ひとり山歩き678 : 長沢林道から行者岳〜古峰原を周回してきました。林道から行者岳への破線部には踏跡はわずかしか残っていません。古峰原周辺の紅葉はあまりパッとしませんでした。
長沢林道から行者岳(1328)〜古峰原(1144)周回
2017年10月26日(木) 晴れ
1 行程
@コースタイム : 自宅(4:35) = 三枚石新道口(6:30/6:35) − 長沢林道口(7:00) − 林道別れ(7:45) − 行者岳南東尾根出合(8:25) − 行者岳(9:25/9:35) − 行者平(9:50) − 古峰原分岐(大天狗之大神)(10:25) − 古峰原(10:40) − 深山巴の宿(10:55/11:00) − 古峰原(11:15) − へつり地蔵(11:55) − 前日光林道出合(ハイキングコース入口)(12:00) − 三枚石新道口(12:40/12:50) = 自宅(14:20)
Aルートマップ

2 自宅 − 古峯神社
 10月8日の那須岳山行で、左足親指付け根に大きな靴擦れが生じて、靴が履けない状態が続いていた。歳を重ねると故障や怪我の治りが遅く、毎日がイライラの連続。痛みも和らぎ何とか靴が履けそうになったので山に出かけることにした。靴擦れの部分は登りの時よりも下りの時に靴とより強く接するので、あまり無理はできそうにない。
 鹿沼市の行者岳に行くと、山頂から東へと薄い踏跡が気になっていた。地形図には前日光林道の長沢林道口から破線が行者岳まで伸びている(一部で実線の林道と重なる)。嘗ては登山道があったものと推測できる。靴擦れのことを考えて、長沢林道からは行者岳への登りを採用することにした。行者岳からは古峰原に下り、靴擦れの痛みが許せば、三枚石まで登り返して三枚石新道を下ることにして、三枚石新道口付近の路肩に駐車(古峯神社の広い駐車場はまだ閉鎖されていた)。 (車載温度計5度)
3 長沢林道 − 行者岳  地形図の破線道は沢筋では消えている 尾根筋ではかなり踏跡は残っている
 足の靴擦れが痛まねば、復路は三枚石新道を下るれることを願ってスタート。林道沿いの紅葉を前回の那須岳の鮮やかな紅葉と比べるのは酷。地蔵岳登山口を見送り更に進みカーブ標識22の手前が長沢林道口である。ゲートを通過して約50m先左手の作業道が地形図の破線入口となる。

三枚石新道口 手前の路肩に駐車  新道経由で戻るつもり


前日光林道の紅葉は、こんな感じ (長沢林道入口の手前で撮影)


長沢林道入口(昭和54年竣工)


ゲートの約50m先で作業道(地形図の破線)へ (最近は使われていないようで草付き)
 この作業道は現在は使われていないようで草付きとなっている。標高900あたりで左手(南西)へ向かう作業道と別れて、薄い踏跡を追ってすこしづつ高度を上げる。踏跡は薄いが、特に障害物もなく外すこともなく追える。
 標高940あたりで踏跡は長沢林道に出合い、この先は地形図通り林道をたどる。標高990で名称不明の沢にかかる第4号橋に至る。地形図では破線はここから沢沿いについている。様子を見るために林道を更に進んでみるも取付きらしきもの見当たらず橋まで戻り、ここで林道に分かれて沢筋に突入。


作業道はこの手前(標高900付近)で左手へそれる。


薄い踏跡をたどる(標高920付近)


標高940あたりで長沢林道に出合い、地形図通りに暫くは林道を歩く


沢(名称不明)にかかる第4号橋 地形図ではこの沢沿いに破線 (様子見に林道を少し進んでみるも踏跡らしきもの見当たらず)
 沢筋は岩が多く歩き辛いので、右岸を沢沿いに適当に登ってゆく。靴擦れ部は登りでは全然問題にならないが、下りでは傷跡と靴の側面が擦れて痛む。少しでも負荷をなくすよう左足の小指側を地面につくように斜め歩きをする。
 標高が上がるにつれて沢幅は狭まり、岩も少なくなったので標高1050あたりからは水流の僅かな沢内を歩く。標高1070付近で沢は地形図の破線とは別れて西へ向かっている。水流がどこまで続くか見てみようを沢筋を追う。徐々に地肌が緩み滑って登りづらいかった。ここはおとなしく地形図通り(水流なし)に直進したほうがよかったようだ。苦労して上り詰めると行者岳南東尾根に到達。

岩でゴツゴツした沢筋を嫌って右岸を適当に歩く(漕ぐような藪はない)


標高1050あたりになると、沢には大きな岩がなくなったので、沢に下りる(水流は僅か)


標高1080付近からは破線を追わずに沢に沿って上り詰めると、行者岳南東尾根に出合う
 行者岳南東尾根は低い笹尾根で藪は皆無、所々で踏跡が拾える。展望は標高1230付近で古峰原山(三角点1377)方面が見えるだけ。樹木は色づいているが感激するほどではない。薄い踏跡を追って南東尾根を登り詰めると行者岳の山頂に達した。山頂からは枝越しにかすかに男体山が認めれれる(写真には映らない程度)。

低い笹尾根には所々で踏跡が認められる


標高1230付近のカラマツ林 後方は古峰原山(三角点1377)


薄いが踏跡は残る(標高1290付近)


行者岳 (三角点の右側を登ってきた) 山頂からは男体山が枝越しにうっすらと
4 行者岳 − 古峰原 − 下山  紅葉はこんな程度? 行者岳〜深山巴の宿間はトレイルランコースと重なっている
 行者岳からは明瞭な登山道を緩やかに下ってゆく。道筋に白い長リボンが数多く認められる。トレイラン用のテープだとピンときた(15年6月29日(ひとり山歩き600)に念仏平から湯沢峠間を歩いた時に見かけた丸沼高原トレイルラン用のリボンと酷似)。
 行者平の標識を見かけるも付近は確かに平坦だが何も見るものはなし。登山道沿いの紅葉は、思っていたほどはパッとしない。まだ早いのかこんな程度なのか? 途中で三人組、男女の単独行者計5名とすれ違う。大天狗之大神(古峰原分岐)で「古峰原トレイルラン→」の標識が目に入った。直前にすれ違った人が引き返してきた。トレイランコースすの様子を見に来たとのこと。帰宅後調べたら、第6回古峰原高原トレイルランが10月28日(土)に開催される(参照 https://kobugaharatrail2017.jimdo.com/ )。
 大天狗之大神から尾根とは別れて幅広道を東へ緩やかに下り、前日光林道に出合うと、すぐ先が古峰原で車が4台人駐めてあった。

行者平


所々で赤みも


大天狗之大神 ここからは尾根筋から離れて古峰原(写真の手前)へ


前日光林道出合


古峰原 (手前右手に車が4台駐車していた) 三枚石新道を下るのは、むりと判断して深山巴の宿へ
 体力的には問題ないが、治りきらない靴擦れ部が急傾斜の三枚石新道を下るのは無理と判断して、諦めて9年ぶりの深山巴の宿に向かう。途中で見た紅葉が今日一の感じ。道筋にもトレイルラン用の白リボンが目についた。深山巴の宿の紅葉もこの程度のものと思って古峰原に戻る。

深山巴の宿付近の紅葉、これが今日一の晴れ姿?


深山巴の宿


深山巴の宿  9年ぶりの訪問


古峰原湿原 (古峰原ヒュッテ付近で撮影)
 古峰原からは、前日光林道を下るつもりだったが、下りは始めると、右下へ関東ふれあいの道が目に入った。山歩きを始めたころに、このコースをたどって途中にへつり地蔵なるものがあるのを思い出した。関東ふれあいの道を歩いたほうが距離的には短いので、靴擦れへの影響は少なかろうと思ったのは大きな間違いだった。道筋は荒れていてゴツゴツした下りで患部への負荷が大きい。左足を前にして蟹歩きで遅々として進まず。古峰原に自転車をデポしておくことも考えてはいたのだが、これをすると余裕があっても三枚石新道に行くことはないだろうと、敢えてしなかった・・・読みが浅かった!!
 へつり地蔵は説明板と大岩があるだけ、なんだっていう感じで通り過ぎると、すぐ先で前日光林道出合で、ハイキングコースの標識を見かけた。以降は舗装道歩きで三枚石新道口に戻る。凹凸がないだけにハイキングコースに比べたら患部への負担も少なかった。 計画の半分しか歩けなかったが、患部にはさしたる影響はなく、次回からはもう少しましな歩きができるだろう。

古峰原ハイキングコースを下る 


ハイキングコースは関東ふれあいの道と重なる


へつり地蔵


ハイキングコース入口 (ここからは前日光林道を下る)

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