ひとり山歩き546 : 今市の低山(茶臼山、毘沙門山、刈場山、富士山)へ行ってきました。一週間前の記録的な降雪でまだ山中は残雪で覆われ、スノーハイクを楽しむことが出来ました。
今市低山(茶臼山・毘沙門山・刈場山・富士山)スノーハイク
2014年2月23日(日) 晴れ
1 行程
@所要時間 : 自宅(5:00) = 茶臼山登山口(6:20/6:30) − 茶臼山(7:05) − 毘沙門山(9:00/9:10) − 下山(舗装道出合)(10:40) − 刈場山取付き(11:15) − 刈場山(12:00/12:15) − 下山(林道出合)(12:45) − 富士山取付き(13:10) − 富士山(13:40/13:45) − 下山(富士浅間神社鳥居)(14:10/14:20) − 茶臼山登山口(15:40/15:50) = 自宅(17:15)
Aルートマップ
Bウォッちず : 茶臼山登山口 毘沙門山 刈場山 富士山
C写真集

2 自宅 − 茶臼山登山口
 一週間前の記録的な降雪で高山はやめて、今週は今市の低山でスノーハイクを楽しむことにした。茶臼山、毘沙門山、刈場山、富士山、名野山、大山、前山を周回する計画を立てた。残雪が多いと思われるので、すべての山頂を踏むのは難しいだろう。臨機応変に計画を変えることにしてにして、先ずは茶臼岳からスタートすべく倉ケ崎新田(旧今市市)に向かう。R121の例幣使街道の杉並木は路端に残雪があり、道幅が狭まっている。数えきれないほど冬場にここを通ったが、これほどの残雪は初めて。茶臼山登山口の駐車場が雪で埋もれていないか心配していたが、駐車場には残雪は皆無だった。車載温度計でマイナス4度

3 茶臼山− 毘沙門山  残雪は予想以上 二箇所でピッケルが欲しかった アイゼンは不要
 駐車場に隣接した茶臼岳登山口で写真を撮ろうとウェストポーチを弄るとカメラが入っていない。就寝前の最終準備時にポーチにカメラを入れ忘れてしまったようだ。これでファイト喪失してしまった。後日出直そうとも思ったが、たまには写真なしでも良いかと思い直し、残雪の登山道に進む。最初は杉植林だったが、すぐにコナラが目立つようになる。気温が低いので残雪はよく締まり、足が沈むこともスリップすることもなく歩き易い。急登部をしのぎ、勾配が緩んだ標高480あたりは地肌が現れていた。すぐ先の小ピークの下りになると再び残雪が連続する。展望は枝越しに男体山が伺える程度。標高点517の少し手前で茶臼山の標識を見る(地形図では517が茶臼山になっている)。男体山が枝越しに見える程度で、ここは素通り。
 茶臼山からはゆるやかにアップダウンしながら少しずつ高度を上げてゆく。尾根の上部にケーブルが連続し、小ピークの手前に道標が設置してある。毘沙門山は小ピークの左(西)を巻くようになっている。目前の小ピークには朝日テレビの中継施設が見えているが、カメラがないので小ピークに行ってもしょうもないとトラバースへと進む。ここは雪がついているときは、トラバースよりは小ピークを通ったほうが良さそうだ。足の沈みはせいぜい脹脛程度で踏み抜きがないから気持ちよく歩ける。今日は残雪が多いので、低山でも高山気分でスノーハイクが楽しめる。
 尾根が分岐する小ピークで再び道標が現れ、毘沙門山は左の北西方向を示している。復路はここから北東へ下るので尾根筋を観察しておく。この小ピークからの下りはかなりの急降下だ。鞍部から登り返して、山頂直下は岩稜で残雪はない。岩を掴みながら登っていったが、あまりの急勾配で足が進まなくなる。少し下ってルートを探すと、岩稜の左手に夏道があるようで、急斜面ではあるが2、30cm幅でほんの僅か窪んでいる。左下は樹木はまばらで切れ落ち、右側は急斜面しかも登りは急勾配。ピッケルがほしい!だがそんなものは持ってきていない。万事休す!ここで撤退か。山頂はすぐ上、ここで撤退なんてしたら・・・意を決して夏道らしい箇所を登り始める。左手のストックと右手はピッケル代わりで斜面に突き刺しながら恐る恐る登って行く。夏道の上であるから雪の下は平坦で、足が滑るようなことはなかった。難関を突破すると道標があり、その先は平坦で前方に反射板が見えて山頂部に達した。反射板の手前で、南西に鶏鳴山が目に入った。携帯電話で写真を最後に撮ったのは5、6年前で撮り方を忘れてしまった。少しばかりいじくり回してなんとか写真が撮れた。こんな事は思ってもいなかったので、携帯のバッテリーを充電してこなかったのが悔やまれる。反射板のフェンス沿いに進むと毘沙門山の山頂で、三角点は雪の下。北東が開けていて、高原山がくっきり。
 

左: 毘沙門山頂直下から鶏鳴山 右: 毘沙門山頂


左: 山頂の山名板  右: 毘沙門山頂から高原山


 山頂直下の難所を慎重に下り、尾根分岐の道標ピークに戻る。ここの登りは急でピッケルが欲しかった。ピッケルの助けを借りたいと思ったのは、今日の山行では、毘沙門山直下とここだけ。道標ピークからは往路とは別れて北東の尾根に進む。この尾根筋も植林(今日のルートの99%は植林)で残雪は数センチ。標高420でV字型にターンする作業道を横断、標高360で轍の残る林道を横断し更に尾根筋を下ってゆくと、地形図の鳥居マーク地点(標高360)で今市倉ケ先滝尾神社に出合う。その100m先が舗装道出合で下山地点とする。
 ここからは国道121号大桑バイパスの刈場山取付き目指して約2.5kmの舗装道歩き、携帯のバッテリーに余裕が無いので、写真には撮らなかったが、日光連山や高原山を垣間見ることができた。


左: 今市倉ケ先の滝尾神社 右: 刈場山(左)と富士山(右) 手前は日光市立豊岡中学校 (刈場山の南西約1kmから)
4 刈場山 − 富士山  予想以上の残雪で、計画通りにはゆかず  
 刈場山取付きは国道121号沿いに北進し、急斜面の緩んだ地点とした。植林の残雪数センチの急斜面を登り北尾根を進んで刈場山の西尾根へと進む。取付きから刈場山山頂までの比高はたったの60メートルだが、思ったよりは時間がかかった。山頂には三角点と二枚の山名板。山頂部の大きな穴は何なのだろう。
 次の富士山を目指すには南へ下れば近いが、地形図の破線部に道があるか不明なので東側の道路に下ることにした。尾根通しで下ってきたが、鞍部で目の前の小ピークに登るのが嫌で谷筋に下った。東へ進めば道路に出合うとばかりに地形図を見ずに下ったのは失敗。鞍部で反対側に下れば僅かだが時間短縮ができたのに。残雪を被っ林道に出合いここを下山地点とした。700メーチル程林道を歩き更に100メートル舗装道を歩いた地点を富士山取付きとした。

 取付きからは適当に残雪斜面を登って行くと、すぐに下山者の比較的新しいトレースが見つかった。以降はこれを追って登ってゆく。参道に出合って露岩帯を僅かに登る富士山の山頂で、神社が設置してある(富士浅間神社の奥社か)。神社を一周りして下山にかかる。幾分窪んだ参道を下った標高380に木の祠(写真なし)が祀ってある。更に下った標高360(地形図の鳥居マーク地点)に神社(ここが本宮か)と木の祠。これで終わりでなく、標高350に献灯二基を備えた小さな神社、最後に大鳥居をくぐると国道461号出合いでここを下山地点とした。
 計画ではこれから名野山、大山そして前山と続くのだが、予想以上の残雪で時間がかかり過ぎた。残りの山々は次の機会にすることにして、今日の山歩きをこれで終了し茶臼山登山口まで5.6kmの歩道道歩き(距離はすべて帰宅後GPS軌跡から算出)。地形図のコピーでは道筋が薄いので、メイン道路を歩いたが、家に帰って地図を見ると30分は短縮できたかも(道路歩きが長い場合は地図のコピーも持参した方が良いようだ)。今日の歩行累計は15.9km(内道路歩きは8.9km)、道路歩きが長いが自動車で単座狙いは性にあわないのだから仕方なし。 









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