ひとり山歩き566 : 室堂から立山(雄山)に登り、曇天でしたが北アルプスの山々を楽しむことが出来ました。平日にもかかわら登山者の多さにも驚かされました。
立山・雄山(3003)登山
2014年9月8日(月) 曇り
1 行程
@コースタイム : 自宅(9/7 22:40) = 立山駅(5:05/7:00) = 美女平(7:10/7:30) = 室堂(8:05/8:15) − 一ノ越(9:00/9:10) − 雄山(10:20/11:15) − 一ノ越(11:55) − 室堂(12:55/13:30) = 立山駅(14:15/14:45) = 吉峰温泉(15:15/16:00) = 別当出合下駐車場(19:05)
Aルートマップ
B写真集

2 自宅 − 室堂
 9月に一泊二日で県外遠征を考えていたが、天候不順で思うような計画が立てられなかった。その間に山行ブランクで体力が衰えて、計画の山行はとても無理。その代替案として、第一日は立山駅からケーブルとバスで室堂に行き立山の雄山に登る。下山後に石川県の別当出合に行き、車内泊をして、翌日に白山に登ることにした。この計画なら長時間運転のハンディがあるが、山行としてはそれほどの無理はない。
 車での移動時間が長いので、立山駅発の始発ケーブルに乗車できるよう見計らって家をでる。自宅から立山駅までは約400km、推測時間約6時間で、立山駅始発(7:00)ケーブルに乗るには遅くとも立山駅に6時着が必要。余裕を見て22時半に家をスタート、出発前に約4時間の睡眠がとれたので運転中に眠くなることことはなかったが、途中のSAで休憩を取りながらの運転。立山駅の駐車場には5時に到着、駅前駐車場は30%程度の空きがあった。ケーブル切符売場に5時半ころから荷物を置いて(二番目)、朝食をとったり付近をブラブラ。6時20分から切符発売、7時発の始発ケーブルは満員(120人)、美女平からのバスは予定よりも20分程前に出発。途中で仙洞スギの巨木や称名滝の案内があった。十数年前に観光旅行で室堂からバスで下った時の記憶が蘇った。室堂は観光客でいっぱい、まだ登山者はそれほど多くはない。

左: 営業開始前の立山ケーブル駅 右: 始発のケーブルに乗り込む(120人の満員となる)


バスの中から 左: 森の巨人100選の仙洞スギ(幹周り9.4m 樹高21m) 右: 称名滝(落差350m 日本一)

3 室堂 − 雄山  三霊山のひとつだが、今は観光の山という感じ
 平日の始発ということで、観光客も登山者も少ない。一ノ越までの登山道は舗装されているので、歩きやすい。残雪は途中に一箇所、数メートルだけ、これでもひとが多くなると停滞(渋滞はないだろうが)となりそう。一ノ越に着くと、室堂に宿泊したと思われる登山者で賑わっていた。ここから槍ヶ岳・穂高岳等が見えて北アへ来たのだとテンションが少し上がる。その反面、今年の年一北ア訪問はこんな簡単でいいのかとの自責の念。
 一ノ越からは登る人も下るひとも多い。一の越から雄山山頂までは距離は短く、比高にして約300メートルの登りだが、悪条件(ガレの急勾配、身体の鈍り、長時間運転の疲労)が揃って思ったよりも時間を要してしまった。雄山山頂部はひとの出入りが多く、落ち着いて写真も撮れない。雄山山頂(3003)へは、300円払ってお祓いを受けるひとだけが許される。ここまで来て山頂を踏まずに去るのは心残り。300円払って登ろうとすると、お祓いの前組が下るまで待てとのこと。数分待って次の組と入れ替わりで、山頂に登ると展望を楽しむ暇もなく、お祓いのために神社前に座らされる。無信心な自分にはどうでもよいのだが、他のひとに倣って神妙に座る。お祓いが終わったらゆっくりと写真をとっている暇もなく、お後と交代。
 

左: 室堂お決まりのスポット(復路では人が多くて写真撮れず) 右: 一ノ越へ向かう(舗装路) 富士の折立・大汝山・雄山


左: 極僅かな残雪(もう少し時期が早いとここで渋滞が起こる) 右: 一ノ越山荘が近づいて来た


左: 一ノ越から登ってきた道を振り返る 後方は大日岳と奥大日岳 右: これから登る雄山


左: 槍ヶ岳や穂高岳が見えて北アへ来たという感じ 右: 一ノ越山荘


左: 三ノ越から室堂と大日岳 右: 槍ヶ岳・穂高岳 水晶岳 笠ケ岳 黒部五郎岳 薬師岳(まだの山に行きたいが、日帰りは無理無理)


左: 雄山三角点から山頂 右: 三角点と方位盤(ひとの出入りが多く、無人での撮影はとてもとても)


左: 唐松岳 五竜岳 鹿島槍ヶ岳 右: 五竜岳 鹿島槍ヶ岳  赤沢岳(?)


左: 槍・穂 水晶 笠 黒五 右: 中央やや右に薬師岳


左: 雄山山頂(3003)から剱岳 右: これからお祓い(祈祷料500円・・・これなしでは雄山最高部は踏めないのだ)

4 下山
 下山後に立山駅に戻り、明日の白山に備えて石川県白山市の別当出合までゆかねばならないので、大汝山は割愛して下山にかかる。往路とは比較にならないほど登山者が増えている。道を譲ったり譲られたりしながら下山してゆくと、龍王岳と浄土山の間に白山が見えた。年一の北ア訪問にしては、簡単すぎて物足らないが、今回の主目的は白山で、心はすでに白山へ飛んでいる。ミクリガ池は十数年前に観光で訪れているが、寄ってみることにした。ここ辺は観光客ばかり。その他は脇目も振らずに室堂BTに戻ると、1分前にバスが出たばかり。40分も余分に待たされる羽目に、ミクリガ池など寄らねばよかった。美女平からのケーブルは団体客と重なり、またまた定員いっぱい。立山駅前の駐車場は満杯で、通路に駐車していてハンドルを何回も切り替えて、やっと脱出。
 吉峰温泉でひと風呂浴びて16時、別当出合までは160kmの運転だから到着時には真っ暗になっているだろう。明日の早朝出発に備えて、登山口などわかるかな、と心配になる。白山ICで下りて、別当出合まで約60km。途中でコンビニに寄って今夜と明日の食料を調達。道路は全面舗装だが、人里から離れるとトンネルの多いのに驚かされる。市ノ瀬ビジターセンターを過ぎると、道幅は狭くなるが、離合に苦労するほどではない。標示に従って別当出合の駐車場に到着。駐車場はガラガラ。てっきり別当出合センターの駐車場に到着したもの思ったが、建物は何もない。ペンライトで照らしながら様子を探る。説明板で、この駐車場から別当出合センターまでは山道を約10分歩く必要があることがわかって一安心。でもトイレは何処かな(こんな広い駐車場にないみたい)? 翌日の準備を済ませ、軽く夕食を摂って、20時頃に座席を倒すといつものようにバタンキュウ。
 


左: 正面に龍王岳と大汝山を眺めながら下山 翌日訪問予定の白山(中央奥) 右: 三ノ越 (山頂が五ノ越らしい)


左: ついでにミクリガ池へ 後方は奥大日岳 右: 申し訳なさそうに剱岳が(中央奥)
HOME
inserted by FC2 system