ひとり山歩き619 : 秩父の武甲山から小持山そして大持山と周回してきました。登山道はよく整備され特別危険な箇所はありませんが、急斜面や片側が切れ落ちた箇所はあります。展望は武甲山と小持山と大持山の中間の二箇所しか期待できません。
武甲山(1304)〜小持山(1273)〜大持山(1294)
2016年1月11日(月) 晴れ
1 行程
@コースタイム : 自宅(4:10) = 御嶽神社一の鳥居(武甲山登山口)(6:50/7:00) − 不動滝(7:30) − 武甲山(9:00/9:20) − ウラジクボ(9:45) − 小持山(10:35/10:40) − 好展望地(11:05/11:15) − 大持山(11:30/11:35) − 大持山の肩(鳥首峠分岐)(11:45) − 妻坂峠(12:30) − 一の鳥居(13:10/13:30) = 自宅(16:05)
Aコースマップ
B写真集
2 自宅 − 御嶽神社一の鳥居
 今回も奥日光の雪山を目論んでいたが、天気予報によると風が強い、ということで諦めた。奥多摩の本仁田山〜川苔山と考えたが、年末に高水三山に行ったばかりなので地域を変えることにした。昨年2月15日に日向大谷から両神山(ひとり山歩き583)に登るべく交通ルートを調べた際、通リ道に近い場所に武甲山があるのを知った。それを思い出し急遽ヤマレコで調べて準備を整えた。
 交通の便は昨年開通したばかりの圏央道を使えば、約130kmで以前に比べたら手軽に行けることがわかった。埼玉県横瀬(よこぜ)町へは圏央道鶴ヶ島ICで下りて47kmで、国道299号から生川で左折し3.5km程は石灰工場群の間を通り抜けると、道筋は細くなり1.5kmほど走らせると右手に御嶽神社一の鳥居が見える。狭い橋を渡って鳥居をくぐり抜けると武甲山登山口駐車に達する。先着車は3台。車載温度計3度
3 登山口 − 武甲山  登山道(御嶽神社表参道)は翌整備され丁目石が道案内
 登山口で案内板を見ている間に、単独行のヤングレディが出発していった。山頂直下の御嶽神社まで五十二丁目石が続くようだ。四丁目石が最初に気付いた石標で以降はこれを目安に登ってゆく。途中でシラジクボ分岐を左に見送ると山道歩きとなる。最初は石ころが多いが歩きづらいということはない。30分ほどで不動滝に達する。

左: 駐車場、正面が登山口 一の鳥居は後方 右: 道標と丁目石


左: このような道筋が続く 右: 不動滝(標高780)
 不動滝先の二十丁目付近からは方向を北に変えて尾根の右側を巻いて登ってゆく。標高980の三十一丁目からは北西へと尾根筋を登ってゆくのだが、この先は石ころが少なくなり土道歩きとなる。標高1000あたりが大杉広場というらしいが、素通りしてしまった。不動滝以降は勾配がけっこうきつく、汗が目に入って拭う回数が増える(気温は駐車場で3度、山頂で0度だから、高くはないのだが)。四十丁目(標高1110)を過ぎると幾分勾配が緩むも足取りは遅く、今までに三人に抜かれてしまった。標高1230あたりにトタンで囲まれた水場があるもチョロチョロ程度。

左: 三十一丁目(標高980) ここからは北西へと尾根筋が変わる 右: 石ころが少なくなり、土道歩きとなる


左: 四十丁目(標高1110) 右: 水場(標高1230)・・・チョロチョロ程度
 小持山方面への分岐を過ぎるとすぐ先で御嶽神社に達した。鳥居をくぐって山頂へは右手から進むと鐘撞堂に達する。GPSをチェックすると三角点に近い。あたりを見渡すと鐘撞堂のすぐ先に見つかった。夏場や積雪時には見逃してしまいそう。第一展望台の標識にしたがって金網フェンスにそって進むと武甲山山頂に達した。
 山頂からは両神山から日光連山(霞んでいて明瞭ではない)あたりが展望できたが、浅間山は雲と同化して視認できなかった。

左: 御嶽神社 右: 神社の狛犬


左: 三角点と鐘撞堂 右: 武甲山山頂


山頂からのパノラマ 左端に両神山 右奥に日光連山(と思う) 正面は秩父市街 金網の直下には真っ白な採石場(写っていない)
4 武甲山  − 小持山 − 大持山 − 登山口 小持山から大持山の間は道筋厳しい 
  武甲山からシラジクボまでは、ススキ道の下り。シラジクボからは緩やかで標高点1088ピークとその先の小ピークを越すと勾配がきつくなる。このあたりからはすれ違う登山者がボツボツ。小持山山頂からの展望はあまりないが、振り返ると武甲山が間近に見える。                                       


左: 武甲山からの下り(標高1210) 右: 標高1250あたりから大持山〜小持山


左: シラジクボ (左へ下ると登山口へ) 右: 小持山への登り(標高1100)で振り返って武甲山 



左: 小持山山頂 右: 山頂下r武甲山
 小持山から先は今までに比べると道筋が急に厳しくなる。道幅は痩せて片側切れ落ち部分が多くなるので油断は禁物。急登は大の苦手だが、藪山で常に藪にしがみつきながら育ってきた(?)身にとってはこのような細道や岩場は大の苦手。歩行速度が遅くなり三、四人に道をゆずる。小・大持山中間の西側が開けた好展望地で小休止。富士山はどうやら雲隠れの様子。雲取山は見えているのか微妙(帰宅後カシミール3Dで確認するもハッキリしない)。展望所から身を乗り出すと浅間山はボンヤリと。
 大持山からは樹木の隙間から雲取山は僅かに頭を出しているのが確認できた(と思っているのだが)。

小持山からは道筋は厳しくなる


好展望地(小持山と大持山のほぼ中間)からのパノラマ 富士山は雲隠れ(?) 雲取山は微妙 両神山は明瞭 浅間山は画面右から外れ


左: 大持山 右: 南西だけが樹木の隙間から 右: 雲取山は中央奥に僅かに頭を出している?
 大持山からの大持山の肩までは幅広の道をゆったりと下る。肩からは道幅が広く緩やかに下ってゆくが、標高1000あたりからは勾配はきつくなる。妻坂峠に下ってヤレヤレとあたりを見渡すと、石像が目に入る。余裕があれば武川岳もと考えていたが、道標によると50分の登り、峠から比高にして200メートルの登りだが、富士山のように高く見える(??)。武甲山と小持山への急登で消耗してしまったようだ。時間的には全然問題ないが、どうしても登ろうという気が起きなかった。
 尻尾を巻いて退散を決め込むが、下山道の傾斜も厳しい(武川岳を逃避したのは正解だった)。やっとこさで一の鳥居に到着。駐車場には約20台(スペースは30台位)で、路肩にも数台駐まっていた。これからも人気の山であることがわかる。

左: 大持山からの下り 右: 大持山の肩(鳥首峠分岐)


左: すぐ先が妻坂峠 右: 峠の石像


左: 駐車場入口 右: 一の鳥居(壱丁目、御嶽神社の五十二丁目まで続く)
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