ひとり山歩き662 : 露垂根神社から唐沢神社〜諏訪岳〜大慈寺・村檜神社〜佐野・栃木市界尾根を歩いてきました。市界尾根にも薄い踏跡があり、藪を漕いだのは10分程度でした。
露垂根神社〜唐沢神社〜諏訪岳〜大慈寺・村檜神社〜佐野・栃木市界尾根
2017年4月14日(金) 晴れ
1 行程
@コースタイム : 自宅(4:40) = 唐沢山ポケットパーク・露垂根神社(5:35/5:45) − 唐沢山神社(6:15/6:25) − 高鳥屋山(6:55/7:00) − 見晴休憩所(7:15) − 貝吹鳥屋(7:35) − 京路戸山(8:00/8:05) − 京路戸峠(8:15) ー 諏訪岳(8:40/8:55) − 村檜神社・大慈寺分岐(9:05) − 大慈寺奥の院(9:15/9:20) − 大慈寺(9:30/9:35) − 村檜神社(9:40/9:55) − 京路戸峠分岐(10:25) − 京路戸峠(10:40) − 佐野・栃木市界尾根へ(11:20) − 下山開始(唐沢山城跡トンネル上)(12:40) ー 下山(12:50) − 唐沢山ポケットパーク(13:20/13:30) = 自宅(14:30)
Aルートマップ

2 自宅 − 露垂根神社
 雪も締まってきたと思われるので、残雪歩きに行きたいのだが・・・先日の鶏頂山で踏み抜いた際、アイゼンが木の根(?)に引っ掛ってしまい力任せに引き抜いたのが原因で右足のアイゼンが真っ二つ。4シーズンの寿命。年に数回の使用で4年の寿命とは短いような気がする。以前使用していたグリーベル・アイゼンの片方を山で紛失してしまい、急きょ購入したもの。グリーベル品に比べると値段は安価であったが、それ相当というものか。
 仕方なしに低山歩きに転換。3月12日(ひとり山歩き658)に清水寺から村檜神社へと歩いた際、低山ではあるがピラミダルで端正な諏訪岳を思い出した。唐沢神社から諏訪岳は過去に二回歩いている。最初は諏訪岳から琴平山まで足を伸びしている。同じことをしても面白みがないので、前二回とは異なるルートで諏訪岳から出発地に戻るルートを地形図とヤマレコに相談してみた。その結果、諏訪岳から大慈寺・村檜神社まで下り、登り返して唐沢神社〜諏訪岳の縦走路と別れて佐野・栃木市界尾根を下って(ヤマレコ shige−pon氏の記録参考)出発地に戻ることにした。
 出発地としては、ヤマレコ記録等を参考に周回に便利な唐沢山ポケットパーク駐車場(トイレあり)とした。何故ポッケトパークというのか知らないが、4、5台の駐車場の前には露垂根(つゆしね)神社と地元の公民館がある。自宅から約35kmでカーナビ頼りで小一時間で、唐沢山ポケットパーク駐車場に到着。車載温度計2度
 
3 唐沢山神社 − 諏訪岳 − 大慈寺・村檜神社  大部分は関東ふれあいの道(松風の道)で歩き易い 今の時期は残念ながら遠望は基地あできず
 露垂根神社の左手から登山道に入ってゆく。登山道は明瞭で特に危険個所はない。途中で梅林公園からの道を合わせるると、すぐに唐沢神社の入口に達する。


左: 唐沢山ポケットパーク駐車場と地元公民館 右: 露垂根神社


唐沢山神社への登山道の様子、道筋は明瞭
 唐沢神社本殿に行く前に展望所へ寄ってみる。残念ながら春霞でスカイツリーは見えない。最近歩いた岩船山と三毳山を展望してお慰み。石階段を登って唐沢山神社本殿へ。この辺りは唐沢山城跡らしいが、特に興味なし。 このまま先へ行くのでは、申し訳なしと二の丸跡に立ち寄り、先刻の石階段に戻って京路戸峠方面へと進む。

左: 神社口 右: 神社への石階段


展望所 春霞でスカイツリーは見えず 岩船山(左手枝の影)と三毳山


左: 唐沢山神社本殿(唐沢山城本丸跡)  右: 二の丸跡
 諏訪岳への縦走路は大部分が関東ふれあいの道(松風の道)と重なり、道標等を含めてよく整備された歩きやすい道。各ピークは巻いて通過できるが、今日はピークは巻かずに登ることにする。最初の三角点290.4ピークは高鳥屋山と呼ばれている。このピークからは西側が展望できるが、今日は日光連山は霞の中。こんな低山で遠望を楽しもうとするには今の時期では遅すぎる。山頂の北側に石祠あり、ここから北西に踏跡あるも方向違い。
 次に見晴休憩所のピークへ立ち寄るが、休憩にはベンチがあるも、名に反して展望はなし。何か知らないがアンテナ塔が立っている。ポツポツと開花しているヤマツツジを見ながら次の標高点292ピークに登る。高鳥屋山同様に勾配はきつい。山頂からの展望はなし。標高点ピークの次の小ピーク(240級)で初めて諏訪岳が前方枝越しに姿を現す。次の240級ピークが京路戸山で山頂には参拝手順を書いた表示板多数あり、ご神体は? 日光連山かすんでいて見えなかった。京路戸山を下った鞍部が京路戸峠で、左に下ると多田駅、諏訪岳は直進。右後方(南西)へと踏跡あり、下方の林道に下りられるのであろう。


高鳥屋山山頂と西側の展望


見晴休憩所(展望なし)とアンテナ塔


ヤマツツジとミツバツツジがポツポツと


左: 標高点292ピーク 貝吹鳥屋というらしい 右: 標高点292を下ると初めて諏訪岳を目にする
 京路戸峠からは登りになり、勾配が急になる標高230付近で右へ村檜神社への道を分ける。関東ふれあいの道(松風の道)とはここで別れて勾配は徐々に増してくる。左手は展望できるが、今の時期は遠望は難しい。直下に田沼工業団地が先刻から何度も目に入る。十数分の喘ぎで約100メートルを登りきると三度目の諏訪岳山頂に達した。最初の時(1月)は赤城山が見えたのだが。北へと続く踏跡を辿り、、採石場に邪魔されながら琴平山へ行ってから11年経過した。この間アッという間に過ぎてしまった。11年後に同じようなことが言えるといいのだが・・・ウーン難しかろう。

左: 京路戸山山頂(参拝手順あり)・・・ご神体は? 右: 眼下に田沼工業団地


左: 京路戸峠 右:村檜神社分岐(復路で右手からここに戻ってくる、先ずは直進の諏訪岳へ)


諏訪岳山頂と西側の展望
 諏訪岳からの下りも道筋は明瞭で、標高220で関東ふれあいの道に出合う。さらに10メートルほど下った地点が村檜神社・大慈寺分岐で、先ずは大慈寺へ下って、村檜神社から登り返すことにした。道筋は明瞭で特に危険個所はない。途中で大慈寺奥の院そして観音堂を経由して下った地点が大慈で、先月の12日に来たばかり。

左: 諏訪岳直下に石祠(標高300付近) 右: 道筋は良好


大慈寺奥の院


大慈寺 左: 相輪塔 右: 大師堂と薬師堂 手前にライシャワー大使記念樹
大慈寺に隣接の村檜神社でエネルギー補給の小休止。ここも先月の12日に来たばかり。

左: 村檜神社鳥居 右: 本殿


左: 西宮神社 右: 西宮神社の右手に京路戸峠への登山道

4 村檜神社 − 京路戸峠 − 佐野・栃木市界尾根  市界尾根にも踏跡あり 下山時に10分ほど藪漕ぎしただけ
 村檜神社本殿の西側の西宮神社前から関東ふれあいの道をたどって京路戸峠へと登り返す。途中で大慈寺からの道を合わせると、すぐ先が京路戸峠分岐で、往路とは異なり諏訪岳には寄らない。主稜線の諏訪岳登り口に到着すると、本日初めての出逢いは測量技術者、京路戸で初めての登山者との出逢い。以降、二組4人とすれ違い。往路とは異なりピークは巻いて通過するので楽だ。
 標高点292の貝吹鳥屋と三角点290.4の高鳥屋山のほぼ中間の270級ピークへと進む。ここからは唐沢神社への松風の道とは別れて佐野・栃木市界尾根に進むことにする。松風の道に比べたら細いが踏跡は続き歩きやすい。小ピークはいくつも越さねばならないが、比高が小さいのでそれほど苦にはならない。210級ピークでは諏訪岳と霞んだ日光連山を展望。標高点227からの下りは落葉が堆積していて滑るので要注意。
 唐沢山城跡トンネル北の210級ピークでは倒木を避けているうちに尾根筋を外し、少ししばかり藪漕ぎを強いられる。唐沢山城跡トンネル上と思しき地点から下山にかかる。

登山道に落葉はあるが明瞭、道標もあり


左: 210級ピークから諏訪岳 日光連山は肉眼ではかすかに 右: ミツバツツジがポツポツと
 shige−pon氏はそのまま市界尾根をたどり謡坂に下山している。それだと下山後の舗装道歩きが長いので、近道をすることにした。枝藪を10ほど漕ぐと、予想通りに舗装道に無事下山できた。のんびりと舗装道を下ってゆくと、周辺が金網フェンスで囲われている。ゲートには鍵がかかっている。靴を履いたまま乗り越すにはフェンスが高すぎる。適当な場所を探してフェンス内を彷徨って小沢の土手を利用してフェンスを乗り越す。あとは舗装道歩き20分で駐車地に戻る。

左: 唐沢山城跡トンネル上から10分ほど藪を漕いで下山 右; 下山地点


露垂根神社に戻ってきた

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