ひとり山歩き675 : 観音平から編笠山経由で権現岳を目指しましたが、編笠山の急登で古傷の踵骨を痛め権現岳は諦めました。
観音平から編笠山(2523)
2017年9月21日(木) 晴れ
1 行程
@コースタイム : 自宅(0:30) = 観音平(4:50/5:05) − 雲海(6:10) − 押手川(7:15/7:20) − 編笠山(9:25/10:10) − 青年小屋(10:45) : 押手川(12:05/12:10) − 雲海(12:50) − 観音平(13:45/13:50) = 自宅(17:45)
Aルートマップ
2 自宅 − 観音平
 天気は良さそうなので、以前から計画していた観音平から編笠山経由で権現岳を周回することにする。本日は平日なので観音平の駐車場は早朝から満車ということはないと予想し、5時ころ観音平をスタートすることにした。時間敵に余裕あるので、高速道も80km/hr程度で運転。八ヶ岳高原ラインから観音平の案内標識を見て約4kmの舗装道を進むと約30台収容可の観音平駐車場に到着。先着車10台程度(仮眠しているのか、昨日から出かけているのか不明)。 (車載温度計10度)
3 観音平 − 編笠山   編笠山への登り急斜面で古傷の踵骨を痛め休み休みの登り  天気は良いのだが、残雪期に比べ遠望は見劣り
 用意してきた登山カードを投函し、ヘッデンを点けてスタート。最初は低い笹の中の道だったが、だんだん岩が増えだす。岩ゴツ道あるも特に歩き辛いということはないが、樹林の中で展望は皆無。計画(注参照)の80分に対して65分で雲海に到着。左後方から富士見平からの道を合わせる。展望は左手に下山予定の尾根筋が見えるだけ。雲海でも見れるかと期待していたのだが、そんな場所でもなさそう。(注: ヤマレコのヤマプラで算出した所要時間(休憩なし)x1.2〜1.3・・・休憩時間含みの過去の実績から算出

左: 登山口 右: 最初はこんな優しい道


左: 岩道が増えてくる(標高1650付近で撮影) 右: 土道と交互に(1790付近で撮影)


左: 雲海(写真の左後方は富士見平へ) 右: 雲海を期待していたが、見えるのは東側に下山予定の尾根だけ
 雲海からも岩道と土道が交互に現れるが、登るにつれて岩道が多くなる。標高2000をすぎると、岩道の連続となるが、ドッコイショするほどの段差がなく、快適とは言わないがそれほど苦痛には感じなかった。道標の立つ押手川に」は計画の150分に対して130分で到着。編笠山経由にするかショートカットで青年小屋にするか、地形図を見ていると。単独行の女性が青年小屋方面に登っていた。道標の押手川展望台5分に魅力があったが、計画時間よりも短いのに気をよくして計画通り編笠山経由に決めた。この時点では、残雪期に二度登っている編笠山頂からの景色を比較してみるか、なんていう軽い気持ち。運命の分かれ目(?)がここにあったとは露知らず。

岩道と土道の繰り返しだが、岩道のほうが圧倒的


左: 標高2000を過ぎると、こんな道の連続 右: 押手川(写真の手前側は青年小屋へ・・・こっちを選べばよかったんだが
 最初は道筋も優しく、傾斜もそれほどでなく、こちら側を選んでよっかったと思っていた。ところが、いつの間にやら岩道の連続となり、傾斜も大きくなっている(これは地形図を見て分かっていたのだが。急勾配の登りになると、他人に比べて異常に伸びた踵骨が靴にあたり(勾配がきつくなるほど)痛くて休み休みの歩きとなる。、古傷(?)の踵骨後部滑液包が炎症を起こし始めたようだ(過去に三度ほど整形外科で治療)。押手川〜編笠山の計画70分ではとても無理。所要時間はさておき、これでは青年小屋からの登りには耐えられそうにもない。それどころか編笠山も諦めて退却か。標高2300あたりで、樹木の切れ間から本日初めての富士山と南アルプスを見る。これ幸いとばかりに写真タイム(というよりは痛みの回復)。勾配は益々大きくなり岩道の連続で、休み休みの登りが続く。

左: 最初は優しかった(2130付近の写真) 右: 岩道が増えてきた(2200付近の写真)


標高2300あたりで初めて樹木の切れ間から富士山と南ア(鳳凰三山、北岳、駒ヶ岳、仙丈ケ岳)


標高2300あたりからは傾斜が増して延々と岩道が続く(古傷の右足踵骨が痛み出した)


頂上直下の2500あたりでやっと森林限界(富士見コースでは2400だったのに) 富士山と南
 富士見平から登った時は標高2400で森林限界に達したのに、観音平コースでは山頂直下の標高2500でやっと森林限界。展望が広がったのを幸いに写真タイム。残雪期に比べて写真写りがパットしない(腕がわるいことも手伝って)。森林限界から20メートルの登りでやっと編笠山頂に達した。途中で追い越していった三人はすでに山頂におらず、暫くの間は山頂を借り切り状態。そのうちに観音平コースと富士見平コースからの登山者が増え始めて10人ほどになる。
 腰を下ろしてエネルギーを補給しながらコースタイムを調べると押手川から山頂まで130分、計画では70分・・・ヤマプラ計画を見直すと85分だから1.3掛けすると110分、実績130分、登山口から全体比較では修正計画4時間20分に対して実績4時間20分・・・時間的には計画通りだが、踵の痛みでギボシ〜権現岳を登るのは無理と判断して青年小屋から押手川経由で下山することに決めて一時間近い休憩。

左: 残り20メートルの登り 右: やっとたどり着いた編笠山頂(阿弥陀岳〜(横岳)〜赤岳 手間右手は、これから登る筈だったギボシ〜権現山


アップで 左: 天狗岳 阿弥陀岳 横岳 赤岳 右: ギボシ〜権現岳


左: 奥に中央アルプス 右: 中央に蓼科山〜天狗岳 右手前は阿弥陀岳  残雪期の3月5日にはクッキリ見えたのだが
4 下山(青年小屋経由
 編笠山頂から青年小屋への下りは、最初は灌木帯の優しい土道、だんだん岩道が増えてハイマツ地帯になると前方にギボシ〜権現岳の稜線が目に入るようになり、眼下には青年小屋が見えるようになる。樹木が切れると、岩の上を飛び移るような下りになる。残雪期には楽々下ったのに、牛若丸のように飛び跳ねらされるとは思っていなかった。下りだから踵骨と靴との接触が小さくなり痛みを感じることもなく青年小屋に到着。権現岳に未練はあるが、仕方ない押手川へ下ることに最終決定。青年小屋名物の赤提灯を記念に写真の納める。

左: 最初は灌木帯を下る 右: ハイマツ帯になると青年小屋も見えるようになる


やがて岩が増える 岩の上を飛び移るように下る(残雪期は楽に下れたのに)


踵骨が痛く、登りは無理と判断し、下山することにする 青年小屋の名物「赤提灯」を写したが字が見えん (遠い飲み屋)
 青年小屋からの下りは、岩道あるも編笠山への登りに比べたら地獄と天国(これは言い過ぎで、せいぜい俗世間)との違い。勾配も緩くアップダウンが少ない。往路でこちら側を選べば、踵骨を痛めることもなかったろう。所要時間も編笠山経由に比べれば一時間は短そう。次に来ることがあれば迷わず押手川から青年小屋にショートカットするだろう。
 押手川の道標に押手川展望台5分とあったが、それらしき場所見当たらず。標高2130あたりで富士山が見えたが、このあたりのことかな? 押手に下りてエネルギーを補給。以降は往路で歩いているので省略。下りでは踵骨の痛みはほとんど感じず無事に観音平駐車場に到着。駐車場には10数台駐まっていた。雲海あたりでも登山者とすれ違ったので、小屋どまりのひとも多いようだ。
 帰路の運転時に、右足踵を床につけてアクセルを踏むとつま先が上がり、登山の登りと同じになり踵骨が靴に当たって痛みを感じる。アクセルから足を離して、足を靴のつま先側に修正しての運転を余儀なくさせられる。今回は医者に行くほどではなさそう。

岩ゴツ道多いが、編笠山への登りに比べたら屁の河童  勾配も緩く往路でこちら側を辿れば踵骨を痛めることもなかったろうに!?


左: 樹木の切れ間から富士山 (押手川の道標にあった押手川展望台ってこのあたりのこと??) 右: 押手川に戻る(往路は右奥の編笠山へ)


左: 雲海 右: 観音平駐車場 (雲海あたりでも、登山者とすれ違ったので、小屋泊りも多いようだ)

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