ひとり山歩き647 : 竜神ダムから亀ケ淵経由で明山と武生山にを歩いてきました。全ルートで登山道は明瞭で藪はなく、快適な歩きができました。残念ながら紅葉には遅すぎたようです。
竜神ダムから亀ケ淵経由で明山(457)〜武生山(460)
2016年11月30日(水) 晴れのち曇り
1 行程
@コースタイム : 自宅4:00) = 竜神ダム駐車場(6:35/6:50) − 亀ケ淵(7:45/7:55) − 上山分岐(三葉峠?)(8:55) ‐ 明山(9:15/9:30) − 上山分岐(9:45) ‐ 亀ケ淵(10:30/10:35) − 稜線到達(亀ケ淵・武生神社分岐)(上山方面へは標示はないが踏跡あり)(11:10) − 武生神社(11:45/11:55) − 武生山(12:05/12:10) − 竜神ふるさと村(13:00/13:05) − 下山(竜神ふるさと村口)(13:25) ‐ 竜神ダム駐車場(14:05/14:15) = 自宅(16:30)
Aルートマップ

2 自宅 − 竜神ダム
 紅葉の名所である竜神峡を含めて、武生山あたりを一週間ほど前に歩いていみたいと考えていた。なんだかんだで紅葉の時期が過ぎてしまい来年に延期ともっ考えたが、せっかく計画したので足慣らしも含めて出かけることにした。ルートとしては竜神ダムから亀ケ淵経由で武生山さらに中武生山とするか、中武生山の代わりに明山とするか迷ったが、中武生山へは舗装道歩きが長いので、やめにして明山を選んだ。
 今日はショートコースなので、明るくなってから歩き始めればよい、ということで朝刊を読んでから家を出る。距離的には結構遠く約100km、ハイブリッド車に乗り換えてからは、燃費優先で以前に比べたらゆっくり運転。あたかも自分の山行時の歩行速度と同じ(こちらは考えてやっているのでなく、そうならざるを得ない)。竜神ダム駐車場には例によって一番乗り(平日で紅葉には遅いので必然だが)。車載温度計零度
3 竜神ダム − 亀ケ日知 − 明山  紅葉には遅すぎた 登山道は明瞭
 駐車場でダム周辺案内図やダム説明板を読んで、自動車通行止め(自転車は可らしい)の舗装道へと進む。時期的に遅いせいか紅葉は前回の生瀬富士〜月居山に比べたらかわいそう。ハイングコースだけに途中に四阿やトイレの設置多い。途中の樹木に観光記念の小さなプラ板を多数見かける。どこかの店で販売しているのであろうが、あまり感じはよくない。途中で端麗な明山を見せつけられて意欲が高まる。

左: 竜神ダム駐車場 右: 竜神ダム


途中の紅葉 (良いとこ撮り)


亀ケ淵途中からみえた明山
 亀ケ渕が近づくと竜神川の対岸に遊歩道が見えるようになる。手入れがなされず危険で歩けそうにない。亀ケ淵に到着したが、どうやって対岸に渡るか看板を見ても迷う。少し戻って渕見橋を渡ってみると、右岸の遊歩道も明山へは行けない。困って橋上から見渡すと、亀ケ淵橋の先に竜神川に下る階段を見つけた。戻って亀ケ淵橋の突き当りに「←三葉峠0.6km」(三葉峠なんてどこか知らないので最初に迷ってしまった)の標示あり、橋を渡ってすぐ先で階段を下り、竜神川を踝までつかりながらジャブジャブ。

左: 竜神川対岸に遊歩道(危険で通行止め) 右: 亀ケ淵


左: 渕見橋の先は通行止め(腐食していて危険) 右: 明山に行くには渡渉すらしいが、川床へどうやって降りる?


左: 明山へは左の階段を進む 右: 亀ケ淵橋(奥の橋、三葉峠0.6km標示あり)を渡ってすぐ先で左手の階段を下りて渡渉
 対岸の階段を上ると「明山篭岩トレッキングコースの標識がある。以降は要所に明山までの距離を示す標識を見ながら登ってゆく。最初は濡れ落ち葉の登山道、そして沢内歩き(増水時には通行不可のおそれあり)、そして乾いた落葉の登山道を登ってゆく。標高300あたりで尾根上に達した。距離的に見てここが三葉峠かと思った。(帰宅後距離を調べると亀ケ淵から沿面距離で0.9km、途中に峠らしい場所はなかったので)
 尾根沿いに約130メートル登ると上山ハイキングコースの上山分岐に達した。ここまで亀ケ淵から沿面距離で約1.2km、帰宅後ネットで調べるとここを三葉峠というらしい。亀ケ淵橋の三葉峠0.6kmは何なんだ!? このあたりには名残りの紅葉が少々。

左: トレッキングコースには標識多数あり 右: 最初は湿った落葉の道、途中で沢内歩きそして乾いた落葉道と変化


左: 上山分岐(三葉峠?・・・亀ケ淵から0.6kmとあるが、ここまで沿面距離1.2km、地図上の直線距離は0.7km) 右: この辺りには紅葉が少し
 峠から方向を南東に変えて植林の小ピークを越す。浅い鞍部から登り返すと途中で巻き道分岐に他する。前回(14年11月20日ひとり山歩き574)と同じく登りは山頂直下までロープを伝って登る。明山山頂からの展望は360度パノラマだが、茨城の山は詳しくないので紹介できないのが残念。奥久慈男体山、白木山、高崎山、中武生山(△554.8)そして武生山あたりが目に付く。みー猫さんのように中武生山〜篭岩〜男体山〜白木山〜高崎山を周回してみたいと思うが、自分の脚力ではとてもじゃないが無理。来年は男体山〜白木山〜高崎山あたりを歩くか(中武生山までは無理だろう)。竜神大吊橋も展望できた。

左: 明山山頂(2年ぶりの訪問) 右: 男体山〜白木山〜高崎山〜△554.8(中武生山)〜武生山


左: 少しアップして 武生山(左のピーク)と武生神社(右のピーク) 右: 竜神大吊橋
4 明山 − 亀ケ淵 − 武生山 亀ケ淵〜武生神社は安心尾ハイキングコース  武生山からは展望なし
 明山から巻き道で下り、往路を亀ケ淵まで戻る途中で、前回篭岩から明山へ歩いた際、途中(一枚岩と明山の中間)に竜神峡分岐があったのを思い出した。持参した地形図のコーピを広げてみると、残念ながらその分岐あたりは載っていない。帰宅後調べるとみー猫さんの記録にもヤマレコの記録にもあった。。そのルートを通った方が武生山に行くには楽だったかも。調査不足で残念無念(ちょっと大げさだが)。落葉で転倒しないよう気を付けながら亀ケ淵まで戻った。
 竜神川の右俣の右岸を登ってゆき、途中で渡渉する。登山道はハイキングコースというくらいだからよく整備されている。植林の登山道を急登すると稜線に達した。名づけると亀ケ淵分岐というのだろうが、途中で思い出したルートを西から合わせる。調査不足で地形図のコピーを持参しなかったのが返す返すも悔やまれる。
 この分岐からは武生神社目指して緩やかに登ってゆくのだが、なんとベンチが多いことか。展望が開けるわけでもないのに。ハイキングコースとは言えこんな場所を歩く人は、それほどベンチを活用するのだろうか(ベンチの上には苔が生えている)。標高390あたりで左に林道への分岐を見ると、方向が北東から南東に変わり、下り勝手となる。竹林を過ぎると武生林道出合で、右手に宝剣洞展望を見て左の武生神社へと進む。

左: 亀ケ淵から稜線直下の道筋 右: 稜線出合=亀ケ渕分岐(標示はないが、上山ハイキングコースに通じる踏跡は尾根の左に伸びている)


左: ベンチ多数設置(展望ないが) 右:武生林道出合 神社は左へ、右に見えるは宝剣洞展望台(復路で寄る)
 舗装林道を僅かに進み武生神社の大鳥居をくぐって神社に向かう。高い石階段を登り詰めると武生神社に到達。いろいろ言い伝えはあるようだが、興味なし。本殿は天明六年(1786年)とのこと。踏跡を辿って北進すると常陸太田市の天然記念物指定の太郎杉(樹齢約800年、樹高約35m、周囲約5m)を見る。更に踏跡を進むと武生林道に出合う。ここの擁壁に沿って登ってゆくと、踏跡が認められる。最高部を武生山とした。藪っぽく展望もないので、三角点は探さずにすぐに下山にかかる。三角点は踏跡を北に僅か下った地点にあるようだ。

武生神社大鳥居と神社


左: 太郎杉(樹齢推定800年、樹高約35m、周囲約5m) 右: 武生山山頂(三角点は少し北に下た地点にあるらしい)
5 武生山 − 竜神ふるさと村 − 竜神ダム  ノンビリ歩き ふるさと村は12/1〜4/10は休業
 舗装の武生林道を下って大鳥居付近で奥久慈男体山が展望できた。更に下って先刻見かけた宝剣洞展望台で、エネルギー補給の小休憩。立派な展望台だが、展望はあまり広がらず正面に明山を楽しめる程度。
 ザックを担いだ勢いで舗装道を下ってゆくと方向が違うので地形図をみると、展望台の直下から破線道に入るべきだった。戻る気にならずそのまま林道を下り途中で竜神ふるさと村の道路案内標識を見て軌道修正。途中で破線道を合わせて、さらに舗装道を歩くと竜神ふるさと村の駐車場。12月1日から4月10日までは休業で、本年最終日でひっそりしていた。
 本館の南西端(ハイキングコースの標示あり)から下山開始。尾根筋を急降下で、石階段と擬木丸太階段が下山道の半分以上に設置されている。浅い谷筋を下り、最後に鉄階段をを下ると竜神ふるさと村口の舗装道に無事下山。

左: 神社大鳥居付近から奥久慈男体山 右: 宝剣洞展望台から明山


竜神ふるさと村の駐車場と管理棟(下山は右奥から)


左: 石階段と擬木丸太階段下りは、下山路の半分以上 右: 下山地点(竜神ふるさと村口)
 のんびりと舗装道をダムに向かって下ってゆく。紅葉は所々で目にするがパットしない。竜神大吊橋が近づくと、どこからは賑やかな声が聞こえてくる。見上げると、大吊橋からバンジージャンプで若者が飛び降りたところ。しばらくはぶら下がっていて身体が安定した時点で引上げが始まった(見るまでは飛び降りたらすぐに引き上げるのかと思っていた)。高所恐怖症の自分には大吊橋も怖くて渡れそうもない。ジャンプを試みる人は怖くないのかね。ダム駐車場に戻ると、他に車が一台、観光に来たようだ。


左: 紅葉の時期には遅かった 右: 竜神大吊橋からのバンジジャンプ


ダムが見えるとすぐに駐車場

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