ひとり山歩き503 : 廃鶏頂山スキー場から鶏頂山をピストンして来ました。トレースは明瞭で、よく閉まっていてツボ足で気持よく歩けました。
鶏頂山(1765)スノーハイク
2013年1月11日(金)
1 行程
@コースタイム : 自宅(4:10) = 大丸温泉駐車場(6:25/7:00) = 赤面山登山口(廃白河高原スキー場)(7:30) = 廃鶏頂山スキー場入口(9:20/9:35) − 枯木沼鳥居(10:15) − 廃スキー場最高部(10:50) − 弁天沼(11:15/11:30) − 稜線出合(12:05) − 鶏頂山(12:45/13:05) − 稜線離れ(弁天沼分岐)(13:25) − 弁天沼(13:45) − 枯木沼鳥居(14:25) − 廃スキー場入口(14:55/15:30) = 自宅(17:20)
Aルートマップ
B写真

2 自宅 − 那須・大丸温泉 − 鶏頂山登山口
 茶臼岳から朝日岳のスノーハイクを計画し、前日の天気予報でまずまずの天気と考えて実行することにした。那須岳は風が強いので、本日出掛け(4時)に那須岳ロープウェイ付近の風速をチェックすると、3〜5m/秒で特に強くはないことを確認して家を出た(帰宅後調べてみると、5時から風速は10m/秒になっていた)。装備装着のために道の駅「那須友愛の森」で車を下りると、やや強めの風を感じた。今までの経験から、ここで風を感じると大丸温泉駐車場ではかなりの風が吹いていた。通常の天気予報では本日は冬型の天気が弱まるはずだが、日本気象協会の那須岳(百名山)気象状況によると、高度1500〜1900では20m/秒の風が吹くらしい(計算結果)。このデータも見ていたので、一抹の不安が現実になりそうで嫌な感じ。案の定、大丸温泉駐車場に着くと、強風が吹きまくっている。様子見のために車のなかで休んでいると、車が横揺れし車ごと吹き飛ばされるのではと恐ろしくなる。那須岳に登ろうとすると毎年一回はこのような状況で、すごすごと戻ることがある。
 このまま家に帰るのは癪、ひょっとして赤面山なら登れるかもと、車を那須甲子線へと走らせる。マウントジーンズスキー場を過ぎると道路は真っ白な圧雪状態となる。ちびたスタッドレスでも走るには支障なし。廃白河高原スキー場(道路に沿って、金属板のフェンスが設置されている)の赤面山登山口も、強風が吹き荒れている。これでは強行しても途中で退却は必至で諦めざるを得ない。他に地形図等持参していない。以前も那須岳が強風で駐車場から追い返された時に鶏頂山へ行ったことがる。あそこなら地形図がなくても問題はない。家に電話して、鶏頂山に向かう。日塩有料道路の雪は除雪してあるので、通常走行並みに走れた。ほとんどの車はハウンターマウンテンスキー場へ入ってしまい、その先は対向車に出合うだけ。廃鶏頂山スキー場入口(駐車スペースは3台)には先着が1台。車から下りて準備に入ると、気温はマイナス6度と低いが、無風状態。

3 登山口 − 鶏頂山
 登山口のトレースを見てワカンを装着せず、ザックに括りつける。今日もチェーンアイゼンのテストでアイゼンは持参せず。真新しいワカンのトレースを踏みながら登ってゆく。浅い溝状のトレースはよく締まっていて、ツボ足でも踝以上に沈む箇所は少ない。枯木沼鳥居をくぐって木道に進むと、早くも下山者あり、様子を聞くとごく一部を除くとよく締まっているとのこと。このルートを積雪期に何度も歩いているが、感じとして今日は楽な部類にはいるだろう。枯木沼でカメラ片手にビデ釈迦ヶ岳・中岳・西平岳(左から) (鶏頂山から)オ撮影しながら歩いていて木道から踏み外して、横倒しとなる。その際、カメラが雪の中に埋没してしまい、以降はカメラの調子が悪く、いつもの様に手当たり次第に撮影というわけにはゆかない。
 西コースと合流する手前50メートルほどは、膝下までの沈みで、今日はラッセルはここだけ。廃スキー場最高部からいつもの様に日光連山の写真を撮る。写真撮影で手袋を外すと指先が痛んだり、ボトルホルダーのスポーツドリンクがシャーベット状になっているので気温は低いが風がなく寒いという感じは全くない。廃スキー場最高部からは針葉樹林の中で浅溝状のトレースはしっかりと残っていて歩き易い。針葉樹林帯を抜けると弁天沼で、日差しを受けながらエネルギーを補給して、ストックに替えてピッケルを取り出し、チェーンスパイクを装着する。
 弁天沼からも浅溝トレースは続き、トレース内部は締まっているが、表面は軟雪となっている。急登部や段差部ではチェーンスパイクは刃が1cmと低いので上滑りして、靴に何もにも付けずの“ハカン”と変わりない。そのようなときにはピッケルの助けを借りて腕力で登ることになる。大した苦労もなく、稜線に到達した。ここからは御岳山、釈迦ヶ岳、中岳、西平岳が展望できた。稜線の雪庇はまだ発達していないようだ。
 稜線上には浅溝トレースがかなりの部分で付いている。今までに比べて急勾配箇所や段差部が多く、チェーンスパイクでは上滑りがあり少しばかり無理筋のようである。それでもトレース内部はよく締まっているので足の沈みや踏み抜きはなく安心して登れた。雪山は同じ時期に来ても、コンディションは全く異なるので面白い。楽しようとしたら、降雪から日数が経っているほどよいのだが、いつどのくらい降ったかがわからないからで面白いのだろう。山頂手前に木の鳥居があったように記憶しているのだが、今回は見当たらなかった。トレースがこれを外れているのかな?それとも崩壊してしまった? 鳥居が見えないので首をかしげながら進むと、鶏頂山山頂に達した。 早朝の那須での強風は微塵も感じないほどの無風で空も晴れ渡り、山頂からの展望を楽しむ。釈迦ヶ岳ほど展望が広がらないのが残念。

鶏頂山スノーハイクビデオ


4 復路
 急勾配部での上滑りを防ぐべく、ピッケルをきかせながら慎重に下る。稜線を離れ弁天沼への下りは、滑っても谷底へなどという箇所はないので安心。弁天沼からはピッケルからストックに持ち替える。チェーンスパイクはそのままは履き続ける。午後になると多少は気温が上がってトレース表面は幾分緩んでいたが、特に苦労するようなこことはなかった。 
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