ひとり山歩き568 : 前回の山行後、持病ともいえる踵の故障で歩行もままならなかった。かなり回復したのでリハビリを兼ねて夫婦で鶏頂山に登ってきました。山頂部は紅葉が進んでいました。
鶏頂山(1765)(番外編)
2014年9月23日(火) 晴れ
1 行程
@コースタイム : 自宅(5:00) = 鶏頂山荘駐車場(7:05/7:20) − 枯木沼(7:40) − 廃スキー場最高部(8:05/8:10) − 弁天沼(8:35/8:45) − 鉱泉汲取敷(釈迦ヶ岳分岐)(9:05) − 弁天沼分岐(9:20) − 鶏頂山(9:40/10:15) − 弁天沼分岐(10:55) − 弁天沼(10:55) − 廃スキー場最高部(11:15/11:20) − 枯木沼(11:35) − 鶏頂山荘駐車場(11:55/12:05) = 自宅(14:20)
Aルートマップ
B写真集

2 自宅 − 鶏頂山荘
 今月の8、9日で立山と白山に遠征してきたが、帰宅後に持病とも言える踵を痛め(踵骨滑液包炎)山行どころでなく、普段の生活にも支障をきたす始末。好天が続き絶好の山行日和が続くも、回復を待つばかり。どうやら痛みも和らぎ靴を履けるようになったので、リハビリを兼ねて夫婦で軽い山歩きに出かけることにした。山歩きを始めた時に、買い求めた「栃木の山 120」から明神岳を選んだ。この山には三度登っているが、いづれも縦走の途中で山頂を踏んだもので、前出の本記載のスキー場ゲレンデを登ってみることにした。念の為にネットで調べてみると、ゆりパークは8月31日で終了し、紅葉ゴンドラは10月11日〜11月9日となっている。スキー場のゲートが閉ざされてスキー場に入れないかもしれない。その場合は、鶏頂山に登れるように地形図のコーピを持参した。
 朝5時に家を出発なんて言うのはめったにないので、なんとなく落ち着かない。今日は秋分の日で休日だが、トラックの通行はけっこう多い。道の駅「湯の香しおばら」に寄って登山準備を整えて、日塩もみじラインに進む。スキー場のゲートは固く閉じられているので、仕方なしに鶏頂山荘に向かう。鶏頂山登拝口の標識を見て、大鳥鳥居をくぐると、舗装道はかなり荒れては居るが、乗用車でも腹をこすることはなかった。鶏頂山荘の広い駐車場には車が二台(山行ではなさそう)。車載温度計で8度(6、7度位か) 

3 鶏頂山荘 − 鶏頂山
 無雪期に鶏頂山荘を訪れるのは02年と07年の二回だけ、以降は積雪期に何度か訪れている。無雪期の登山道の様子は覚えていないので、先ずは南側の道を選んで進む。道筋は残っているが、場所によっては笹や草が道に被さっているが、歩くに特別支障をきたすほどでない。幸いに露も少なくズボンが濡れることはなかった。枯木沼は草紅葉が進み、樹木も色づき始めている。木道はかなり老朽化している。赤鳥居コースとの出合にロープが張ってあり、危険につき通行止めとなっていた。鶏頂山荘側にはなんの標示もなかったので知りようがない。赤鳥居コースは道幅は広く草のかぶさりもなく快適に歩ける。現在では、赤鳥居コースが主流で鶏頂山荘から枯木沼経由はで歩く人は少ないようだ(ただし、積雪期は駐車スペースの関係で、鶏頂山荘コースとなる)。廃スキー場(メイプルスキー場)最高部からは無雪期によく見える日光連山は樹木で女峰山の頭が見えるだけ。日光連山を見るためには少し南に進まねばならない。
 弁天沼方面への道筋は明瞭だが、一部に荒れて岩が露出している箇所もある。弁天沼には鳥居や石祠等が多く全部は紹介しきれない。立木に鶏頂山へのコース取りの説明板が取付けてあった。今日はリハビリなので緩やかな鉱泉汲取敷(今どきは釈迦ヶ岳分岐というのかも)へのルートを選ぶ。こちらの道は、西側道よりも確かに緩やかだが、沢筋をたどるので、道幅は狭く笹が覆いかぶさっている箇所も多く快適とはいえない(積雪期に釈迦ケ岳を目指す場合は、こちら側がベター)。山頂稜線到達地点(鞍部)が鉱泉汲取敷(一昔前には南側急斜面を下って水を汲んだらしい。現在は危険で立入禁止。2、3年前に大きな看板を見たのだが、今回は気付かなかった)。稜線南側の爆裂口に沿って登山道を鶏頂山方面へと進む。鞍部から30メートルほど登ると、右下(北側)から登山道が合流する。ここを弁天沼分岐とする。弁天沼からここまでは、こちら側を通った方が勾配は急でも所要時間は短そう。ここから鶏頂山を眺めると紅葉が進んでいることがわかる。
 弁天沼分岐のすぐ先からは、山頂直下までトラロープが展張してあり、多少はお助けとなる(積雪期は樹木の結節部以外は雪の下)。ロープ区間が終了すると平坦になって鶏頂山の山頂部となり、振り返ると日留賀岳・鹿又岳方面が樹木の切れ間かラ展望できる。石碑や石祠を横目に奥宮に進み、山頂部でザックを下ろす。釈迦ケ岳〜中岳〜西平岳の稜線は樹木に邪魔されることなく無雪期と同じように展望できる。日光連山は樹木が邪魔になり、展望できない。「井出沢崩れ 眺望良」の小標識に従って南へ40メートルほど進むと樹木が切れて日光連山が展望できる。六方沢橋や先日登った丸山もよく見える。
 復路は、弁天沼分岐から直接弁天沼に下る。往路の鉱泉汲取敷ルートよりも道幅広く歩きやすい。車を鶏頂山荘に置いてあるので、立入禁止のロープを跨いで枯木沼に向かう。東京からという10人位の女性グループに出逢う。これから鶏頂山に登るとのこと。枯木沼鳥居の先からは、往路と異なり、北側の道を追う。こちら側のほうが幅は広く、草の被りも少なて歩きやすい。駐車場に戻ると、車が一台増えていた。
 ゆっくりと4時間半歩いた範囲では、足の痛みもなく山行再開OK。計画していた長野と山梨の山はスタミナ不足で無理かな?
 帰路、赤鳥居前の駐車場には車が数台が目に入った。やはり現在はここからがメインコースのようだ。
 

左: 鶏頂山荘駐車場 右: 登拝口


草紅葉の枯木沼


左: 赤鳥居コース出合(こちらのほうが道がよい) 右: 廃スキー場最高部から日光連山


左: 弁天沼 右: コース説明板


鉱泉汲取敷(釈迦ヶ岳分岐)から 左: 鶏頂山 右: 爆裂口の一部


弁天沼分岐から 左: 紅葉の進む鶏頂山 右: 釈迦ヶ岳〜中岳〜西平岳


鶏頂山奥宮


鶏頂山から 左: 日光連山 右: 日留賀岳〜鹿又岳方面
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