岳〜武尊山〜至仏山〜燧ケ岳


左奥に巻機山? 武尊山 至仏山 燧ケ岳


黒檜山〜駒ヶ岳 奥に男体山〜袈裟丸山〜夕日岳 右奥に横根山
 標識を確認して大沼へ下ろうとするも踏跡が見えない。正規ルートから少し東寄りから雪の急斜面を下り始めると、薄いトレースが見つかりひと安心。樹林帯に入るとトレースはより明瞭となる。途中からは笹の中のトレースを追うようになる。標高1530で赤城少年自然の家/大洞分岐に達した。赤城少年自然の家方面には明瞭なトレースあるも大洞方面は笹で道幅狭まり、トレースははっきりしない。トレースはなくても道筋はわかるだろうと計画通り大洞方面に下ってゆく。すぐに登りの踏跡が見つかった。勾配がけっこうきついので滑りやすい(一度だけ尻餅をつく)。10センチ程度の新雪だからチェーンスパイクはなんの効果もなし。ストックだけが頼り(今日はアイゼンもピッケルも」持参せず)。大洞駐車場に無事下山。チェーンスパイクを外して駐車地に戻る。途中で日本一小さいという赤城山第一スキー場の前を通る。雪が少なくいつになったら開場できるのかな。城公園ビジターセンターは自分の車の他に1台(早朝の車とは異なる)。早朝もそうだったが、客なしのバスが走り去った。(電光掲示板気温0度)

大洞への下山途中 (標高1600付近)


油断していると尻餅


大洞駐車場(右手)に下山・・・適度な積雪で楽しかった!


大洞駐車場
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