ひとり山歩き638 : リハビリ登山の第二段階として茶臼岳で日の出を迎えて、その後南月山まで歩いてきました。左手がまだ不自由ですが藪や岩場がなければ問題ないことを確認できました。
茶臼岳(1915) 〜 南月山(1775) ナイトハイク
2016年8月6日(土) 晴れ
1 行程
@コースタイム : 自宅(0:00) = 峠の茶屋(2:10/2:25) - 峰の茶屋(3:15/3:20) - 茶臼岳山頂(4:20/4:25) - 山頂駅/牛ケ首分岐(5:10) - 牛ケ首(5:40) - 日の出平(6:00) - 南月山山頂(6:30/6:45) - 日の出平(7:15) - 牛ケ首(7:30) - 峰の茶屋(7:55) - 峠の茶屋(8:30/8:45) = 自宅(11:00)
Aルートマップ
2 自宅 - 峠の茶屋
 左手小指の脱臼・骨折からのリハビリ登山の第二段階として、藪なし岩場なしの茶臼岳から南月山を歩くことにしていたが、天候や野暮用等でなかなか出かけられなかった。明日以降はリオ・オリンピックでますます出かけ辛くなりそう。天気予報では本日は晴れで暑そう。茶臼岳で日の出を迎えて、その後に南月山まで歩けば涼しく帰宅後にオリンピックも楽しめる。茶臼岳の日の出は4時46分だからナイトハイクで足元が見えづらいことを考慮して早めに自宅を出る。
 那須岳へは残雪歩きで何度も早朝に車を走らせているので、無雪の今は全然問題なし。峠の茶屋駐車場に到着時には数えなかったがかなりの先着車あり。車載温度計16度
3 茶臼岳 - 南月山  目論見通り茶臼岳で日の出を迎える ナイトハイクもいいもんだね
 最近は那須岳は積雪期ばかり歩いている。無雪期の最後は08年10月だから、登山道はどんな様子だったか記憶が薄い。普通の山道で特に障害物もなく歩きやすい。中の茶屋跡から上部は積雪期でも雪が少なくおもった通り。途中でヘッデンと懐中電灯併用の下山者とすれ違う。峰の茶屋で市街地の灯を楽しんで茶臼岳に向かう。 

左: 登山指導所で登山カード投函 右: 山の神鳥居



左: 峰の茶屋避難小屋 右: 振り返ると市街地の灯 (中央下部の白色はヘッデンの灯)
 牛ケ首と茶臼岳の分岐を硫黄鉱山跡と初めて知った。ここからはガレ気味の登山道を登ってゆく。ヘッデンだけでは登山道を何度も外してしまうも、2、3メートル左か右に寄ってみると登山道へ復帰。つまずいて手を突くなんていうことのないように慎重に歩を進める。お釜口到着時、日の出まで50分、お釜を周回して山頂に向かう。西側に来ると若干硫黄の臭いあり。茶臼岳山頂から山々のシルエットを楽しむ。


左: お釜口から朝日岳(中央) 右: 茶臼岳山頂到着時(日の出25分前)


山頂部の石祠と鳥居を撮影して先に進む
 日の出まで20分余り、山頂で待つよりも三角点から山頂駅へ下る登山道の方が東の空は見通しがよい。朝焼けの状況と時計を見比べながら下ってゆくと、標高1850あたりで鬼面山の上方に太陽が顔を出す。2、3分日の出の写真を撮って山頂駅方面へ下ってゆく。ガレ道もいつの間にやらザレ道になった。下りではガレよりもザレの方がスリップし易いので慎重な足運びを強いられる。山頂駅/牛ケ首分岐で茶臼山とはお別れ。

日の出を待つ朝日岳 左: 三角点付近から 右: 山頂駅方面へ少し下って(日の出4分前)


一番手前のピークは鬼面山 左: 日の出直前 右: 日の出直後(4時49分)


左: 山頂駅を見下ろす 右: 山頂駅/牛ケ首分岐 (後方の最高部が南月山
 牛ケ首への登山道は、緩やかなアップダウンと岩っぽい箇所あるもよく整備されていて歩き易い。これから進む日の出平や南月山を横目にノンビリ旅。直射日光と無風にも拘わらず暑いという感じはない。先週の太平山〜晃石山とは大違い。登山者はまだ現れないので静かな雰囲気を一人で楽しむ。牛ケ首からは茶臼岳の西山腹の水蒸気噴出や大倉山〜流石山を眺め、姥ケ平に目を移すと単独行者の姿が認められた。


左: 牛ケ首への登山道は緩やかなアップダウン 右: 南月山稜線を横目に


牛ケ首から 左: 茶臼岳 右: 大倉山〜三倉山〜流石山


日の出平へは灌木帯を進む
 日の出平への登山道は灌木帯の中、積雪期には踏み抜きが多いのが理解できる。特に尾根筋が広くなり勾配が緩むと夏道の上を正確に辿れないので踏み抜きがますます多くなる。そんなことを思いながら進むと尾根の左手に観測用の塔が目に入った。そばに寄ってみると那須岳火山観測局(監視カメラ)であった(設置は05年?)。日の出平(1876)は灌木に囲まれ展望はなし。

尾根幅広がり勾配緩み振り返って 左: 茶臼岳 右: 姥ケ平とひょうたん池も見えた


左: 那須岳火山観測局 右: 日の出平(灌木の中で見通しは悪い)
 鞍部への下りは幅広尾根で灌木帯の中を登山道が通る。ここの下りも積雪期には踏み抜きが多い。今回は、次に積雪期に歩く場合に備えて登山道の位置を確認。尾根の左(西)手に登山道は付いているが、上部には灌木が覆っているので、夏道の上を通ってもあまり効果なさそう。鞍部からは灌木は少なく砂礫帯の緩やかな登り。沼ッ原調整池や男鹿山塊、さらには女峰山と太郎山を目にしながら進む。

左: 日の出平から緩やかに灌木帯を下る 右: 鞍部からは砂礫帯(灌木は少ない)


南月山直下から 左: 沼ッ原の調整池 右: 手前右に白笹山 最後方に女峰山と太郎山 大佐飛山は中央稜線の右枠外
南月山山頂で南月山神社に詣でて、茶臼岳を眺めながらエネルギーを補給。女峰山と太郎山、男鹿山塊、会津駒ヶ岳等が展望できる。

南月山神社


南月山から 左: 茶臼岳 (左手に隠居倉と三本槍岳) 右: 男鹿山塊(大佐飛山〜男鹿岳 右手後方に会駒 調整池の右手に西ボッチ
4 復路(牛ケ首、峰の茶屋経由)登山者の数が多いのにビックリ
 日の出平から
牛ケ首へ向かう途中で男女の単独行者とすれ違う(7時15分頃)。牛ケ首から峰の茶屋までに10人くらいとすれ違い。これからますます暑くなりそうで大変。自分はナイトハイクのおかげでさして暑い思いをせずに済みそう。峰の茶屋避難小屋前は登山者で賑わっている。少しだけ観察すると、朝日岳方面に向かう人と茶臼岳に向かう人は大雑把にいって半々だが、牛ケ首方面に向かう人は比べようがないほど少ない。
 峰の茶屋からの下りでは数えるのが面倒なくらいの登山者。山ですれ違う時には必ず挨拶するのだが、登りの時間帯に下ってゆくと数人グループと出会うと挨拶するのが大変。中の茶屋跡へ下る途中で朝日岳の様子がかなり変わってくるのが面白い(茶色から緑色へ)。峠の茶屋では駐車場がほぼ満車で空きスペース待の車もある。
 左手はまだ物をつかむことはできないが、よく整備された登山道歩きなら問題なし。次はどこにするか。盆休みとオリンッピックが重なり、出かけるのが億劫。

左: 牛ケ首から水蒸気噴出 奥に無間地獄 手前は姥ケ平分岐 右: 無間地獄


左: 硫黄鉱山跡から 峰の茶屋と後方に剣ヶ峰と朝日岳 右: 登山者で賑わう三重の茶屋


峰の茶屋から下るとともに朝日岳の様相が変わる


左: 山の神 右: 峠の茶屋駐車場は満杯
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