ひとり山歩き651 : 今年の初歩きは、奥多摩駅〜本仁田山〜川苔山〜鳩ノ巣駅を周回してきました。登山道は殆どが植林の中で展望はあまり期待できません。年末年始で鈍った足腰にはけっこうハードな歩きでした。

奥多摩駅〜本仁田山1224〜川苔山1363〜鳩ノ巣駅

2017年1月4日(水) 晴れ

1 行程
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コースタイム : 自宅(2:55) = 鳩ノ巣駅(5:25/5:54) = 奥多摩駅(5:59/6:10) − 安寺沢登山口(6:50) − 尾根上到達・大休場(7:55) − 花折戸尾根分岐(9:15) − 本仁田山(9:20/9:30) − コブタカ山(9:50) − 大ダワ(10:10) − 舟井戸(11:35) − 川苔山(1205/1230)− 舟井戸(12:50) - 大ダワ分岐(13:15) − 大根山ノ神(14:40/14:50) − 鳩ノ巣駅駐車場(15:50/16:00) = 自宅(18:30)
Aルートマップ
2 自宅 − 奥多摩
 今年の初歩きは雪山を考えていたが、候補のの山々は晴天成れど風が強いとの予報で、計画を急遽変更して、奥多摩の本仁田山〜川苔山を歩くことにした。ルートは何通りも考えられるが、車を鳩ノ巣駅にデポして奥多摩駅〜本仁田山〜川苔山〜鳩ノ巣駅を周回することにした。一番電車で鳩ノ巣駅から奥多摩駅に行けるよう見計らって家を出た。年末年始のラッシュも終わった4日の早朝は通常の平日と変わらず渋滞なし。鳩ノ巣駅駐車場到着した時には先着車2台。(車載温度計1度)
 無人の鳩ノ巣駅で一番電車を待っていると、先着車の単独行者2名が現れ、ひとりは古里駅方面へ、、もうひとりは奥多摩駅へ。この人は奥多摩駅からバスに乗ったので、川乗橋から川苔山へゆくのかも(ヤマレコ記録では奥多摩駅から川苔山よりも川乗橋jからの方が多い)
3 奥多摩駅 − 本仁田山  大休場尾根は急登で年末年始のクッチャネ男には堪えた  本仁田山で初富士を拝めて、今年もよい年になるかな
 奥多摩駅前の道路を右へ(写真では左へ)進み、日原川の橋を二度渡ると、急登となる。通行止めの看板を見て右手の安寺沢林道へ、標識が整備されているのでヘッデン歩きでも問題なし。舗装道を道なりに進み安寺沢右岸にわたると安寺沢登山口に達する。


鳩ノ巣駅と奥多摩駅


左: 安寺沢林道へ(標識多くあり暗くても問題なし 右: 安寺沢登山口 民家の裏側で舗装が切れて山道となる

 登山口から細い簡易舗装道を進み、民家の裏側で山道となり、すぐ先で乳房観音50mの標識を見て寄ってみることにする。銀杏の乳根が乳房に似ているところから乳房観音と呼ばれるようになったらしい(乳癌に罹らないご利益)。元に戻って植林の中の登山道を進むのだが、年末年始にクッチャネばかりで運動不足の身にはとても堪える。登山道には特に危険個所はないが、急登には辟易。
 植林の中だから展望は期待できないが、わずかに植林が切れた標高700あたりで三ノ木戸山(?)が見えただけ。登山口から約1時間の登りで南尾根上・大休場に到達した。南尾根(大休場尾根)は相変わらず植林で道筋は安定しているが、急登は続く。


左: 登山道に入ると、すぐに乳房観音分岐(道標は要所要所に) 右: 乳房観音(銀杏の乳根が由来・・・現在は乳癌に罹らないご利益)


左: 植林の中の登山道(特に危険個所はない) 右: 少ない自然林からの展望、左ピークは三ノ木戸山?


左: 南尾根到達・大休場(尾根筋を大休場尾根というらしい) 右: 歩きやすい登山道が続く(標高1000m付近の様子)

  花折戸尾根分岐で、尾根の様子を窺がっていると、単独行者が登ってくるのが見えた。分岐から本仁田山の間は距離が短く、辛うじて本日の山頂一番乗り。山頂からは樹木の切れ間の南西に富士山がくっきり。一富士二鷹三茄というが、夢で富士山を見ることもなく現物を見てしまった。今年は験がいいわいなア、と思っておこう。エネルギを補給して単独行者に先行する。


左: 花折戸尾根分岐 右: 本仁田山山頂


左: 山頂からの展望 右: アップすると富士山が

4 本仁田山 − 川苔山  鋸尾根もきつかった 舟井戸からは登山者多い(鳩ノ巣駅から川苔山ピストンが多い?)
 本仁田山からは多少のアプダウンはあるも下りが続く。鳩ノ巣駅分岐の道標のある小ピークがコブタカ山らしい(ヤマレコ記録から推定)。コブタカ山の下りで左手に鷹ノ巣山と雲取山を垣間見てさらに下ると最低鞍部が大ダワで復路で通る大根山ノ神からの登山道を合わせる。この山域は登山道がよく整備され分岐が多いので、事前に調べておかないと迷いそう。峠には石祠が祀ってある。


左: 本仁田山からの下り 右: コブタカ山(と思う) 鳩ノ巣駅は右へ


コブタカ山と大ダワのほぼ中間(標高1030あたり) 左: 登山道 右: 鷹ノ巣山と雲取山


大ダワ

 大ダワから川苔山まで鋸尾根で2km、右手へ進むと2.7kmと道標にある。どうせ進むなら距離の短い鋸尾根へ。目的地は同じだから距離が短いということは勾配がきついということ。鈍った足腰を鍛えるには急登の鋸尾根を選びましょう、はよかったが遅々として進まず。景色を見て足腰を休めようにも植林の中で気分転換ができない。歩いていればいつかは山頂と、亀足歩き。本仁田山でコンロを使っていた単独行者に追い越された。標高点1165を越えると傾斜は幾分緩み、ヤレヤレの心境。標高点1240ピークを越した鞍部が舟井戸で登山者と下山者が多い。


左: 大ダワから急登の鋸尾根へ 右: 写真ではわからないがかなり急傾斜


左: 1165手前の急登 右: 1165を過ぎると勾配は緩む


左: 舟井戸分岐 右: 落葉の登山道(標高1280付近)

 舟井戸からは尾根の左手を反時計周りにトラバースしながら登ってゆく。トラバース道を登り詰めると広場状の東の肩で日向沢の峰(2.4km)・蕎麦粒山(4.5km)分岐、反対側の山頂までは0.2km。幅広の登山道を緩やかに数分登って川苔山(地形図には川乗山と記載・・・川苔山も正式名のようだ)に達した。人気の山のようで人の出入りが多い。
 西側だけが開けて鷹ノ巣山と雲取山更には大菩薩嶺もわずかに頭をだしているようだ。



左: 東の肩・日向沢の峰分岐 、川苔山は200m先 右: 川苔山山頂はすぐ先


川苔山山頂


左 : 大菩薩嶺(左奥にわずかに) 鷹ノ巣山と雲取山 右: 天目山〜蕎麦粒山あたりか

5 川苔山 − 鳩ノ巣駅  植林の中のダラダラ下りは嫌になっちゃうよ
 舟井戸からは大根山ノ神経由で鳩ノ巣駅へ下るのだが、植林の中の登山道歩きで、気分転換がはかれず益々疲労が募る。特にに標高800あたりから標高670の大根山ノ神まで、たったの130メートル下るのに1時間も要した。大根山ノ神からは傾斜がきつくなり、転倒しないよう気をつかう。標高450の分岐では通常はストレートに進み正法院経由が多いのだが、あえて熊野神社経由で下山。神社から舗装道を15分の下りでやっと鳩ノ巣駅駐車場に到着。予想よりも1時間は遅れたが、クッチャネ男にはさもありなんだ。


左: 植林の中の下りで展望はほぼ皆無 右: 大ダワ分岐(標高1000)


左: 植林が切れて石積み(標高780付近) 右: 平坦な登山道が続く


左: 大根山ノ神 右: 熊野神社


左: 駐車場はトンネル手前を右に 右: 鳩ノ巣駅駐車場(緑の屋根はトイレ)

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