ひとり山歩き610 : 矢板市の小間々台から大入道〜剣ヶ峰〜八海山神社を周回してきました。紅葉は標高1200以下まで下がり、道路沿いが見頃でした。
小間々台から大入道(1402)〜剣ヶ峰(1540)〜八海山神社周回
2015園10月21日(水) 薄曇り
1 行程
@コースチム : 自宅(4:10) = 小間々台(6:00/6:10) − 大入道(7:25/7:30) − 剣ヶ峰(8:45/8:50) − 八海山神社(9:20/9:30) − 大間々台(10:30) − 小間々台(11:05/11:10) = 自宅(12:55)
Aルートマップ
2 自宅 − 小間々台
 この一ヶ月は北アルプスや南アルプスに出かけたりしていたので、地元の山の紅葉シーズンが過ぎようとしている。来週は都合で山に行けないので、今週は人出の少ない山で紅葉を楽しむことにする。適当な山が思い出せないので過去の山行録から、04年10月16日(ひとり山歩き170)に矢板市の小間々台から大入道〜剣ヶ峰〜釈迦ケ岳を歩いた際、大入道〜剣ヶ峰の紅葉が見応えがあった。今年は紅葉時期が早まっているようなので、すでに見頃を過ぎている可能性があるも、足腰の鈍り防止を兼ねて出かけて見ることにした。
 県道56号(下塩原矢板線)の県民の森分岐を過ぎたあたり(標高700位)から先は高度を上げるにつれて道路沿いの紅葉が見頃となっていた。車を走らせながら大入道〜剣ヶ峰あたりの紅葉はすでに過ぎたのではと考えた。他に案を準備していないので、そのまま車を走らせ小間々台駐車場に駐めた。先着車なし。車載温度計6度
3 大入道〜剣ヶ峰〜八海山j神社周回  山の紅葉は過ぎた 道路沿いの紅葉に満足
 小間々台駐車場から大間々台への遊歩道を進み途中から桜沢方面へ方向を転じるが、落ち葉で道筋が隠れて見づらいので大入道方面を示す小標識を見逃さないこと。曲がってしまえばすぐに道筋は明瞭となり、小尾根を乗り越して桜沢を渡り次の尾根を乗り越す途中でカラマツ林から自然林となる。道なりに進むと次の沢に降り立つ。渡渉地点の正面の小さな沢筋へ入ってゆく。沢筋の踏跡が薄いが、標高1160で沢筋は二俣に別れ左俣の左岸の明瞭な踏跡をたどれば大入道まで迷うような箇所はない。肝心の紅葉は標高1200をcost、盛りは過ぎて葉が枯れている。大入道山頂には山部板が残っていた。今回が三回目の訪問で最初は04年10月16日(ひとり山歩き170)で紅葉が見応えがあった。二回目は09年2月2日(ひとり山歩き346)で積雪していた。どちらも趣があったが、今回はパットしなかった。

左: 小間々台駐車場(左手にある)から正面の大入道の方向へ 右: 桜沢渡渉


左: 二番目の沢を渡って正面の小さな沢筋へ 右: 暫くは沢筋を進む


左: 大入道直下になると葉は枯れている 右: 大入道山頂 葉は落ちてしまった
 大入道から剣ヶ峰の間も道筋は明瞭で障害物がなく歩きやすい。シロヤシオやダケカンバは落葉したり葉が枯れたりで紅葉は全くの期待はずれ。やはり今年の紅葉シーズンは例年よりも早かったようだ。紅葉の鑑賞は道筋の木々の紅葉を見るよりは、隣の山腹の紅葉を眺めるのが好き。大入道から下りは始めると、前黒山東峰の山腹の紅葉が楽しめたのでよしとしよう。
 大入道から下って幾分か登り返した地点に縄文躑躅なるひときわ大きなシロヤシオがあった。どんな意味で縄文なんて名前ガついたのかな。標識に剣ヶ峰まで50分とあったが、所要時間は55分。見るべきものもなく、最後に笹道を急登すると剣ヶ峰に到着。


本日唯一展望できた山腹の紅葉(大入道の西直下から) 左: 前黒山東峰斜面 (左端に明神岳) 右: ズームで


左: 枯れちゃった! (縄文躑躅の少し手前) 右: 縄文躑躅(シロヤシオの大木) ←剣ヶ峰50分 大入道20分→


左: ダケカンバは完全に落葉(標高点1447付近) 右: 剣ヶ峰 紅葉には遅かった・・・釈迦ヶ岳への気力失せた
 剣ヶ峰から南に1分程度下ると、釈迦ヶ岳登山道出合、ここを西に進めば1時間半足らずで釈迦ヶ岳だが、途中で紅葉も期待できずおまけに薄曇りときては行くく気はなくなる。足は下山の南に向かう。50メートルほど登って矢板最高点1590の標識を見る。積雪期にはいつもここは小高くなっているが、無雪期は平坦地だ。冬場は雪が吹き溜まった小高くなるのだろう。下ってゆくと釈迦ヶ岳に向かう夫婦とすれ違う。怪訝そうな顔していたが、挨拶だけ通り過ぎる。標高点1539の八海山神社に達した。今日は曇っていて富士山や筑波山どころか釈迦ヶ岳もガスの中。
 八海山神社から下りだすと二三人連れのハイカーが増えてきた。ハイカーがます増えて怪訝な顔されるのも嫌で、途中からミツモチ方面へ下ることにした。落ち葉で薄くなっているが踏跡は明瞭で15分ほどでミツモチから県民の森方面へと続く林道に下り立った。ミツモチへ寄ってみようかと思ったが、ここでも足は帰る方へ向いてしまう。途中に火山の証拠である板状節理を見る。このあたりの林道筋の紅葉は捨てたもんじゃない。大間々台の駐車場には車が十数台。
 大間々台からは大佐飛山は言うにおよばず、大入道も霞んで見える。小間々台へは遊歩道を進めば多少は紅葉も楽しめるかと期待したがサッパリ。途中で舗装道へ出てみたら道路沿いの紅葉にはそこそこ満足。小間々台駐車場には3台。


左: 矢板市最高点(1590) 右: 八海山神社(ガスで展望なし)


左: 釈迦ヶ岳が微かに 右: 富士山も筑波山も見たかったんだが


八海山神社方面へのハイカーが増えたので 左: ミツモチ方面へ下る(正規の登山道は左へ) 右: 落ち葉に隠れているが踏跡は明瞭


林道に降りて、ミツモチも引力なく、大間々台方面へ  左: 火山の証拠である柱状節理 右: 林道沿いの紅葉はまずまず


左: 大間々台に戻り、大入道(右のピーク)を眺める 右: 小間々台駐車場の紅葉
県道56号の紅葉が本日一。標高650の県民の森分岐あたりまでは紅葉前線は下ってきていた。今年の紅葉狩りは県道56号で満足しお仕舞い。早く奥日光方面の紅葉シーズンが過ぎてくれるのを待つとしよう。


県道56号の紅葉(車内から)・・・今日一だった!  これで今年の紅葉狩りはお仕舞い
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