ひとり山歩き670 : ニッコウキスゲの観賞を兼ねてキスゲ平園地から赤薙山と丸山を歩いてきました。ニッコウキスゲは見ごろで、土曜日ということで大変に賑わっていました。
ニッコウキスゲ観賞を兼ねて赤薙山(2010)と丸山(1689)
2017年7月8日(土) 晴れ
1 行程
@コースタイム : 自宅(1:00) = 霧降高原第三駐車場(2:35/2:45) − 登山口(階段下)(2:50) − 展望台(階段上、1445段)(3:30) − 小丸山(3:35) − 焼石金剛(4:30/4:35) − 赤薙山(5:20/5:30) − 焼石金剛(6:10) − 丸山分岐(6:50) − 丸山(7:20/7:40) − 丸山分岐・小丸山(8:00/8:05) − 展望台(8:10/8:20) − 登山口(9:05) − 霧降高原第三駐車場(9:10/9:20) = 自宅(11:05)
Aルートマップ 

2 自宅 − キスゲ平園地
 最近は足と脚に故障が頻発し、山行もままならず足腰がますます衰えてしまう。この一週間ほどは原因不明(自宅で歩いていて突然発症)の左足踵の痛みに悩まされ、湿布でどうにか治まった。ニッコウキスゲの観賞を兼ねてキスゲ平園地から、無理をしない範囲で女峰山方面へと歩いてみることにした。女峰山までは無理としても、石祠の祀ってある標高点2296までは行ってみたい(理由:この標高点ピーク(独標と記載する人多い)に区間標示を示す一里ケ曽根の標識があり、これをピーク名称と勘違いして一里ケ曽根と呼ぶ人が多い。何故この標識が誤解されるか写真入りで注意を喚起したい。(ひとり山歩き601に記載してあるが重ねて・・・曽根とは尾根であることを理解していればこんな間違いはないのだが))
 本日は気温が高くなるということで、例によって早朝スタート。霧降高原第三駐車場に到着時にはすでに10台位の先着車あり。車載温度計17度
3 赤薙山  女峰山は遠いネ ここから折り返し
 第三駐車場からキスゲ平園地の駐車場に入ると、すでに10台以上(登山者の車も駐めてある?登山者のような長時間使用者は第三駐車場へ)、車の出入りも多い。ライトに惑わされて通常の登山口とは別の階段からスタート。暗くて先(上)が見えないから、階段上りもそれほど苦痛が伴わない(明るい時には上りたくないネ)。展望台付近で二人組に出逢う(登山者でなく撮影目的か)。
 日光市街地の灯りを見ながら高度を上げてゆく。笹尾根の登山道は笹が幾分はみ出していてスパッツが濡れる。登るにつれてガレっぽくなったり、笹よりも灌木が支配的になる。振り返ると高原山方面は朝焼け、期待していなかったが丁度焼石金剛で高原山の釈迦ケ岳に日の出を迎える。

左: 登山口(階段下) 右: 階段上(1445段)


左: 展望台(階段上) 右: 市街地の灯り(標高1650付近から)


日の出前の高原山 左: 4時14分 右: 4時30分(直前)


焼石金剛から釈迦ケ岳の日の出(4時32分)
 焼石金剛を過ぎると、低い笹尾根の登山道歩き。標高1880付近から樹林内に突入すると無風となり蒸し暑さを感じる。トラバースを通らずに尾根を直登する。道筋が何本もついているので、歩きやすそうなtころを選んで登って行く。赤薙直下では道筋が幾分荒れ気味だが、特に登りづらいということはない。赤薙山には赤薙神社が祀ってあり、鳥居と石祠が目につく。鳥居付近からは展望はないが、ほんのわずか南に移動すると男体山、前女峰、女峰山、奥社跡ピークが展望できる。
 過去の山行録と比較すると、30分の遅れ。踵に負担をかけてはいけないと自己欺瞞(本当はスタミナ不足)で女峰山どころか独標も諦める。

左: 樹林帯へ(標高1880) 右: 赤薙山直下の登山道(代表例として)


赤薙山山頂


山頂から 左: 男体山  前女峰と女峰山 右: 奥社跡(右手前)

 復路はトラバース道を下る。道筋は整備されているが、多少のアップダウンを伴う。樹林を抜けると、往路では登るのに懸命で景色を楽しむ余裕はなかったが、下りではキョロキョロしながら歩く。ちょうどこの時分は登山者とのすれ違いが多い。みんな怪訝そうな目を向けるが挨拶だけで済んだのは何より。

左: 赤薙山トラバース分岐(赤薙山頂は写真の手前右へ約50メートルの距離 右: トラバース道の代表例


トラバースを抜けた標高1950から 左: 明神ケ岳(左中央)と奥に七ケ岳? 右: 高原山 夫婦山・栗山ダム・月山(中央)


左: 日光市街地 鶏鳴山 鳴虫山等(標高1850から) 右: 高原山方面(標高1820から)


標高1720付近から 左: 丸山 右: 外山(中央やや左の三角錐) 鶏鳴山〜夕日岳(最奥) 右はヒネギリ沢左岸尾根
4 丸山 よく整備された登山道
 計画外で丸山に登ってみることにした。丸山分岐からは整備された登山道が続く。鞍部からは木道、丸太階段、石階段等でよく整備され歩きやすい。

左: 丸山分岐(右へ) 右: 鞍部への道


左: 鞍部 右: 木道


鞍部からは丸太階段や石階段でよく整備された登山道が続く
 丸山山頂からは南面が開けて、赤薙山・奥社跡ピーク。大鹿落しの頭を間近に見る。日光市街地や日光の山々も展望可。
 丸山からは八方ケ原経由で周回するルートもあったが、ニッコウキスゲを楽しむために往路をたどって小丸山に戻る。途中でのすれ違い数人。

左: 丸山山頂 右: 赤薙山 2070級ピーク 奥社跡(2203) 大鹿落しの頭(2209) 


丸山山頂から 左: 日光市街 外山 鳴虫山 右: 展望台
5 日光キスゲ観賞  ニッコウキスゲ真っ盛り
 小丸山から赤薙山方面を振り返ると大勢の登山者が笹尾根を登ってゆくのが目に入る。回転ゲートを通って展望台に戻るとニッコウキスゲが歓迎してくれる。キスゲの花に負けないほどの人出。

左: 丸山分岐から赤薙山と大勢の登山者(写真では見づらいが) 右: 同じく小丸山から


左: 展望台 右展望台付近のニッコウキスゲ


左: キスゲ平園地の駐車場は満車 右: 階段最上段付近から すごい人
過去三回(01年、09年、15年)7月中旬に観賞したときに比べても断トツの感じ。これならニッコウキスゲと日光の名に恥じないであろう。
駐車場に戻るとキスゲ平園地も第三駐車場も満車。帰路で見かけたのだが、霧降第二、第一駐車場からシャトルバスで送迎していた。

標高1540付近から 上も下もキスゲ満開


標高1450付近


楽しませてもらいました
HOME
inserted by FC2 system