ひとり山歩き634 : 元橋から平標山〜仙ノ倉山に登り、平元新道で下山しました。花は盛りを過ぎたようでした。
元橋から平標山(1983)〜仙ノ倉山(2026)〜平元新道
2016年6月6日(月) 晴れ
1 行程
@コースタイム : 自宅(1:05) = 元橋駐車場(平標山登山口)(4:10/4:25) − 登山口(4:30) − 送電線鉄塔(5:35) − 松手山(6:15/6:20) − 標高点1677(6:40) − 平標山(7:55/8:00) − 平標山東鞍部(8:10)− 仙ノ倉山(8:55/9:10) − 平標山(10:0/10:05) − 平標山山の家(10:40/11:00) − 平元新道登山口(林道出合)(11:55) − 林道別れ(11:45) − 元橋駐車場(12:55/13:05) = 雪ささの湯(13:10/13:40) = 自宅(17:00)
Aルートマップ
2 自宅ー 新潟県湯沢町元橋
 先週から藪入りで今週も藪山と考えていたが、昨日に関東地方も梅雨入りとなり天気がもうひとつ読めない。最近、平標山と仙ノ倉山が花の季節らしくヤマレコを賑わしていた。花にはあまり興味がないが、森林限界が低くて展望がよく、木階段が多いらしいことが分かった。苦手の階段歩きで脚力を鍛えよう(衰えを少しでも遅める)と行ってみる気になった。
 計画では平標山と仙ノ倉山に加えて大源太山も回ってみることにする。推定時間は10時間強、本日は予報では好天のようだから日の出とともに歩き出せば、それほど遅くならないうちに帰宅できる。自宅から湯沢町の元橋駐車場までは約160km、高速道利用で推定2時間20分だが途中でコンビニに寄ったりSAで減量したりで3時間と見込む。高速料金節約で大田桐生ICで関東道に乗り、月夜野ICで関越道を下りて三国街道(R17号)を走る。標山登山口の元橋駐車場に到着時は他に2台。車載温度計8度
3 平標山 − 仙ノ倉山  花の時期は少しすぎた? 登山道はよく整備されている 森林限界上歩きで暑い
 駐車場のはずれから登山道に入るとすぐ先で林道に出合う。正面に平標山山の家方面への平元新道口、標識を見て左へ進むと松手山経由平標山登山口はすぐ先。熊注意とトレイルラン自粛の標示あり。先ずは丸太階段歩きの急登から始まる。丸太階段は断続的に続き、道筋はよく整備された通常の山道で、歩きはじめにしては急登は堪える。駐車場出発時に入ってきた車の二人組に送電線鉄塔直下で追い越された。送電線鉄塔までは樹林帯の急登、ここで景色を見ながら一息。周りの山に比べて標高が低いので遠望はあまり期待できそうもないが、登ったことのある佐武流山を認識。

左: 平元駐車場 右: 松手山経由平標山登山口  熊出没注意とトレイルラン自粛の標示あり


左: 階段上りで始まる 階段設置個所多い 右: 階段が切れると通常の山道


左: 送電線鉄塔 ここまでは急登が続く 右: 左下斜面にスキー場 右端に佐武流山
 送電線鉄塔からも丸太階段で整備された登山道歩き、道筋は明瞭で藪のはみだしはない。やがて灌木帯になり前方に平標山が逆光の中に浮かびだす。松手山山頂から左(北)に二居への道を分ける。平標山はそのまま直進。松手山からは勾配が緩み、展望も拾えるのでゆったり歩きとなる。標高が低い(1600程度)のに青天井で日差しがきつい。藪とダニ対策の長袖シャツ歩きでは、暑くてたまらない。もっと樹林帯が続くものと思っていたのだが。振り返れば松手山とその後方に佐武流山〜苗場山を展望。歩いてきた道筋がクッキリと目に入る。前方には逆光を浴びて平標山〜山の家稜線がうかがえる。標高点1677からの急登に備えて振り返り佐武流山〜苗場稜線を眺めて英気を養う。


左: 松手山山頂 右: 振り返って松手山 後方に佐武流山〜苗場山


標高1650から 左: 松手山 後方に佐武流山〜苗場山 右: 平標山への稜線(標高低いのに森林限界上歩きで暑い!)
標高点1677からの急登になると木階段歩きとなる。振り返っては毎度おなじみの佐武流山〜苗場山を展望(他にあまり展望が広がらない)。


左: 木階段が続く (標高1790付近) 右: 松手山 後方に佐武流山〜苗場山 (標高1870で振り返って) 毎度おなじみなので、嫌になっちゃうね


左: 平標山が近づいてきた(標高1890から) 右: 中央奥に浮いているのは? (標高1930から北西の方向)
 標高1940(平標山の肩)あたりになると前方に邪魔者がなく平標山まで見通せるようになる。近そうで案外遠くて肩から30分要して平標山山頂に到着。展望はよくて平ケ岳、燧ケ岳、至仏山が遠望できた。茂倉山〜谷川岳は言うに及ばず。未だ白い北アの白馬岳付近もかすかに展望できた。


左: 目前に平標山 左奥に仙ノ倉山 右: 平標山山頂 


平標山山頂から 左: 茂倉山〜谷川岳 後方左奥に平ケ岳 中央に燧ケ岳と至仏山 右: 中央奥に薄く北ア(白馬岳付近?)
 平標山からは木階段で下り始めるとお花畑が広がる(花にはほとんど興味がないので歩きながら写真を撮って素通り。鞍部からは道筋はよくなり緩やかな登りが続く。このころになると仙ノ倉山からの下山者(山の家宿泊?)とすれ違うようになる。先刻の鞍部付近のお花畑を除くと、草花はポツリぽつりという感じ。ヤマレコの先月の記録ではシャクナゲが終りに近いと書いてあったが、花はすでに散ってしまった。シャクナゲというと藪漕ぎで悩まされているので、密林を思い出すが、どこにあるのかなていう感じで登山道脇に低いものがあった。シャクナゲは暑さに弱いようで、この程度の標高(2000以下)で森林限界上の青天井では育たないのだろう。


左: 平標山から仙ノ倉山へは最初に木階段を下る 鞍部付近までお花畑 右: 振り返って平標山


標高点2021から 左: 振り返って平標山 右: 仙ノ倉山(中央部の左端のピーク)への稜線
 数人のグループと入れ替りで仙ノ倉山山頂に到着。15分滞在中は借り切り状態。方位盤で山座同定、残寝ながら栃木の山はガスの中。


仙ノ倉山山頂


仙ノ倉山山頂から 左: 茂倉山〜谷川岳(中央列) 燧ケ岳と至仏山(後列) 手前は万太郎山 右: 平標山方面 左奥に北ア(白馬岳付近?)右奥に苗場山
4 仙ノ倉山 − 平元新道  道筋はよく整備されている 平標山からは下り 標高が低いので展望は期待できず
 平標山〜山の家〜大源太山と歩くつもりで、エネルギーを補給して平標山へと来た道を戻る。途中ですれ違う登山者が増えてきた。平標山東の鞍部付近では草花のマクロ撮影をする人が多い。風流がないといわれようが、花よりは藪好きで花をマクロ撮影するような技術も根気もない。花のマクロ写真をベタベタと張り付けたHPやブログには要注意だ。そんな写真を見ていると、自分のような花音痴(無知)は花だらけと思って、多少は期待してしまう。ところが行ってみるとガックリすることが多い。ヤマレコ記録にはそんなのが多いようだ。写真サイズが小さく限られているので仕方ないのかもしれない(遠望写真は小さく映って見分けがつかないから)。平標山に戻って大源太山方面を確認。
 平標山から山の家方面へは下りのみ。道筋は木階段や木道でよく整備されている。標高が低いので展望が広がらないのは仕方なし。こちら側から平標山に登る人は少なそう(3、4人とすれ違う)。平標山山の家のベンチでエネルギーを補給しながら大源太山へ進むか、平元新道で下るか、すぐに結論がでた。大源太山へは見たところ樹林帯が続きそうな感じではあるが、森林限界上の青天井歩きで暑さに消耗してしまった。登山道は明瞭でも低標高で遠望は期待できそうもないしで、平元新道を下ることに決定。


左: 平標山から山の家に向かう 左手奥に大源太山と三国岳 右: 木階段(断続)を下って 山の家が間近となる


左: 平標山山の家 後方は平標山 右: 平元新道分岐 大源太山は写真後方へ
 丸太階段でよく整備された登山道を機械的に下ってゆく。標高1190で林道に出合う。ここが平元新道登山口で付近に車が2台駐まっていた(いつも不思議に思うのだが、ゲートは締まっているのに通過する車はどんな特権を持っているのかな?)。ゲート(締まっている)を通過するとすぐに舗装道に変わる。嫌いな舗装道歩きとガックリするも、すぐ先で登山口駐車場は右方面の看板を見て林道に別れて、河内沢に下る。登山道は沢の左岸沿いに進む。ごく一部に悪路あるも、押しなべて良好な登山道。突然舗装林道に飛び出す。ここを横断して僅か進むと平元駐車場に到着。車はざっと十数台。 駐車料金600円。 雪ささ湯の割引券(900円が700円に)はトイレそばの電話ボックスにあり。


左: 山の家からの下りは階段歩きが多い 右: 平元新道登山口(林道出合)


左: 平元新道は林道と分かれる 右: 河内沢の左岸を歩いて林道出合(駐車場は写真後方)
5 途中で見た花々
 花の名前は省略(間違った名称をつけないために。







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