ひとり山歩き555: 宇都宮市の羽黒山から西側の低山を河谷山、大館山、矢倉山そして妙見山と周回してきました。展望は殆ど得られませんでしたが、小籔の尾根歩きを楽しむことが出来ました。
羽黒山(458)〜河谷山(310)〜大館山(370)〜矢倉山(409)〜妙見山(330)周回
2014年5月10日(土) 晴れ
1 行
@所要時間 : 自宅(3:40) = ユッピの森自然公園(4:40/4:45) − だいだら坊の岩(5:20) − 参道出合(5:25) − 羽黒山神社(5:45/5:50) − 羽黒山・密嶽神社(5:55:/6:05) − 林道・今里羽黒線出合(6:20) − 羽黒山北街道旧道口(6:35) − 尾根取付き(ロイヤルカントリー練習場前)(7:10) − 河谷山(△310)(7:25) − 愛宕神社鳥居(8:00) − 謡辻(ウトウ)尾根取付き(8:05) − 大館山(370級)(9:05/9:10) − 送電鉄塔(名称不明)(10:00/10:10) − 標高点482(11:30) − 舗装道出合(12:10) − 林道・大蛇場線入口(12:30) − 矢倉山取付き(12:35) − 矢倉山(13:25/13:35) − 林道(名称不明)出合(13:55) − 妙見山取付き(14:05) − 妙見山(14:40/14:45) − 林道(名称不明)出合(14:50) − 舗装道出合(15:10) − ユッピーの森自然公園(16:20) = 自宅(17:25)
Aルートマップ
B写真集

2 自宅 − ユッピーの森自然公園
 今シーズン最後の残雪歩きで、錫ケ岳へ行ってみたいと考えていたが、群馬側(片品村)の天気がパットせず諦めた。掲示板に投稿のあった@宇都宮さんの羽黒山西周を辿ってみることにした。@宇都宮さんと全く同じルートをなぞると時間切れになってしまうので、高館山と青嵐峠は通らずに、矢倉山と妙見山を経由することにした。
 @宇都宮さんとは逆廻りで、最初にに羽黒山を訪ねることにした。駐車地はヤマレコで調べて、今里の東北道に接するように位置するグランドの駐車地とするか、東北道をくぐってユッピの森自然公園にすることにした。歩き始めは十分明るくなる4時半を目標に家をでた。羽黒山付近へは出かけたことがないが、いつものようにカーナビ任せ。東北道手前で駐車候補地のグランド横を通過時、駐車場は10台程度で、もし何かの行事があると迷惑をかけそうで、そのまま東北道を潜ってユッピーの森自然公園に進む。駐車スペースは10台程度だが、ここなら安心。しかも立派なトイレまで設置してある。

3 羽黒山へ  尾根伝いに羽黒山へ 登山道や参道は明瞭で歩きやすい
 参道からスタートも考えてみたが、山歩きに来たのだから駐車地から、尾根をたどって見ることにした。ユッピーの森自然公園は遊歩道が入り込んでいるが、だいだら岩の標識に従って擬木の丸太階段登りからスタート。東屋の先からはほとんどが植林の尾根歩き。踏跡は明瞭で歩きやすい。標高点331ピークにはだいだら岩0.6kmの道標があり、要所要所に標識があるので迷うようなことはない。だいだら岩/参道分岐はどちらへも0.2kmなのでだいだら坊の岩に進んでみる。岩の基部に石祠が2基、しめ縄も張ってある。
 分岐まで戻り、参道方面に進むと、右後方から参道を合わせる。この先は幅広の参道歩きで、舗装道を横断するとカラッソ坂で側道は174段の擬木丸太階段の急登で、これを登り切ると展望台に達する。カメラマンが二人(本日出逢ったのはこの二人だけ)が撮影に熱中していた。筑波山を遠望して茶店(羽黒山荘?)の横を通って更に進むと羽黒山神社の鳥居に達する。賑やかに幟の立つ石階段を登って行くと、途中に推定樹齢450年の宇都宮市指定天然記念物の夫婦杉がそびえている。更に階段を登って行くと羽黒山神社で梵天が目につく。
 神社から舗装度を緩やかに下ってゆくと、下野新聞社、NHKFMや旧建設省等のアンテナが目に入る。その中間に富士見の穴なる展望地があり、これから進む尾根筋が展望できる。日光連山は生憎雲の中。旧建設省のアンテナの先が密嶽神社で、この左手の踏跡へ進むのだが、三角点を見逃してしまったことに気付く。Yoshiさんの記録に舗装道の一部になってしまっているという、いうことを思い出し、来た道を戻ってみるとすぐに見つかった。ここが地形図では羽黒山となっているが、羽黒山神社の方が少しばかり高い。


左: 駐車場からスタート 右: 擬木丸太階段と東屋


左: だいだら岩/参道分岐 右: だいだら坊の岩


左: 参道 右:カラッソ坂


左: 展望台から筑波山方面 右: 羽黒山神社の鳥居


羽黒山神社


羽黒山頂の富士見の穴から 左: 送電線の奥の尾根を縦走 右: 日光連山は雲の中


左: 三角点は道路に埋没 右: 密嶽神社

4 河谷山と大館山  前半は際のだけヤブ 後半は東電巡視路歩き 展望は期待できない ツツジには遅かった
 密嶽神社の左手から明瞭な踏跡をジグザグに下ってゆくと、舗装した林道今里羽黒線に出合う。これを道なりに下ってゆくと、太い舗装道に出合う。北上すると、左手にロヤルカントリー入口の標識を見る。ここが羽黒山北街道旧道口(@宇都宮さんのマップに倣う)。ここから北西に道なりに進んでゆく。途中で二十三夜塔を見かける。昔の人は現在みたいに娯楽が少なかったので、ワイワイがやがややったのであろうか。今では十五夜しか残っていないようだ。
 自動車の往来の少ない舗装道を小一時間歩くと、ロイヤルカントリーが左手に、右手にはソーラ発電設備を見る。このすぐ先のゴルフ練習場の前から尾根に取り付く。尾根筋は篠竹ヤブが蔓延っているが、苦痛になるほどではない。三角点310.2ピークにSHCカワスミさんの河谷山なる青標識を見た。カワスミさんはこのように地形図には記載されていない山に山名板を掲げている。地元で聞き取りして山名板を取り付けているのであろう。このような山名板には頭が下がるが、二番煎じあるいは三番煎じで必要もないのに自己顕示欲で大きな山名板をぶら下げる輩には爪の垢を煎じて飲ませたい(ちょっときついが)。篠竹ヤブを漕いで少し下った鞍部はヤブ払いしてあり沼原線鉄塔108を見る。その先では紅白鉄塔(名称確認せず)の横を通って下ると、愛宕神社の石祠2基を見かける。さらに下った岩の基部に小さな石像が祀ってある。そこからは階段を下って愛宕神社鳥居を潜り舗装道歩きとなる。
 300メートルほどの舗装道歩きで、県道159号の謡辻(ウトウ)の交差点に出合、ここから三度目の尾根に取付く。尾根筋は篠竹ヤブが蔓延っていて、時々緩むを繰り返しながら進んで行く。鉄塔252からは巡視路が続き楽な歩きとなる。370m級ピークにSHCカワスミさんの大館の山名板を見る。この縦走尾根の左右に送電線がはしっているので、尾根上に巡視路を設けているようである。中栃木線Bの鉄塔や東電の土地借受標示板などを見かけるが、展望は全くと期待できない。所々で樹木の隙間からの羽黒山の山頂部が見える程度。冬場に歩けばもう少しは展望があるかも。名称未確認の紅白鉄塔で西側が開けたので、ここでエネルギー補給の小休止。ここからはこれから行く482ピークとその右手に飯盛山(尖って見えないので、少し??)、日光連山は鉄塔の梁で邪魔される。
 鉄塔からの下りはヤブで踏跡が見えなくなったが、方向を合わせて登り返すと再び踏跡が現れる。その後、作業道に出合うも深追いはせずに尾根筋をたどる。標高点449は東側を巻いて通過、羽黒山を枝越しに瞬時展望して標高点482ピークを通過(特記事項なし)。ヤブっぽい急斜面を下ってゆくとトゲとツルの植物に悩まされる。トゲは指先に刺さると痛いし、ツルは振りほどくのに時間がかかるで面倒なヤブだ。途中で作業道に出合い、トゲとツルに我慢ならず、尾根から外れて作業道を辿って舗装道(名称不明)に下山。下山予定地点(林道矢八畑線入口)よりも300メートル程西側に下りてしまったが、舗装道歩きの方がはるかに楽。@宇都宮さんは青嵐峠からここに下っているが、自分は青嵐峠と高館山は1月12日に篠井富谷連峰(ひとり山歩き542)で歩いているので止めて、当初計画通り矢倉山と妙見山へと向かう。

左: 密嶽神社からの踏跡 右: 羽黒山北街道旧道口(名称は@宇都宮さんのマップに倣う)


左: ロイヤルカントリー 右: ソーラー発電設備


左 : 河谷山(三角点310.2) 右: 沼原線鉄塔108


左: 愛宕神社の石祠(他に1基) 右: 階段最上部の石像


左: 愛宕神社の鳥居 右: 謡辻(ウトウ)尾根に取り付く


篠竹ヤブ有り無し交互に(どちらかと言うとヤブ有りの方が多い) 左: 篠竹ヤブ 右: ヤブなし  


左: 鉄塔252 右: 大館山(370級ピーク、地形図に記載なし)


左: 中栃木線鉄塔B付近からはこのような明瞭な踏跡(巡視路を兼ねている?) 右: 鉄塔(番号不明)から482ピーク、右は飯盛山?


左: 482ピーク付近から羽黒山 右: 449ピーク付近のヤマツツジ(本日は名残りのヤマツツジが少々)

5 矢倉山と妙見山 尾根先端から取り付くこと  わざわざ登るほどのやまではない
 大蛇場林道に入ってすぐ先の左手に作業道を見かけた。入口にイノシシ用のくくりわなを仕掛けてあるとの張り紙を見る。尾根先端から取り付くのが正道だが、疲労がたまっているせいか、少しでも楽しようと作業道に入ってしまった。作業道は途中でヤブで消えてしまい、。仕方なしに樹木の助けを借りながら急斜面を尾根上目指す。尾根上にでるとヤブは殆ど無い。尾根先端から取り付けばば楽勝だったのに!! 矢倉山にはRKさんと栃木の山紀行のプレートを見る。展望は全くない。地形図記載の山を全制覇するような人以外には、登る価値はない。 下山は適当に方向を決めてくだってゆくのだが、篠竹やツツジの藪が少しうるさい。途中で出合った作業道を辿って林道(名称不明)に下山
 林道に横たわる倒木や、ヤブで取り付くべき尾根先端が見えない。適当に取り付くと、尾根は沢の左(北)側に見えて、軌道修正に強烈な藪こぎをさせられる。どうにか尾根上に着くと、先刻の矢倉山と同じようにヤブは少ない。妙見山の山頂と思しき場所にRKと栃木の山紀行のプレートを見る。10分程南東に下ると、林道に出合った。この林道から東北道方面に下る踏跡が見つからず。林道をゆるやかに下ってゆく。方向が東北道からすこしづつずれているが、下っているので無理にヤブを漕ぐ必要はないと判断したのだが、途中で東北道方面へ下る踏跡を見つけてこれを下ることにした。田んぼの廻りに動物避けの柵を設置した場所に下った。柵の外回りはぬかるんでいて踝まで泥まみれとなってしまった。その先で舗装道に出合って無事に下山終了(先刻の林道をもう少し粘ればやがてはここに着くことは予想できたのだが)。
 駐車場までは約4kmの舗装道歩き、いつものことだが下山後に登山靴で舗装道を歩くのは辛い。松田新田付近で羽黒山を写真に撮って歩いていると、強風で帽子を吹き飛ばされる。あご紐を着けていたから多すかった!! 東北道手前で右手にグランドを見る。その駐車場は10台程度。なにか行事があると困るので避けた方が良いだろう。ユッピの森自然公園へは少しばかりの幟だが、かなりきつかった。今日hあ尾根上では風があったから助かったが、無風だと暑くて途中退却となったかも。


左: 大蛇場林道入口から飯盛山 右: 矢倉山への取付き、もう少し先の尾根先端から取り付くべきだった


左: 標高320あたり、尾根上のヤブはこの程度 右: 矢倉山 RKと栃木の山紀行の山名板


左: 林道の倒木(妙見山取付き付近) 右: 妙見山 RKと栃木の山紀行


左: 松田新田から羽黒山(左奥) 右: 東北道手前のグランド(駐車場は10台程度?)
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