ひとり山歩き528 : 上日川峠から大菩薩峠経由で大菩薩嶺に登り、復路は大菩薩峠と石丸峠をたどりました。残念ながらガスで遠望は利きませんでした。
大菩薩嶺(2056)
2013年9月10日(火) 晴れ後曇り
1 行程
@所要時間 : 自宅(1:35) = 上日川峠(5:50/6:05) − 福ちゃん荘(6:30) − 大菩薩峠(7:20/7:25) − 雷岩(8:25) − 大菩薩嶺(8:35/8:40) − 雷岩(8:50/9:00) − 大菩薩峠(9:35) − 石丸峠(10:10) − 小屋平BS(10:55) − 上日川峠(11:25/11:35) = 裂石温泉 = 鳳凰山中道登山口付近(15:20)
Aルートマップ
Bウォッちず : 大菩薩嶺  上日川峠  雷岩
C写真集

2 自宅 − 上日川峠
 南アルプスの鳳凰岳(中道コースで登り、ドンドコ沢コースを下る)を日帰り登山することにした。最近の天候順で山行がままならずで身体が鈍ってしまった。足慣らしとして前日に軽く山歩きということで、荒船山を候補にしたが、蜂が多いということで断念。12年前に山歩きを初めて四ヶ月後に登った大菩薩嶺(ひとり山歩き17)に登ることにした。栃木から山梨県へ行くのはうまく高速道が利用できず時間がかかる。12年前は一般道だけで4時間15分で上日川峠にゆくことができた。今回は時間対費用を考えて、桶川北本から圏央道に乗り中央道の勝沼ICを経由することにした。上日川峠まで4時間15分で高速料金(夜間割引で1800円)を払ったメリットはない。ナビ任せで、裂石とは異なるルートで上日川峠に達した。先着車はなし。準備をしていると一台入ってきた。

3 上日川峠 − 大菩薩峠 ー大菩薩嶺  生憎のガス模様で遠望は利かず  足慣らしにはちょどよかった
 ロッヂ長兵衛の横の林道に進むと、すぐ先が登山口となる。右下に林道を見ながらカラマツ林を登って行くと福ちゃん荘に達する。ここから唐松尾根で雷岩経由で大菩薩嶺を考えていたが、時間つぶしと大菩薩峠から雷岩の間は西側が開けていて展望が楽しめそう。遅くなるとガスがのぼってきて遠望が利かなくなることが予想されたので、ルートを前回と同じく大菩薩峠を経由することにした。登山道は広く、途中で林道(山小屋用?)と一部重なっている。富士見山荘そしてて勝縁荘と続き、ここから山道になる。ミズナラ、ブナやモミの樹林の中を気持ちよく登ってゆくと、稜線に達して介山荘の間を抜けると大菩薩峠に達した。ここからの展望を期待していたが、晴れてはいるがガスで遠望はきかなかった。南アルプスのごく一部の山頂部が雲の上に微かに認められるだけ。富士山は見えなかった。大菩薩嶺まで行って戻ってくる頃にはガスが切れて、展望できるかもと先に進む。
 登山道は、ガレてはいるが歩きづらいということはない。右(東)手は樹木でブラインドだが、左側は樹木がなく開けているのだが、振り返ると大菩薩湖(上日川ダム)と甲府盆地が見える程度。少しばかり登ると、小さな岩峰でここを親不知ノ頭いうらしい。僅か下った所が賽の河原で避難小屋と多くのケルンが積まれている。途中で岩場や2000メートル標柱(2000年に立てた)を見ながら進む。今日は時間つぶしも兼ねているが、生憎遠望は利かずで退屈な山歩きとなる(12年前も遠望は得られなかった)。この頃になると唐松尾根経由で大菩薩嶺登ったと思しき二人の単独行者とすれ違う。低い岩峰である雷岩に達した。ここでの展望を期待してきたのだが空振り。
 ここで写真を撮っていた先行者の後を追って、先へ進む。雷岩の先からは樹林に突入し泥濘や、ガレ道を10分ばかりゆるやかに登ると、大菩薩嶺で三角点があるだけで展望は全くない。すぐに退散。

左: ロッヂ長兵衛  中: 福ちゃん荘  右: 富士見荘


: 荘介山  中: 大菩薩峠  右: 大菩薩峠と荘介山


左: 雷岩から大菩薩湖(上日川ダム) 中:同じく甲府盆地  右: 大菩薩嶺の山頂
4 大菩薩嶺 − 大菩薩峠 − 石丸峠 − 上日川峠    大菩薩峠からは静かな山歩きができる
 雷岩に戻って、エネルギーを補給する。唐松尾根からひとり登ってきた。駐車場に準備中に着いた単独行者も大菩薩峠方向から登ってきた。往路よりもガスが増えて遠望は全く利かない。前回に引き続いて富士山も拝めず。今日は足慣らしができれば満足としよう。往路を大菩薩峠に戻る途中で夫婦二組とすれ違う。登山者がだいぶ増えるかと思ったが、大菩薩峠までには更に出逢うことはなかった。
 介山荘から上日川峠への道筋を見送って、石丸峠に向かう。この先は樹林歩きで展望はなく、登山者も少ないようで静かな歩きができる。熊沢山の右手を撒いて通過すると、樹木が切れて低い笹斜面となり、石丸峠が見下ろせる。この急斜面を下った石丸峠から方向を変えてカラマツ林の中を西に下ってゆく。途中のカラマツにはコケが付いていて異様な感じ。標高1880より下ると、「登山道変わりました」の小さな標識があった。旧登山道はかなり薄くなっているようだ(いつから変わったか知らないがかなり以前からか。12年前の記録では林道を横断となっているからそれ以降であろう)。地形図を見ると確かに破線とは異なっている。林道に出合って少しばかり林道を歩き再び山道に入る。12・3分下ると、舗装道を横切る。この地点がバス停小屋平(石丸峠入口)。途中で四組の登山者とすれ違う。こちらがわから登る人もけっこう多いようである。
この先で沢を三回渡渉するので、思ったよりもアップダウンがきつい。三回目を渡渉すると左に大菩薩湖への踏跡を分ける。ゆるやかに登って上日川峠に帰着した。ロッヂ長兵衛の駐車場も、南側の駐車場も満杯に近かった。

左: 石丸峠を見下ろす  中: 石丸峠の道標  右: 苔むしたカラマツ

5 鳳凰山登山口へ移動
 温泉で汗を流すために裂石に向かう。こちら側の林道は車が少ないようで、裂石までに対向車はなかった。裂石温泉の雲峰荘に寄る。入浴料500円。この先はカーナビ任せで韮崎市の射撃場を目指す。その先はひとり山歩き529の鳳凰山で記載する。
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