ひとり山歩き576 : 日光外山から尾根伝いに霧降高原歩道に行き、遊歩道の途中から美濃原神社そして小倉山とスノーハイクを楽しんできました。
外山(880)〜霧降高原舗装〜美濃原神社〜小倉山(754)スノーハイク
2014年12月19日(金) 快晴
1 行程
@コースタイム : 自宅(4:30) = 日光上鉢石駐車場(6:25/6:35) − 外山登山口(6:50) − 外山(7:40/8:00) − 標高点853(8:35)  − 標高点991(9:20/9:25) − 三角点1098.3(10:00/10:05) − 霧降高原歩道・見晴台(10:30/10:40) − 遊歩道から別れ(11:10) − 霧降CC出合(11:45) − 美濃原神社(12:10/12:30) − 美濃原森林公園口(12:55) − 小倉山取付き(13:30) − 小倉山(13:50/13:55) − 下山・舗装道出合(14:05) − 駐車場(14:50/15:05) = 自宅(16:40)
Aルートマップ
B写真集

2 自宅 − 日光
 12月になったら雪山へと、11月末にスタッドレスに交換していたが、なんだかんだでで出かけられなかった。いざ出かけようとしたらかなりの降雪がありスタックが心配で頓挫。12月3日に日光低山歩き(ひとり山歩き575)として愛宕山から兜岩そして小倉山と歩いた。その時は、時間切れで外山へは足を伸ばせなかった。外山をスタートして霧降高原歩道、美濃原神社(ほとんどの方は馴染みがないと思う)経由で小倉山まで周回することにした。ライブカメラによると神橋付近には積雪があるので、スノーハイクが楽しめそう。
 日光の無料駐車場をネットで探していたら、上鉢石に市営の無料駐車場があることが判明した。外山登山口から遠くもないので、ここを利用することにした。今日の所要時間は8、9時間と推測して歩き始めは6時間半頃とする。上鉢石駐車場は収容キャパは約50台だが、到着時にはすでに10台以上。(車載温度計でマイナス4度)

3 外山 − 霧降高原歩道・見晴台  迷うような場所はない あまり展望は期待できない でもスノーハイクは楽しかった
 外山の写真を撮って駐車場をスタート。外山登山口まではマップを見れば一目瞭然で割愛。登山口には外山毘沙門天桟道の案内にしたがって登山道に進む。20メートル先で木橋を渡ると鳥居が三つ連続する。登山道はよく整備されている。本日はうっすらと白くなっている程度の積雪。途中にで六丁石を見て第五の鳥居を過ぎると植林から自然林となる。山頂直下で尾根筋が厳しくなると手摺が連続し、鳴虫山や市街地が見えると、お堂に到着。その左手を進むと20メートル程で外山山頂に達する。石祠等が全部で7基祀ってある。北側が開けてこれから進む尾根筋と奥には真っ白な大真名子山〜女峰山〜赤薙山〜丸山が展望できた。
 本日の服装は、防寒着は着用しないが、手袋と帽子は冬山用。今シーズン初めての冬手袋で写真撮影のたびに手袋の脱着に手間取った。山頂で手袋と帽子を秋用に交換。

左: 駐車場から外山(左奥は女峰山〜赤薙山) 右: 外山登山口 以降登山道はよく整備されている 


左: 登山口のすぐ先に鳥居が3連 (登山道には全部で5基の鳥居) 右: 標高730に六丁石 


左: 標高780の第五の鳥居 この辺りから植林から自然林となる 右: 標高830付近からお堂まで手摺が設置


左: 鳴虫山が見えると 右: お堂 山頂は左手を進むと20メートル


左 : 外山山頂 石祠等が全部で7基 右; 山頂からの展望 中央やや右にこれから進む尾根筋(数センチの積雪が連続) 奥に大真名子山〜女峰山〜赤薙山〜丸山
 地形図では外山から真北に破線が付いているが、急斜面なので北東の尾根を下ることにした。落葉樹林の尾根筋はやや急下降だが、数センチの積雪があるも特に危険ということはなく下ることができた。でも、今日のコースでは一番気を使った。鞍部からは植林となり歩きやすくなる。雪をかぶっているのではっきりしないが、薄い踏跡はかなりの箇所についているような感じがした。途中でカラマツ林となって、ゆるやかに登ってゆくと、松の目立つ標高点853ピークに達した。
 この小ピークから西に僅かに下り、北西に転じると膝下の笹が雪上に浮きだすも歩くには特に支障はない。870級小ピークを越すと左後方(南東)からの明瞭な道筋を合わせて落葉樹林から植林となる。地形図(断りのない限り新版を使用)記載の破線(旧版には無記載)と判断する。植林の中の雪をかぶった道筋を進むうちに方向が地形図の破線とずれてきた。破線が実際とはずれていることは往々あるので、委細構わずに道筋をたどる。標高950で標高点991は北西なのに、道筋は北東に向かっている。巻いて991へ進むのかもと、ここでも道筋を追って見ると、荷造り用リボンで行き先は遮られ道筋は消えてしまった。このまま進むとゴルフ場方面へ行けるのかもしれないが、仕方なしに方向転換して踏跡のあるようなないような(雪で分からない)幅広の尾根筋を西に登ってゆくと、膝丈笹のカラマツ林の平坦地に達した。このあたりは標高点991だで前方の枝越しに女峰山〜赤薙山が見えるだけ。
 991から先は尾根筋がはっきりしているが、先刻の道筋の続きがあるのないのかは不明。標高1020地点にひどく朽ちた道標の残骸が目についた。家でGPS軌跡を調べてみると、この地点から北東のヒネリギ沢方面に破線がついている。ここがその分岐なのかもしれない(積雪で判明せず)。勾配が緩んだカラマツ林の笹原に三角点1098.3があるはず。すぐに国土地理院の白杭が見つかった。傍の雪をどけると三角点が現れた。RKさんの三角点標識を期待していたが見ることはできなかった(設置していないのか、それとも落下して雪の下かは不明)。三角点から数メートル(10m位だったかな)の北
の立木に黄/赤の標識が残っていた(付近を道筋が通っていた証し)。
 三角点から幅広の尾根筋を登ってゆくと、標高1120あたりは笹原で、西側が開けて夕日岳〜丹勢山〜男体山〜大真名子山〜女峰山〜赤薙山のパノラマが広がる。今日一番の好展望!! 標高1170で目の前に道標(滝尾神社3.4km バス停2.0km・・・2は消えていて推定、後に出てくる道標を基準にすると2.2kmでなければおかしい)が現れる。ここが霧降高原歩道の見晴台だが、期待に反して展望は良くない。樹木が育ってっしまい前方の女峰山方面が展望できなくなってしまったようだ。古賀志山と筑波連山は展望できる。少しばかり滝尾神社方面に行ってみたが、展望は期待できそうもないのですぐに見晴台に戻る。付近にそれほど古くはない別の道標(東武日光駅5.0km)が目に入った。いま登ってきた尾根筋に道標がないのは解せない。

左: 外山からの下り、写真ではわからないが勾配はけっこうきつい 右: 標高点853


左:左後方から明瞭な道筋を合わせる(880級ピークの先で) 右: 道筋は消える 左に進む 右へ行くとゴルフ場か


左: 標高点991付近(カラマツ林) 右: 夕日岳〜地蔵岳〜薬師岳 (標高1070から)


左: 三角点1098.3付近 右: 三角点は雪の下に隠れていた


標高1120の好展望地からのパノラマ 夕日岳〜丹勢山〜男体山〜大真名子山〜女峰山〜赤薙山


左: 霧降高原歩道出合の見晴台 樹木が育ってしまい展望はよくない 右: 中央に古賀志山 右奥に筑波山

4 霧降高原歩道 − 美濃原神社 ー 小倉山  積雪時に霧降高原歩道を歩くのは難しそう  美濃原神社は一般には知られていないが、一見の価値あり
 霧降高原歩道は尾根筋ではなく、斜面をトラバースするように敷設されているので、雪のついた季節には、歩道を辿るのは経験と根気が必要。100メートルごとの道標を二箇所で見かけた。以降も道標はしっかりと設置してあるようだが、今回は途中から突然現れたトレースを追っている内に歩道からそれてしまったので三番目(見晴台から数えて)以降は見ていない。トレースを追っている内に方向が歩道とはずれていることに気づいた。もっと先で歩道から別れて美濃原神社(最近まで存在を全く知らなかった。ネットで調べている内に霧降CC南東の標高900に記載の鳥居が美濃原神社と判明)目指すことにしていた。トレースは南東に向かっているのでゴルフ場方面に向かっていることは間違いない。このトレースを利用することにした。目印のリボンは多く、雪の下に踏跡があるのかもしれない。直線的に南東へ下っているので、ゴルフ場へ最短コースで到着しそう。標高1020あたりからは笹が深くなり、トレースを見失ってしまった。コンパスを見ながら南東に下ってゆくと思惑通り霧降CCに出合う。
 目の前の池を見て正確な位置が判明したので、コンパスを神社に合わせて、極力カート道を歩くよう心がけた(当然ながらコース場には雪があるのでプレイしている人はいない。40年前に出向先の外国でゴルフを習った時に、プレイをしてはいけないのは、@英国の王室に不幸があった時、A積雪と発雷時と習ったことを思い出したした(@は本当かどうかは定かでないが)。閑話休題、ゴルフ場内のダート道(カート道なら舗装してある? 地形図にも乗っているのでゴルフ場設置以前からの道なのかも)を歩いたりしながら下ってゆく。ゴルフ場境界の低いネットを跨ぐとすぐ先に美濃原神社が現れた。立派な神社で自動車で来れるようになっている(比較的新しいタイヤ跡が雪上に残っていた)。竜と虎(ライオンかも)や得体の知れない木のオブジェが目につく。  
 舗装道を下ってゆくと、門が突然現れる。美濃原森林公園の入口で、本日は閉まっていた。門のすぐ先の美濃原森林公園口から南に下るのに勘違いして北上してすぐに気付き戻る。公園口から南は幅広の尾根でえぐれて落葉の上に雪がついた道筋がある(地形図では実線)。えぐれ道は歩きづらいので道を避けて歩く。標高700くらいまで下ってくると、右(西)側にキャンプ場跡と思われる広場があった。ここで小沢を左岸に渡り、小道を横断して小倉山取付きとする。
 斜面を登ってゆくと山腹を切り開いた作業道に出合う。雪解けで緩んだ作業道の土手は足がかりがないので、作業道を利用しながら尾根上に出ると、明瞭な踏跡がついている。尾根上を数分歩くと12月2日以来の小倉山山頂には薄く雪が付いていた。山頂から西斜面を下り始めると、日当たりのせいか雪はまだらにしか残っていない。斜面を下って小沢を渡ると舗装道に無事下山。計画ではもう少し北側に下山して北沢を渡って右岸の道(地形図実線)を戻るつもりだった。無事下山して安心してしまったのか、地図も見ずに舗装道を下ってしまった。途中で気づいたのだが、これだと駐車場に戻るのには遠回りだが、霧降アイスアリーナを外見しておくのは悪く無いとそのまま舗装舗装道を戻る。駐車場に戻ったら満車に近かった。無料で地の利がよいので頷ける。

霧降高原歩道の様子  積雪で歩道を追うのは難しい(リボンは多い)


: 幼木にプラスチックカバーが目につく 右: 霧降CCから高原山


美濃原神社


木のオブジェ


左: 木のオブジェ 右: 美濃はら神社前の展望広場(正面は男体山)


左: 小倉y魔の北尾根にも踏跡あり 右: 小倉山山頂(12月2日には雪はなかった)

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