ひとり山歩き630 : 古峯神社からハガタテ平経由で夕日岳に登り、アカヤシオが楽しめました。復路はハガタテ平から行者岳経由で古峰原まで歩きましたが、行者岳を下るとミツバツツジが開花していました。
古峯神社〜夕日岳(1526)〜行者岳(1328)〜古峰原
2016年5月6日(木) 晴れ
1 行程
@コースタイム : 自宅(2:35) = 古峰原(4:25/4:35、自転車デポ) = 古峰神社駐車場(4:45/4:50) − 地蔵岳登山口(5:00) − 林道終点(5:40) − ハガタテ平(6:40/6:45) − 地蔵岳(7:20/7:25) − 三ツ目(7:45) − 夕日岳(8:10/8:35) − 三ツ目(8:55) − 地蔵岳(9:10) − ハガタテ平(9:30/9:35) − 唐梨子山(10:05) − 大岩山(10:40) − 行者岳(11:20) − 古峰原分岐(大天狗之大神)(12:00) − 古峰原(12:15/12:30) −(自転車)−  古峰神社駐車場(12:45/12:55) = 自宅(14:15)
Aルートマップ
2 自宅 − 古峰神社
 ここ数年、5月上旬は残雪歩きで、アカヤシオ等ツツジをめでる機会が少なかった。今年も5月上旬までは、残雪歩きと思っていたが、今シーズンは雪が少なく場所が限られてしまった。HPやブログではアカヤシオの話題にことかかない。写真で楽しんでいたが、雪見に代わって花見と洒落てみることにする。早くしないとアカヤシオも散ってしまいそう、と言っても連休で人出の多い山は好きでない。いつどこにするか迷った結果、思いついたのが連休の間の本日、鹿沼市の夕日岳に行くことにする。アカヤシオの時期に夕日岳に何回か行っているが、うまく盛りにあったためしがない。最近の山行録では、薬師岳〜夕日岳あたりは真っ盛りのようだ
 古峯神社からハガタテ平経由で夕日岳に登り、アカヤシオが外れたら薬師岳まで足をのばす。夕日岳で満足できたらハガタテ平に戻り、唐梨子山、行者岳経由で古峰原まで歩くことにする。後者の場合を考えて自転車を古峰原にデポしておく。自転車をデポして古峯神社の駐車場に到着すると、ほかに車はなし(地蔵岳登山口付近の路駐もなし)。車載温度計5度
3 古峯神社 − ハガタテ平 − 夕日岳  三ツ目〜夕日岳の間はアカヤシオ真っ盛り 余は満足じゃ、の気分
 古峯神社駐車場から10分舗装道を歩くと、地蔵岳登山口に達する。ここからはよく管理されたダート林道を40分ほど歩きと林道終点となる。その先も作業道が続く。途中に分岐があるも無視してまっすぐ進むと、標高1010あたりからは道幅が狭まり山道となる。山道に入るとすぐ先で最初の渡渉(ハガタテ平までに三回渡渉)。道標はないが、標高1040で立ち木に「←地蔵岳」の標識を見かけた。道筋は多少岩っぽいところもあるが、特に危険な場所はない。
 三回目の渡渉をすると杉植林からカラマツ林となり、沢筋から尾根の右手をトラバース気味に緩やかに登るとハガタテ平で、正面の枝越しに男体山が視認できる。

左: 地蔵岳登山口 右: 林道終点(よく管理されたダート道)


左: 標高1010で道幅狭まる 右: 最初の渡渉(ハガタテ平までに三回渡渉)


左: ハガタテ平手前は緩やかなカラマツ林 右: ハガタテ平(正面枝越しに男体山)
 ハガタテ平からは低い笹道を登り、標高1400あたりからは、カラマツ林の中をトラバースしながら登ってゆく。南東へのトラバースを終えると今度は北に向きを変えて尾根筋を登り詰めると、地蔵岳山頂に達する。ここまでにアカヤシオを見かけなかった。 地蔵岳を過ぎると、ポツポツと開花したアカヤシオを見かける。道筋は良好で30分たらずで三ツ目に達する。

左: 標高1280付近(ハガタテ平を過ぎるとこんな道筋) 右: 標高1400あたりからカラマツ林の中をトラバース


左: 地蔵岳の石祠 右: 地蔵岳山頂 (右奥に夕日岳)


左: 標高点1491付近(地蔵岳からはこんな道筋が続く) 右: 三ツ目、ここまではアカヤシオの開花は数本 (中央のピークは夕日岳)
 三ツ目から一旦下って登り返しになると、アカヤシオが真っ盛り。今までで夕日岳でこれほどのアカヤシオは初めて。これで来た甲斐があったというもの。バチバチとシャッターを切りながらの歩きで、夕日岳山頂に到達。山頂からの眺めも良好で、皇海山〜錫ケ岳〜白根山〜男体山〜女峰山、その手前には太平山〜半月山〜薬師岳が広がる。ザックを下ろして写真を撮っていると、単独行者が後を追うように登ってきて、すぐに去ってしまった。
 三ツ目〜夕日岳のアカヤシオに満足し、薬師岳への縦走はやめにしてエネルギーを補給。

三ツ目〜夕日岳の間はアカヤシオ真っ盛り


夕日岳山頂から日光連山


パノラマ(後列:皇海山〜錫ケ岳〜白根山〜男体山〜大真名子山〜帝釈山・女峰山・赤薙山 前列: 太平山〜半月山〜薬師岳)
4 夕日岳 − 行者岳 − 古峰原  ハイキングコースとして整備されている  アカヤシオは散って ミツバツツジが開花
 三ツ目まではアカヤシオを楽しみながら戻り、地蔵岳方面へと戻る。途中で先刻の単独行者とすれ違う(細尾峠からスタートか)。地蔵岳からの下りで単独者2名とすれ違う。ハガタテ平に戻り、この先は二度ばかり歩いたことがあるが、あまり記憶に残っていない。
 地形図に目を通して往路とは別れて行者岳方面へ登りだす。道筋はハイキングコースとしてよく整備されていて、危険個所は皆無で歩きやすい。途中で竜ノ宿(日光山修験道の宿跡)を通り少し登ると唐梨子山だが山頂という感じはしない。山頂からの下りになるとミツバツツジの蕾が目立つ。林床は低い笹が生えているが道筋には落ち葉があるのみで単調。鞍部から登り返えした1310級ピークが大岩山。大岩山の前後はアカヤシオは散ってしまった方が多いようだった。
 
 

左: ハガタテ平から唐梨子山へ(標高1270付近、こんな道筋が続く) 右: 竜ノ宿(日光山修験道の名残り)


左: 唐梨子山(標高点1351) 右: 唐梨子山を過ぎると、ミツバツツジの蕾が目立つ(標高1320付近)


左: 大岩山(標高1310級) 右: 金剛童子手前でミツバツツジ開花
 大岩山から下った鞍部が標高点1267でその次のピークからの下りに金剛童子の標識を見る。大岩の前に石祠あり。金剛童子付近からは開花したミツバツツジが増えてくる。そこから少し下った鞍部から登り返すと行者岳で夫婦が憩っていた。写真を撮って通過。山頂から南東に破線がついているが、今は歩く人が少なく踏跡はあるようなないような。
 下るにつれて開花したミツバツツジが増えてくる。この尾根は小さなピークが多くアップダウンの繰り返しで思ったよりはハード。大天狗之大神(鳥居と祠)の地点が古峰原分岐で、ここで尾根と分かれて林道歩きとなるり、すぐ先で行者沼の横を通り、どんどん下り、舗装道に出合うと古峰原は目の前。
 古峰原でエネルギーを補給してデポしておいた自転車で舗装道を下り始める。20インチの折り畳み自転車にとってはかなりの急勾配で、ブレーキレバーを緩めるとカーブを曲がり切れないので強く握り放し。ブレーキは悲鳴を上げはなし。20インチの折り畳み自転車を選んだのは失敗だった。こんな調子で乗っていると、ブレーキが早く摩耗してしまうだろうな。14年も前に歩いた時には小一時間要したが、途中でヤマツツジの撮影を含めてもたったの15分で古峯神社駐車場まで下れた。 

左: 金剛童子 右: 行者岳


左: ミツバツツジが多くなる(標高1220付近) 右: 大天狗之大神(古峰原分岐)


左: 古峰原 右: 古峯神社駐車場まで下るとヤマツツジ
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