ひとり山歩き650 : 錦着山から尾根伝いに太平山に登り、関東ふれあいの道で戻りました。尾根伝いには、ひどい藪はなく処々で踏跡が拾えました。
尾根伝いに錦着山(80)〜太平山(341)
2016年12月26日(月) 曇り
1 行程
@コースタイム : 自宅(6:10) = 錦着山公園駐車場(6:50/7:00) − 錦着山山頂(7:05/7:15) − 尾根取付き(7:30) − 雷電神社と愛宕神社(7:45/7:50) − 関東ふれあいの道出合(9:10) − 太平山神社(9:45/9:50) − 太平山山頂(10:10/10:20) − 関東ふれあいの道出合(11:05) − 錦着山公園駐車場(11:55/12:05) = 自宅(13:05)
Aルートマップ
2 自宅 − 錦着山公園
 本年最後の山行は、ショートショートで錦着山から太平山まで尾根伝いに行って、関東ふれあいの道を戻ることにした。太平山に登るたびに目にするのは、山頂から北に比較的明瞭な踏跡が伸びていることである。いつの日にはこれを辿ってみようと考えていた。地形図で調べると破線が山頂から北そして東北東に伸びて関東ふれあいの道に通じている。現在でもこの破線道は残っているのか調べてみることにした。ルートとしては、往路は尾根伝いに太平山に登り、復路は関東ふれあいの道を辿ることにする。ネットで調べるとヤマレコに錦着山〜太平山を歩いた記録が数件見つかったが、何れも関東ふれあいの道を辿ったもので、尾根伝いに歩いた記録は見つからなかった。
 それならやってみましょう、と神様にいうと年末の忙しい時にとお冠。半日仕事だから堪えてもらう。自宅から錦着山公園まではたったの15km、錦着山で日の出と思ったが、曇っていて期待できないので、少しばかり出発を遅らす。錦着山公園駐車場に到着時には、すでに車が数台、どうやら近隣の人が駐車しているようだ。公園利用者以外駐車禁止の標示あり、少しばかり良心がとがめたが、公園を利用するのは間違いないと、屁理屈をつけてザックを担ぐ。 車載温度計1度
3 往路(錦着山〜太平山)  藪はごく一部 かなりの部分で踏跡を拾う 途中から関東ふれあいの道を辿る羽目に
 駐車場から一旦来た道を少し戻って大鳥居からスタート。階段を上ると5分で錦着山山頂に達した。護国神社と戦没者慰霊塔が目につく。山頂の西側からは太平山とこれから辿る尾根筋が目に入る。東側からは日光連山がうっすらと。

左: 錦着山山頂入口の大鳥居 右: 山頂の護国神社と戦没者慰霊塔


山頂 左: 東側 右:西側


山頂から 左: 奥に太平山、手前に辿った尾根 右: 薄っすらと日光連山
 錦着山を下って、公園の西で永野川に架かる上人橋(だったかな)を渡り、太平山→の標識を見て左折する。すぐ先で太平山遊覧道路の標識が目に入った。いかにもこの先に入れという感じの標識だが、笹の密藪で道筋なんて見えない。考えてみると、尾根上に道筋があるなら遊歩道であろう。道路とは太平山神社に通じる舗装道のこと、と地図を見てガッテン! 笹薮の切れた地点から尾根に取付くと、すぐに名称不明の神社のお出まし。 尾根上を進むうちに薄い踏跡に出合い、これを追って進むと薗部町配水池が現れた。ここから配水池施設のフェンスに沿って作業道を少し進み、尾根に復帰すると、雷電神社と50メートルほど南側に愛宕神社が祀ってある。

左: 太平山遊覧道路標識(尾根への案内ではない)の先で尾根に取付く 右: 尾根に上がるとすぐに神社(名称不明)


左: 薄い踏跡をたどる 右: 薗部町配水池


配水池の南側に雷電神社と愛宕神社
 愛宕神社から南へ下る参道に別れて西に下ると、先刻の作業道を横断して尾根に取付く。少しばかり笹薮を漕ぐと、植林の中に明瞭な踏跡(林業関連の踏跡か)が続く。途中で集落間を結ぶ抉れ道を横断し、方向を西から南西に変えて踏跡を追うと、踏跡が二股に分かれる。地形図で方向を探り、左手(南西)に進む。170m級の小ピークを越すと踏跡は、予定進路とずれるので、踏跡から別れて南に少し下ると、再度踏跡に出合う(先刻まで辿った踏跡の続きかも?)。これを進むと標高点162の北側で地形図に記載のない道路に出合う。この道路を僅かに西に下って左手(南)の踏跡に進むと、キャビン(コッテージ?)や四阿のある得体のしれない施設が現れた(ネットで調べるもヒットせず)。この施設は私有地にあるらしいが、周辺は道路で囲まれている。トイレ標識を見かけたので、一般に開放されているのだろう。
 得体の知れぬ施設から南西に少し下ると関東ふれあいの道に出合う(錦着山まで3km)。すぐ先で舗装道に出合い、道標に従って南西に下りヘアピンカーブ地点で関東ふれあいの道は山道に入る。分岐から50mほど北に鳥居が見えるので、行ってみると、山側へ踏跡がついている。ここから太平山の北東尾根で復路で別れた(標高250)踏跡に通じているのではなかろうか。これは家に帰ってGPS軌跡を地形図に落として気付いた。鳥居の写真だけ撮って、分岐に戻り関東ふれあいの道へと進む。途中で太平山からの破線入口を気にしながら登って行くも入口が見つからず、舗装道に出てしまった。来た道を戻って尾根に取付く気になれず方針を変更し、ここから先は関東ふれあいの道で大平山神社まで行くことにした。破線部は復路で辿ればいいや、と臨機応変(端的にいうとズボラな性格)。


左: 藪が今日一の場所でこの程度 右: こんな踏跡が続く


左: 標高点162ピークの西直下に、何これ?(私有地内らしい) 右: 関東ふれあいの道出合


左: 関東ふれあいの道 右: 左の写真より下方で尾根に取付き損ない太平山神社まで関東ふれあいの道を歩く・・・埋め合わせは復路で)
 山道を歩いたり舗装道を歩いたりして、太平山神社駐車場にたどり着き、階段を上がって茶店・展望台で辿ってきた尾根筋を観察。錦着山がどうにか写真に写っていた。太平山神社では、年末年始に備えて準備中。何度もここを訪れているが、多くの神を祀っていることは知っていたが、説明版を見てビックリ仰天(少しオーバーだが)、十数社が祀ってあるのだ。2020東京オリンピックのコンパクとはここに倣ったのかな??
 奥社経由で太平山山頂に登る。富士浅間神社前でエネルギーを補給し、神社裏側の山頂に登る(所要時間20秒)。


太平山神社東端の茶店から 左: 辿ってきた尾根筋(錦着山は緒王奥部右端) 左奥に高原山 右: 栃木市内を俯瞰


左: 太平山神社 右: こんなに多くの神社を祀ってる・・・神様って縄張り争いしないんだ!長沼がいいとか横浜がいいとか?


太平山山頂 富士浅間神社と山頂部(山名板がなくなってしまった)

4 復路(太平山〜錦着山)  太平山から下りの破線は踏跡が断続 
 往路の埋め合わせに、関東ふれあいの道出合まで尾根筋を下ることにする。明瞭な踏跡が北に下ってゆく。少しばかりこれを追うと、地形図の破線とは異なり北尾根を下ってしまいそう。仕方なしに破線の方向に藪を避けながら下ってゆくと、標高320あたりで踏跡を拾う。方向、位置的には地形図の破線のように思われる。これを追って標高250まで下ると、踏跡は北に下り、破線とはずれてしまう(これを進むと往路で写真を撮った鳥居地点に下れるかも)。仕方なしに方向を変えて手入れされていない植林の中を東に下ってゆくと、ピンクリボンを突然目にする。何のために付けたものやら、他には見当たらなかった。標高190まで下ると、チョロチョロ流れの小沢に出合い、これに沿って下ると踏跡がが断続。標高150あたりで右手に道筋を感じて沢を渡ると、往路で歩いた関東ふれあいの道に出合う
 


左:山頂直下では踏跡見つからず 右: すぐに薄い踏跡に出合う(地形図の破線に沿っている)


左: 踏跡は方向がずれたので、藪を漕いでいると突然ピンクリボン(何の目的か不明…他になし) 右: 破線に沿って浅い谷筋を下ると、小沢に沿って踏跡に出合う
 以降は関東ふれあいの道歩きだが、道標がしっかりしているので省略(道標なしの道路分岐はまっすぐに)。永野川に戻って錦着山が見えるようになるも、あれが山かという高さ(駐車場からの比高は30m)。


左: 関東ふれあいの道(山道あり道路歩きあり) 右: 太陽光発電所


左: 栃木農業高校のグラウンド 右: 錦着山が見えてきた

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