ひとり山歩き669 : 庚申山へコウシンソウを見に行ってきました。靴の損傷で山頂へは行きませんでしたが、お山巡りコースでコウシンソウを見ることができました。
コウシンソウを見に庚申山へ
2017年6月17日(土) 晴れ
1 行程
@コースタイム : 自宅(2:00) = 銀山平公園(4:10/4:20) − 一の鳥居(5:30) − 猿田彦神社跡(6:55) − 庚申山荘(7:05/7:10) − 退却(標高1600付近)(7:35/7:45) − 猿田彦神社跡(8:10/8:20) − 笹ミキ沢右岸尾根出合(8:55) − お山巡り口(9:15) − コウシンソウ観賞(退却)(9:30/9:45) − お山巡り口(9:50) − 猿田彦神社跡(10:20/10:30) − 庚申七滝・一の鳥居(11:30/11:35) − 銀山平公園(12:50/13:00) = 自宅(15:20)
Aルートマップ

2 自宅 − 銀山平
 庚申山には過去6回登っているが、まだコウシンソウを見たことがない。いつでも見れるとその気にならなかったが、山歩きもそろそろ年貢の納め時。それなら今でしょう!ということで出かける気になった。本日は土曜日で混雑が予想されるが、思い立った時に行かねば行きそこなう。
 かじか荘とその先のゲート付近は工事中で駐車禁止ということで、かじか荘手前の銀山平公園に駐車。先着車は6台(奥の駐車場にも数台)で、単独行者がスタートしていった。車載温度計11度
 
3 庚申山へ(途中退却)  靴の損傷で庚申山は諦める
 本日はいつもと違って銀山平公園からスタート。かじか荘からゲート付近は工事中で駐車禁止。標高点902までは舗装道路歩き、その先は一部に泥濘があるも歩き易いダート。一の鳥居で説明板を見ていたら単独行の山ガールが追い越していった。

左: 銀山平公園入口(駐車場) 右: ゲート付近は駐車禁止


左: 天狗の投石 右: 一の鳥居
 一の鳥居からは水ノ面沢を左岸右岸を何度も繰り返しながら登ってゆく。猿田彦神社跡、庚申山荘までは明瞭な登山道歩きで、途中にお馴染みの見物スポットもあるので退屈はしない。猿田彦神社跡から一旦庚申山荘に向かう。ここで軽くエネルギー補給。

左: 百丁目標石 右: 鏡岩


左: 夫婦蛙岩 右: 仁王門


左: 猿田彦神社跡 右: 庚申山荘
 庚申山荘から来た道を少し戻って雨量観測所から庚申山へ向かうのだが、この辺りはやや不明瞭。クリンソウを通過すると道筋は明瞭となる。やがて岩壁の基部の通過となり、標高1600で高さ3メートル程度の岩道を登るのだが、靴のグリップが悪く足元が定まらない。岩部から下りて靴底を点検すると、ソールがはがれかかっているのが判明。この靴は山歩きを初めて2年目に購入したもので、ソールは3、4回交換している。も一度交換とも思ったが、ソールよりも靴が破損しそうで履きつぶすことにしていた。15年も使用(常時三足で交互使用、この間に何足履きつぶしたかな?)して愛着があるもそろそろ年貢の納め時、今回でお釈迦にするつもりで履いてきたのがいけなかった。テーピング用のテープを巻いて登山を続けようとしたが、ソールも摩耗しているので、テープと相まって滑りやすく危険と判断し、退却(標高1600付近)することにした。

左: 雨量観測所付近のクリンソウ 右: 登山道は入口付近が不明瞭だが、そこを越せば明瞭


左: 登山道は岩壁の基部に沿って 右: 手前の岩道を登るのだが、摩滅して剥がれそうなソールでは不安で諦めて尻尾を巻く

4 お山巡りへ  なんとかコウシンソウを見ることができた 
 猿田彦神社跡へ下る途中で、このまま帰路につくのは癪だ。お山巡りは08年7月2日(ひとり山歩き323)に通っているし、反時計回りで最初のコウシンソウ観賞地点までは、笹尾根で危険個所はなかった筈。猿田彦神社でエネルギーを補給しながら、地形図でルートを頭に入れる。
 群馬大の嶺峯山荘横を通って、ジグザグに尾根上を目指す。振り返ると山荘の青屋根が枝越しにかなり上部まで見えた。笹ミキ沢右岸尾根の標高1510で尾根上に達した。お山巡りコース方面には明瞭な登山道が伸びている。下り方向は踏跡はないが、下草の笹は低い。この尾根筋は標高1470の舟石新道出合までは歩いているので、計画ではお山巡りの帰路でこの尾根筋を下る計画だったが果たして?
 笹尾根の登山道を20分(比高にして140メートル)登ると、階段が現れお山巡り口に達した。


左: 群馬大の嶺峯山荘 右: 登山道(振り返ると山荘の青屋根が枝越しにみえる)


左: 尾根出合(明瞭な登山道が続く) 右: 笹尾根をノンビリ登ってゆく


左: お山巡りコース入口の階段 右: 付近のシロヤシオは落花
 階段を昇って笹尾根を少しばかり登ると、本日唯一の遠望地で南東に尾出山周辺がみえた。お山巡り口付近では落花していたシロヤシオを目にする。ヤマレコで調べておいたコウシンソウが咲いている地点を見逃さないよう、右側(北側)の岩壁に着目しながら進むと、木橋があり、これを渡った右側に鉄階段でほんの僅か岩壁の間を進んだ地点がコウシンソウが咲いているらしい。

左: 本日唯一の遠望 お山巡りコースに入ってすぐに、南東に尾出山方面 右: この辺りはシロヤシオが咲いていた


 この木橋を渡って右奥に鉄梯子、コウシンソウが見られる筈・・・ヤマレコで事前調査
 岩壁の基部を探すもコウシンコザクラばかりが目について、コウシンソウはどこにあるやらわからない。そのうちに人が集まってきて、あったあった、と叫ぶ。指さすほうを見上げると岩壁の上部にコウシンソウが咲いている。持参のカメラで下の写真が限界。何んとかわいらしい花よ!これで虫を食するの?ていう感じ。地形図のコウシンソウ群生地まで足を延ばせば、もっと間近で見られるかもしれないが、花より団子ならぬ花より藪派の自分にはこれで満足。この先は靴損傷を考えたら危険を冒すつもりはない。退散退散。

左: 岩壁の基部を見ながら、コウシンソウはどこかいな? 右: 岩壁の上部に咲いていた


ズームしてもこれが限界

5 復路  未だまだ登る人は多かった
 猿田彦神社跡への下山途中で多数のハイカーとすれ違う。一の鳥居への下りでも登る人は多い。庚申七滝に寄ってたが、庚申川への下りは通行止めになっているので、滝は全く見えず下方に観瀑台が見えるだけ。枝沢にかかる橋を渡ると薄い道筋が伸びている。根利古道の一部で六林班峠へのスタート地点のようだ。
 根利古新道も八丁峠〜不動沢〜延間峠の間と、庚申七滝から六林班峠の間の探訪が未だ。前者はいつでも行けるのだが、栗原川根利林道の荒れ道を車を走らせるのが抵抗。でも早くしないと梅雨で折角整備した道筋が荒れてしまいそう。後者は、たそがれオヤジさんやきりんこさんが歩かれている。途中の道筋は危険が伴うようだ。危険を知ってしまったら、臆病爺はとても行く気にはならない。
 銀山平へ戻る途中で、10人くらいのゲループとすれ違い。庚申山荘泊りで、山荘の混雑を気にしていた。 

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