ひとり山歩き599 : 栃木百名山の鶏足山を焼森の里から登り、焼森山を経由して上飯へと周回してきました。雨模様で展望を楽しむことはできませんでした。
焼森の里から鶏足山(430)〜焼森山(423)周回
2015年6月18日(木) 雨のち曇り
1 行程
@コースタイム : 自宅(3:35) = 吹田パーキング(仏ノ山峠)(4:40/5:00) = 焼森の里・下小貫登山口(5:10/6:20) − 焼森山/鶏足山分岐(7:00) − 赤沢三等三角点(7:15) − 鶏足山(7:25/7:35) − 並柳/鶏石分岐(7:40) − 県境尾根退却(8:10) − 並柳/鶏石分岐(8:45) − 鶏石(8:50/8:55) − 鶏足山(9:05) − 赤沢三等三角点(9:15) − 焼森山/鶏足山分岐(9:25) − 焼森山(9:35/9:40) − こだま岩(9:45) − 一ノ越(10:00) − 上飯・焼森山登山口(10:15) − 焼森の里(11:10/11:25) = 自宅(12:30)
Aルートマップ
B写真集

2 自宅 − 焼森の里
 栃木百名山をすべて栃木側から登るこだわりの栃百も前回の高館山で終了し、二日がかりで栃木側から登った燕巣山(ひとり山歩き255)を日帰りで登り直すのみとなった。顔この山行録を調べなおしてみると鶏足山は03年1月22日(ひとり山歩き76)に茨城側から花香月山に登り、県境尾根を鶏足山まで縦走した。これでは栃木側から登ったとは言えないので、栃木側の焼森の里から登り直すことにした。これだけでは短時間で終わってしまうので、県境尾根を先達に倣って仏ノ山峠まで縦走することにした。
 都合により今週中に済ましてしまいたいので、雨を心配しつつ本日決行することにした。 仏ノ山峠で下山後は自転車で焼森の里に戻るべく、峠付近の吹田パーキングに自転車をデポしておくことにした。自宅付近は2時頃は小雨模様で、中止を考えたが、直近の天気予報によれば長時間の降雨はないと判断して、急いで朝刊に目を通しながら朝食を済ませる。茨城県に近づくと雨が降り出して、仏ノ山峠手前の吹田パーキングでは大雨で暫く様子を見る。降雨は暫く続きそうなので、県境尾根を縦走するのは諦めて、自転車を車に積んだまま焼森の里・下小貫登山口に向かった。登山口到着後も降雨は続き、車の中で雨が止むのを待つ。車載温度計19度

3 鶏足山  山道はよく整備されている  雨模様で展望は得られなかった
 多少は小降りになったので、雨具を着けて場合によっては鶏足山だけをピストンするつもりでザックを担ぐ。小沢の右岸を200メートルほど進み植林へと入り、以降は主として自然林の中を登る。標高350あたりで別尾根が合流しこれを登ってゆくと、神楽石の小標識を見かけた。急斜面を下らねばならいのでこれを無視して進むと、すぐ先で県境尾根に出合う。やや笹っぽくなり、焼森山/鶏足山分岐に達した。焼森山は復路で寄ることにして先ずは鶏足山へ。分岐の道標によると鶏足山は290mとなっているが、帰宅後GPSでチェックしたところ550mで登山口の案内板通りであった。三角点430.5が鶏足山かと思ったら赤沢三等三角点という立派な標識が立っている。03年1月に22日に来た時の写真を見るとここが鶏足山山頂で、登山口の案内板(H22年4月設置)でも三角点ピークが鶏足山となっている。標識にしたがって鶏足山方面に進むと5分程度で石祠が祀ってある展望の良いピークに達した。山名板によるとここが鶏足山となっている。以前はここは見晴台(02年頃のHP記録によると、鶏足山の小標識があったらしい)だったのだが、いつのまにやら引っ越ししてしまったようだ。三角点ピークは展望が悪く(条件によっては富士山が見えるらしいが)観光面で不都合、それで展望の良い北峰を鶏足山としたのであろうか。

左: 登山口の案内板(H22年4月設置・・・鶏足山は三角点Pとなっている) 右: 登山口(右へ)


登山道の様子 左: 標高290付近 右: 標高350付近


左: 分岐標識(鶏足山290mとなっているが、三角点ピークまで450mはある) 右: 三角点ピーク、以前はここが鶏足山山頂だったのだが、人気取りで展望の良い北峰へ引越した?


三角点ピークの標識 左: 見晴台(弘法大師の祠)・・・三角点Pが山頂だった頃の標識 右: 新しい標識


鶏足山山頂(旧見晴台) 左: 弘法大師の祠 右: 鶏岩(こんなもの知らなかったが、計画を変更して行ってみるか)への標識
 雨は止んだので山頂で雨具の上を脱ぐ。下着は汗でびしょ濡れで気持ちが悪い。護摩焚石と鶏石は標識を見て初めて知る。計画変更で仏ノ山峠には行かないので、時間はたっぷり有るから行って見ることにする。山頂から5分ほど下ってゆくと登山道の左手(西側)に岩頭(高さ十数メートル)の横に護摩焚石の標識を見る。登り返した小ピークに並柳/鶏石分岐の標識が見えた。しっかり確かめずに鶏石は左と読んで小ピークを下って県境尾根をドンドン進む。一向に岩は愚か標識らしいものが見えない。途中で花香月山・鶏足山の小標識を見かけた。そこから左(西)へと明瞭な踏跡が分岐している。その根元に文字の消えた小標識(方向からして並柳か)が残っていた。ひょっとして鶏石はこちらかと少し進んで見るに雰囲気が良くない、分岐に戻って更に県境尾根を進み、並柳/鶏石分岐から40分歩いたので、諦めて分岐方面へと県境尾根歩きを退却
 並柳/鶏石分岐まで戻って標識をよく見ると、鶏石は直進(往路基準で)のようだ。分岐の小ピークから5分ほど下った地点に大岩があり、鶏石の標識もある。岩の形は鶏に似ていると無理やり思えばそのように見えるが、何時の時代から名が付いているのか知らないが、03年1月花香月山から県境尾根を歩いてきた時にはこんな標識は目にしなかった。最近の産物か。たった5分の距離を1時間もさまよってしまった。これではハナ肇だネ(今では、何を意味するか知らない人のほうが多いだろうな!?)

左: 護摩焚石(十数メートルの岩頭) 右: 鶏石/並柳分岐・・・見間違えて左へ進んでしまった・・・ここに戻るまでに県境尾根歩きで1時間のロス、直進すれば5分の距離なのに・・・ハナ肇だネ


左: 鶏石(事前調査していなかった) 右: 雨も上がりやっと遠望できたが、どこかいネ
4 焼森山  地形図に記載のない上飯の焼森山登山口へと下る  道筋は明瞭で特に危険箇所なし
 焼森山へ寄ってから焼森の里へ下るつもりで、往路を焼森山/鶏足山分岐まで戻る。分岐の標識によると焼森山まで200mだが、実際は300m強。幅広の登山道をゆったりと歩いてゆくと前方に焼森山が見える。山頂の手前の岩には座禅岩なる標識がついていた。この岩の右(東)側を巻いて通過するのだが、特別危険というほどではないが、今日一の注意箇所。この岩を越すと焼森山山頂に到着。ガス模様で遠望は利かないが、高峯から雨巻山方面が目に入る。ここから往路を下るつもりだったが、山頂から西へと明瞭な登山道が下っているのが目に入った。出発前に撮しておいた登山道マップをデジカメで調べると上飯の焼森山登山口までは約45分(地形図には破線なし)、そこから舗装道歩きが約1時間で焼森の里に戻れる。往路を戻っても約40分、道路歩きの1時間が嫌らしいが、ここは登山道を信じてみる(これだけ明瞭な道筋が途中で消えてしまうことはなかろう)。 

座禅岩 左: 上部 右: 下部から(岩の左側が今日一の注意箇所


左: 焼森山山頂 右: 山頂から高峯〜雨巻山方面
 山頂から約5分で前方が開けたこだま岩(展望台)に達した。ガス模様ではっきりしないが、高峯〜雨巻山方面が展望できる。こだま岩からも明瞭な道筋は続き、標高350あたりは岩場の急下降、でも特別危険ということはない。勾配が緩んだ地点に一ノ越の標識があった。更に下って行くと女子中学生(高校生じゃないよネ)数名と引率男性のグループとすれ違う。今日は振替休日なのだろう。するとすぐ先が焼森山登山口で、ここからは舗装道歩きとなる。
 こんな方へ下山するとは考えていなかったので、事前に用意した地形図のコピーには舗装林道が載っていない。下ってゆけば里に着くはずと委細構わずに下ってゆくと、県道1号に無事出合う。県道1号を南進して、焼森山の里・登山口450mの標識を見て左折し、さらに450mで駐車地の戻れた。

左: 上飯への登山道  右: こだま岩(展望台)・・・今日は展望パットせず


左: 一ノ越上部の岩場の急下降  右: 一ノ越標識


左: 上飯の焼森山登山口 右: 登山口付近から焼森山


左: 県道1号出合(右から下ってきた) 右: 県道1号別れ・焼森の里・登山口まで450m
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