ひとり山歩き574 : 奥久慈の篭岩山から明山をつつじケ丘から周回してきました。真っ盛りの紅葉を楽しむことが出来ました。コースは上山ハイキングコースにダブっていますが、かなりハードです。
篭岩山(501)〜明山(457
2014年11月20日(木) 晴れのち曇り
1 行程
@コースタイム : 自宅(3:35) = 大子町のつつじケ丘駐車場(6:05/6:15) − 不動滝登山口(6:30) − 不動滝(6:35) − 沢から離れる(7:05) − 篭岩/展望台(7:40/7:55) − 明山・亀ヶ淵分岐(8:15) − 篭岩山(9:05/9:15) − 明山・亀ヶ淵分岐(9:55) − 一枚岩(10:35/10:40) − 町道分岐(11:30) − 明山(12:05/12:25) − 町道分岐(12:50) − 町道上山線出合(13:15) − つつじケ丘分岐(町道別れ)(13:05) − 下山(パノラマライン出合)(14:05) − つつじケ丘駐車場(14:10/14:30) = 自宅(16:45)
Aルートマップ
B写真集

2 自宅 − つつじケ丘
 昨年の今頃に、みー猫さんが奥久慈の篭岩山〜明山をつつじケ丘から縦走された記録を読んだ。爾来、同時期にみー猫さんのコースを倣って見ようと考えていた。今年は一般に紅葉の時期は例年よりも一週間程度早いと言われてきた。実行タイミングを図っていたが、自治的に幾分遅いような気もするがと決行することにした。奥久慈の山は男体山から袋田の滝までは、紅葉の11月と袋田の滝が凍結する1月に計三回縦走したことがあるが、篭岩山方面は初めて。
 従来は、西金駅に駐車してスタートしたが、今回はつつじケ丘駐車場からスタートすることにして、カーナビを設定してあとはお任せ走行。何処をどう走ったか、対向車が来たら離合もできないような道を走るはめに(最速無料ルートに設定するとこのような近道を通ることが多い)。最後は、パノラマラインを走行して、つつじケ丘駐車場へは離合の難しそうな道を約300メートル、到着は目論見通り6時で明るくなっていた。予想通り他に車はなし。車載温度計で1度(途中の電光掲示板と比較すると1〜2度高め標示)
 
3 つつじケ丘 − 篭岩 −篭岩山  紅葉は真っ盛り  コースはかなりハード
 ザックを背負って、男体山から篭岩山〜篭岩あたりの写真を先ずは一枚。稜線は紅葉が楽しめそう。パノラマラインを下って橋を渡った地点が、不動滝・篭岩登山口で一軒家の前を進むと、沢筋歩きとなる。すぐに鳥居がありその右手が不動滝だが、今の時期は水はチョロチョロ。不動滝の先は足場が急に悪くなり、クサリの助けを借りてのヘツリや岩を乗り越えての悪戦苦闘が続く。不動滝から30分ほど沢筋を歩くと、右斜面に踏跡が認められたので、沢から離れると道標(篭岩1.1km・・・家に帰ってGPSでチェックしてみると約1kmでマッチする)があった。この踏跡にあがらずに沢筋を進むと抱き返し滝経由で篭岩山にゆくのであろう。なれない沢歩きにうんざりしていたので、篭岩に向かう。長いクサリが二箇所に設置してある急斜面を登って行くと、右手に岩窟と手摺付きの桟道が見えた。左手には明瞭な踏跡が続くので、これを追ってみるとすぐに行き詰まってしまった。岩窟に戻り桟道を進むと、岩壁に小さな洞穴がみられるようになり、十六羅漢像が安置された篭岩に達した。梯子は通行止めとなっていた(よかった! こんな所昇るのは大嫌い)。100メートルほど進むと展望台が設置してあり、ここからは篭岩付近の紅葉が素晴らしい。
 展望台の傍に東屋があり、右に道筋がついている・・多分篭岩駐車場に通じているのであろう。東屋の奥から篭岩山・上山ハイキングコースに進む。北東へと尾根筋を進むと道筋は明瞭で紅葉が楽しめた。明山・亀ヶ淵分岐は思ったよりも近かった。篭岩山から明山に行くにはここまで戻って右の道へ進むことを記憶して先に進む。まさにハイキング気分で紅葉を愛でながら進むと、クサリとロープで下るキレットにたっした。最後は垂直な岩壁をクサリとロープにすがって何とか下った。本日一番の難所、サンデーハイカーにはとても無理。更にもう一箇所クサリとロープの難所がある。ここを下って登り返すとすぐに篭岩山(地形図では篭岩三角点501.3)に達した。山頂から男体山が見えるが樹木に邪魔されて展望はよろしくない。

左: つつじケ丘駐車場(10数台可能) トイレあり 右奥に展望台 右: 出掛けに一枚 男体山〜篭岩山〜篭岩


左: 不動滝・篭岩口 民家の前を進む 右: 不動滝 下に鳥居あり


沢筋 ヘツリあり 岩の乗り越えあり 歩きづらい


左: 沢から篭岩へはクサリ場もある 右: 岩窟 篭岩へは右手に進む 左手の踏跡はすぐに行き詰まる


左: 篭岩 梯子は通行止め 右: 展望台から篭岩の紅葉


左: 展望台傍の東屋 右へ行くと駐車場 東屋の先に進む(篭岩山・上山ハイキングコース・・・ハイキングなんて生易しいものではない)


左: 明山・亀ヶ淵分岐 篭岩山は前方へ 右: 本日のコースで最難関の垂直な鎖場(サンデーハイカーはやめた方が・・・写真では全体が撮れない)


左: 篭岩山直下から 明山方面(紅葉が真っ盛り) 右: 篭岩山山頂 (中央奥は男体山)
4 篭岩山 − 明山 − つつじケ丘 道筋は明瞭で迷う心配はなく紅葉を楽しむ
 一旦、明山亀ヶ淵分岐まで戻る。途中の難所も登るのは下りに比べて楽。分岐から尾根を北東にトラバースして篭岩山からの主稜線に戻る(みー猫さんは藪を漕いでショートカット)。先刻のような難所はなく、相変わらず紅葉を楽しみながらの歩き。道標を見て東へと枝尾根に沿って下ってゆくと、一枚岩に達した。篭岩山や富士山のような中武生(久)山(三角点554.8)、明山(みょうやま)が展望できる。
 枝尾根の左(南)側をトラバースして主稜線に再度戻る。途中で落ち葉で滑りやすい箇所があり、ロープの助けを借りる。あちこちに上山ハイキングコースの道標が設置してあるが、こんなハードなコースでもハイキングというのかな? 町道/竜神峡分岐(地形図の破線)の道標もあった(GPSで見ると少しずれているようだが)。その先の390級ピークから北東に風量発電の風車が見えたりする。そのピークから下って登り返すと町道分岐で明山からの戻りでここから下山となる。分岐付近には家庭用のTVアンテナが何本か設置してあった。
 分岐からロープ箇所を一旦下って登り返しとなる。途中で亀ヶ淵へ下る道もあるが、増水時には通行できなくなるとの標示がる。植林を通過して直登と巻き道の分岐に達した。登りは急斜面をロープを伝って登ると、明山山頂でここからの展望は素晴らしい。篭岩山、男体山、白木山、高崎山あたりが展望でき、竜神大吊橋も目に入った。
 エネルギーを補給して下山にかかる。巻き道で下り先刻の町道分岐に戻って南西尾根を下ってゆくのだが、道筋は明瞭で特に危険箇所もなく、町道上山線に出合う。ここから20分ほどは町道上山線の舗装道歩きとなる。左手につつじケ丘・西金駅方面を指す道標を見る。道路の反対側には5基の石碑状物体が目印となろう。ここからは町道から離れて細い道に入ってゆく。民家の前を通り越すと、山道になり道筋は明瞭で間違うことはないだろう。道なりに下ってゆくとパノラマラインに下山となる。ここから300メートルばかり一車線の舗装道を緩やかに登ってつつじケ丘駐車場に戻る。本日のコースは6時間くらいかと推測していたが、思っていたよりはかなりハードで8時間もかかってしまった。
 帰り支度を整えて、つつじケ丘展望台い登ってみるも駐車場から見る景色とまり変わらず。本日は少なくと午前中は晴れの筈だったが、途中で薄曇りとなってしまい、紅葉の写真映りがパットしなかった(多分に腕前のせいでもあるが)。


左: 明山分岐付近の道筋 右: 付近の紅葉


左: 一枚岩付近から中武生(久)山三角点554 右: 一枚岩


一枚岩から 左:篭岩山〜白木山〜高崎山方面 右: 明山


左: 一枚岩から明山稜線へ戻って 右: 町道分岐付近のTVアンテナ


左: 明山山頂 右: 篭岩、男体山、白木山方面


左: 白木山、高崎山、中武生山 右: 竜神大吊橋


町道上山線からつつじケ丘・西金駅分岐 左:左下の道へ 右: 町道の反対側の目印


左: 最後に長福山、男体山(篭岩山はもっと右) 右: 帰路・茂木で熱気球ホンダグランプリ大会(11月20日〜24日)
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